伊丹城跡のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!
伊丹城跡は兵庫県伊丹市にある史跡です。伊丹城は別名「有岡城」ともいいます。現在、伊丹城跡には建物は残っていませんが、石垣や井戸など城の名残があちこちで見られます。
伊丹城跡を一躍有名にしたのがNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」。解説を記した看板が充実しているので、歴史を感じながら巡ってみましょう。
歴史好きな方は伊丹城跡の周辺もチェックしましょう。城跡から徒歩10分圏内には江戸時代の遺構を復元した場所があります。
じっくりと観察すると、ちょっとしたタイムスリップ観光が楽しめます。
また、伊丹城跡の半分は芝生をメインとした公園として整備。お弁当を食べるには最適なスポットといえるでしょう。
伊丹城跡のもうひとつの特徴がアクセスが抜群にいいこと。JR「伊丹駅」の真正面にあります。また、阪急伊丹駅からも徒歩やバスを使ってアクセスできます。
今回は伊丹城跡へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
伊丹城跡の入園料は無料です。常時開放となっているので、気軽に城跡に入れます。
伊丹城跡は伊丹城(有岡城)があったところ。現在は公園として整備されています。また、周辺には江戸時代の名残が残っています。
伊丹城は有岡城とも言われています。伊丹城は国の史跡に登録されており、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で一躍有名になりました。
園内には石垣や井戸跡が残っています。残念ながら建物は残っていないので、自分で城の姿を想像するしかありません。
どうしても気になる方は資料や書籍を片手に城跡を見学するといいでしょう。
城跡の反対側は純粋な公園として整備されています。大きな木もあり、お昼どきはのんびりとした雰囲気が漂うスポット。お昼ご飯にピッタリの場所といえるでしょう。
伊丹城は戦国武将、荒木村重の居城として知られています。大河ドラマの主役にもなった黒田官兵衛は一時、伊丹城に幽閉されていました。少しでも伊丹城の歴史を知っていると、より城めぐりが楽しくなります。
荒木村重は織田信長と関係が深い人物。織田信長が上洛した際は「摂津三守護」のひとりとして頭角を現してしました。
1574年伊丹氏を滅ぼし、伊丹城を「有岡城」と改め、1575年には摂津守に任じられました。
しかし、突如として荒木村重は織田信長を裏切ります。その際、荒木村重を説得するために派遣されたのが黒田官兵衛でした。
荒木村重は説得に来た官兵衛を城内に幽閉。激怒した織田信長は1579年に有岡城を攻め落とします。荒木村重は1586年に堺で亡くなったと言われています。
このような歴史を少しでも知っていると、伊丹跡めぐりが楽しくなるでしょう。
階段を上がると普通の広場に見えますが、あちらこちらに城の痕跡が見られます。伊丹城があったときは、もっと広大な面積だったそうですよ。
こちらが伊丹城の現役そのままの石垣です。この石垣は伊丹城城郭において最古のものです。よく見ると大きな石、小さな石が乱雑に置かれていることがわかります。
それでもこの石垣は崩れていません。きっと、不思議な印象を抱くことでしょう。
穴のくぼみのようなスポットは井戸跡。いったい、どれくらいの深さの井戸があったのでしょうか。井戸跡をじっくりと観察し、想像を膨らませるとおもしろいですよ。
石が並んでいるように見えますが、これは建物の礎石です。残念ながら建物のイラストがないので、自分で想像する必要があります。
城跡を観察すると、このような石碑を見つけました。これは明治時代に建てられた石碑。
当時、伊丹城は荒れに荒れていたそうですが、整備することへの決心をこの石碑に託したのです。
伊丹城跡は1975年に発掘調査が開始され、1979年に国の史跡に登録されました。
外から見るとこのような感じ。堀も残っています。なお、堀にも入ることができます。また、石垣も美しく整備されています。
この角度から見ると、城の全貌が想像できることでしょう。
こちらは駅方面から撮影したもの。この角度から見ると普通の公園に見えるはず。ぜひ、JR伊丹駅に行ったら、伊丹城跡をじっくりと観察してみましょう。
伊丹城跡のもう半分は完全な公園です。のんびりとお弁当が食べられます。ただし、ボール遊びはできないのでご注意ください。
伊丹城跡のもう半分は公園として整備されています。緑色のコンクリート床のように見えますが、これは人工芝です。
ただし、普通の公園にあるような遊具はありません。
少しわかりにくいですが、これが先ほどの人工芝の拡大写真です。人工芝ですが、とても芝は薄い状態。
少しだけフワフワしていますが、基本的には硬いです。子供を遊ばせるときは気を配ってあげてくださいね。
これだけ広い場所ですが、園内でのボール遊びは禁じられています。周辺はビルがたくさんあるので、ボールが窓に当たったら大変!
また人が多いので怪我をさせる可能性が高いです。ボール遊びは絶対にやめましょう。
園内に見えるのは大きな木。大きな木の下にはベンチがあります。ここで、お昼を楽しんでいるビジネスパーソンを見かけました。
この木のおかげで、ほどよい日陰になっています。夏でも直射日光を避けられるでしょう。
高い塔のように見えるのはエレベーター。このエレベーターは地平とつながっています。したがって、車いすの方でも伊丹城跡の公園部分は散策できます。
伊丹城跡の近くには商業施設がたくさん。商業施設でご飯を買って、伊丹城跡で食べるといいでしょう。
伊丹城跡にはトイレがありません。JR伊丹駅や周りにある商業施設のトイレを利用しましょう。
伊丹城跡を見て、そのまま帰るのはあまりにもったいない!伊丹城跡の周辺には歴史スポットがあちらこちらにあります。
伊丹城跡の周辺には歴史スポットがあります。ここでは伊丹城跡から徒歩5分圏内にある歴史スポットを紹介しましょう。
これは「伊丹郷町の大溝跡」を再現したもの。酒蔵からの排水に利用されたとか。
きっと、水路からはほんのりと甘い酒の匂いが漂っていたことでしょう。「清酒発祥の地」伊丹らしいスポットですね。
産業道路にはこのような看板がありました。江戸時代は「本町通り」と呼ばれ、当時も伊丹のメインストリートでした。
先ほどの看板の隣には江戸時代に活躍した儒学者、頼山陽の唄を記した石碑があります。
西に下る際、多くの旅人が伊丹を通り過ぎたのでしょう。まるで、江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。
伊丹城跡はJR「伊丹駅」から徒歩すぐと好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
伊丹城跡はJR「伊丹駅」の正面にあります。
伊丹駅を出たら橋を渡って、そのままエスカレーターで下りましょう。
エスカレータを下ったら右に曲がります。すると、伊丹城跡の入口が見えるはず。入口から階段を上がって行きます。入口には「有岡城跡」という碑があります。
阪急伊丹駅からもアクセス可能です。阪急伊丹駅からJR伊丹駅までは歩いて15分ほど。伊丹市営バスを利用することもできます。
伊丹市営バスを利用する場合は9番乗り場の「JR伊丹駅行き」に乗りましょう。運転間隔は1分〜3分間隔なので、時刻表で確認する必要もありません。
バス停「JR伊丹駅」を降りると、真正面に見えるのは石垣!石垣を正面にして左方向に進み、右に曲がると先ほど紹介した入口に着きます。
「JR伊丹駅」周辺には有料駐車場もあるので車でもアクセス可能です。この駐車場は大型なので、満車になることはまずないでしょう。
伊丹城跡は大河ドラマ「軍師官兵衛」ファンは必見スポット! 歴史が好きな方は十二分に楽しめるスポットです。
伊丹城跡は大河ドラマ「軍師官兵衛」にも登場したスポット。したがって、大河ドラマ「軍師官兵衛ファン」の方にとっては必見スポット。
解説を記した看板が充実しているので、歴史が好きな方にとっては十二分に楽しめると思います。
住所 | 兵庫県伊丹市伊丹1丁目(地図) |
連絡先 | 072-784-8090 |
最寄駅 | JR「伊丹駅」 |
アクセス | JR「伊丹駅」から徒歩すぐ |
営業時間 | 常時開放 |
休園日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり(JR伊丹駅前駐車場) |
公式サイト | http://itami.lg.jp/8423 |
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