今城塚古墳公園へ遊びに行こう!
今城塚古墳公園(いましろづかこふんこうえん)は、大阪府高槻市にある前方後円墳です。6世紀前半に作られたもので、当時としては最大規模を誇りました。現在は国の史跡に指定されています。
今城塚古墳公園の最大の特徴はその大きさにあります。あまりにも大きい古墳なので、全体を把握するのに苦労するかもしれません。
今城塚古墳は誰のために作られた古墳なのか、正確にはわかっていません。一説によると、第26代、継体天皇の古墳ではないかと言われています。
今城塚古墳公園のウリが埴輪祭祀場です。埴輪祭祀場には埴輪が200点以上も並んでいます。その様子は「圧巻」の一言。とにかくすごいので一見の価値はあります。埴輪祭祀場はただ埴輪を並べているスポットではありません。
これは大王のハニワ祭りを再現しています。大王のハニワ祭りを再現しているのは全国広しといえども、今城塚古墳公園が国内唯一。埴輪祭祀場を見ると、歴史ロマンが掻き立てられることは間違いありません。
また、今城塚古墳公園の園内は森のようになっています。そのため、ちょっとした冒険感覚で見学することができます。
今城塚古墳公園のアクセスは至ってシンプル。JR京都線の「摂津富田駅」から市バスに乗りバス停「今城塚古墳公園」で降りると、すぐに今城塚古墳公園に着きます。
また、「摂津富田駅」からのんびり歩くのもいいでしょう。今回は今城塚古墳公園へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
今城塚古墳公園は市バス「今城塚古墳公園」から徒歩すぐと好アクセス。近くには駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
今城塚古墳公園の最寄駅はJR京都線「摂津富田駅」です。「摂津富田駅」からは市バス「南平台経由奈佐原」行きに乗ってください。
バス停「今城塚古墳公園」下車、徒歩すぐです。なお、JR摂津富田駅からは徒歩30分です。今回は今城塚古墳公園からのアクセスを紹介します。
まずはJR摂津富田駅の北口を出ましょう。横断歩道を渡って右へ曲がってしばらく歩くと、女瀬川が見えます。
そのまま川沿いに左へと進んでいきます。ここから、ひたすら川沿いを歩きましょう。周辺はのんびりとした風景が広がっています。
川沿いを25分ほど歩くと、今城塚古墳公園に到着します。とにかく川沿いを北上していけばOKです。
今城塚古墳の見どころは大きな前方後円墳。濠に囲まれた釣鐘状の古墳の規模に驚くはずです。
今城塚古墳の見どころは大きな前方後円墳でしょう。濠に囲まれた釣鐘状の古墳ですが、その大きさに驚くはずです。広場のような大きな空間になっているため、多くの親子がボール遊びや縄跳びをしていました。
また、古墳は少し小高くなっており、林のようになっています。林を探索するのも楽しいのではないでしょうか。
スタンプラリーのように、ナンバーリングや説明ボードを見かけます。したがって、誰でも楽しく古墳を見学できます。しかも、出土した埴輪も観察できるのです。今城塚古墳公園は一日中楽しめるスポットです。
今城塚古墳は高さがあるため、階段が設けられています。一見すると、普通の丘のように見えますね。階段の上には青々とした緑や木々がたくさんあり、ちょっとした森のよう。
子供の探検場所としても最適です。周辺は今城塚古墳が一面に広がっているので、とても気持ちがいいです。土器が飾っているエリアがあり、ここが古墳であることを強烈にアピールしています。
濠は穏やかな水濠になっており、たくさんの野鳥が来ていました。ただし、広場と水濠の高さは同じため、集中豪雨の時は注意が必要です。水濠自体はとても浅く、水底の様子もわかりました。
こちらが水濠と隣接している広場です。広場はとても広いので、球技にはピッタリの場所と言えるでしょう。ただし、写真でもわかるとおり、この広場は低い位置にあります。雨がひどい日は注意が必要です。
道が続いていきますが、道の終点まで古墳になります。歩いてみるとわかりますが、前方後円墳を囲む土地も広いのです。きっと、この古墳に入っている人は有力者だったのでしょう。
それでは、さっそく古墳の上を歩いてみましょう。古墳の上は、このような森が広がっています。あちこちに草木が生い茂っており、雰囲気があります。
古墳の上は広く、高低差も激しく、まさに冒険。ところどころに、木々や草花の名前も書いてありました。まさしく、自然を満喫できる場所といえましょう。
このような、緑の通り道もあります。人工的な道ですが、自然の道に見えるのがポイントです。このように、ぽっかりとできた緑の通り道があれば、子供は絶対に通ってみたいはず。
ただし、草木が高いところもあるので、迷子には注意しましょう。いったん迷子になると、見つけるのは至難の業です。
今城塚古墳は様々なことに使われていたようです。特定の場所では儀式が行われていました。
当時の様子をパネルでわかりやすく解説しています。各スポットはナンバーリングされているので、順番に番号を追うだけで全て回ることができます。
ちょっとしたスタンプラリーのようになっており、十分楽しめます。あちこち見るだけで、古墳、歴史に対する知識も深まりますよ。
こちらは前方後円墳の丸型の端にあたるところです。古墳はあまりにも大きいので方向感覚を把握するのに苦労します。したがって、このようなマークが付いていると本当に助かります。
キツネ注意の立て看板がありました。運がよければ今城塚古墳公園でキツネに会えるかもしれませんよ。
今城塚古墳公園には埴輪のレプリカが見られるスポット「埴輪祭祀場」があります。「埴輪祭祀場」では200点以上もの埴輪が並んでいます。
今城塚古墳公園には埴輪のレプリカが見られるスポット、埴輪祭祀場があります。なお、埴輪祭祀場は展望台「はにわバルコニー」からも見られます。埴輪祭祀場には家、人物、動物など200点以上もの埴輪が並んでいます。
埴輪はきちんと整列して並べられています。その姿はまるで中国の兵馬俑のよう。中には、馬やアヒル、家、人を模した埴輪が所狭しと並べられていました。実物で見ると迫力があります。ぜひ、カメラに収めてみましょう。
今城塚古墳公園にはトイレには見えないトイレがあります。そのトイレは展望台「はにわバルコニー」にもなっています。ぜひ、今城塚古墳を訪れた際は不思議なトイレをチェックしましょう。
今城塚古墳公園にはトイレには見えないトイレがあります。そのトイレには展望台が付いているのです。ぜひ、展望台(はにわバルコニー)に行ってみましょう。
こちらがトイレです。一般の男女トイレだけでなく、車いすや子供用に特化したトイレがありました。
トイレの中はこのような感じです。複数の洗面台が設置されているので、一度に数人が入っても大丈夫です。また、ベビーチェアもあるので、お母さんも安心して使えます。
外には自動販売機があります。ここで水分が補給できます。また1階にはパネルもあって、今城塚古墳の概要を学べます。いよいよ2階に通じる階段を上がっていきます。
2階にはこのようなパネルが飾ってあり、当時の今城塚古墳の大王の杜のお祭りの様子が描かれていました。本当に多くの人がお祭りに参加していたことがわかります。これを見るだけでも、歴史ロマンを感じますね。
展望台(はにわバルコニー)から見えるのは古墳のレプリカです。レプリカ見ると、今城塚古墳の概要がわかると思います。真ん中に見るのが前方後円墳。そして、水色が水濠です。水が豊かに蓄えられているのがわかります。
外側の部分は今城塚古墳の領地ですが、ちょうど釣鐘状になっています。水濠を利用することで、水辺に浮かぶ小島のようにし、墓荒らしから守ったのでしょう。
古墳のレプリカの横には世界地図がありました。そして、目の前に広がっているのが埴輪の隊列です。先ほども書いたとおり、このスポットは埴輪祭祀場として使われていました。ちょうど発掘調査位置にレプリカを置いて復元したそうです。
この復元は日本初の試みです。今城塚古墳は日本だけでなく世界にもアピールしているのです。
今城塚古墳公園は古墳好き、歴史好きの人にオススメ。古墳の大きさを体感できるだけでなく、歴史的な知識も習得できます。また、無理なく古墳の知識が得られるので、子供と一緒に訪れるのもいいでしょう。
住所 | 大阪府高槻市郡家新町48-8(地図) |
連絡先 | 072-682-0820 |
最寄駅 | JR京都線「摂津富田駅」 |
アクセス | 車を利用する場合 国道171号 「今城町」の交差点を北へ、約800メートル「清福寺」の交差点を左へ、3つめの信号を左折 バス・電車を利用する場合 JR京都線「摂津富田駅」より「南平台経由・奈佐原」行きのバスに乗り「今城塚古墳前」徒歩すぐ。または「関西大学・萩谷・萩谷総合公園」行きに乗り、バス停「氷室」から徒歩8分 |
営業時間 | 特になし(今城塚古代歴史館は10:00〜17:00) |
休園日 | 特になし(今城塚古代歴史館は月曜日、祝日の場合は翌日) |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり(約35台分) |
公式サイト | http://www.city.takatsuki.osaka.jp |