魚の棚商店街へお出かけしよう!
魚の棚商店街は、兵庫県明石市にある商店街。海産物、農作物、加工食品の販売店や、飲食店が建ち並ぶ活気のある通りです。新鮮でおいしいものを探すのにオススメのスポット。
魚の棚商店街は、兵庫県明石市にある商店街。全長350mのアーケードに、海産物や農作物、加工食品を販売するお店や飲食店が約110店舗建ち並んでいます。
明石周辺の海は潮流が速く、魚の身が引き締まっていて、特に鯛やタコがおいしいと有名。魚の棚商店街にも、その日に獲れた活きのいい魚が店先にずらりと陳列されています。
場所はJR・山陽電鉄「明石駅」から徒歩3分と好アクセス。お店の人とのやり取りを楽しみながら、買い物をするのはスーパーとはまた違った楽しさがあります。小さなお子さんから大人まで楽しめるオススメのスポット。
今回は、そんな魚の棚商店街を訪れたときの感想を写真とともにレビューします。
魚の棚商店街は、JR・山陽電鉄「明石駅」から徒歩3分と好アクセス。専用の駐車場はないので、周辺にある有料駐車場を利用しましょう。
魚の棚商店街へ電車で行く場合は、JR・山陽電鉄「明石駅」を下車後、南へ徒歩3分です。
明石駅周辺は都市開発が進み、2016年にパピオスあかしが誕生。パピオスあかしの2階にある広場を通って、魚の棚商店街へ行く歩道橋も出来たので、以前よりもアクセスしやすくなりました。
また、大阪方面から車で行く場合は国道2号線を西または阪神高速から第二神明「大蔵谷IC」を降りて、JR・山陽「明石駅」方面へ。姫路方面から行く場合は、国道2号線を東または第二神明「伊川谷IC」を降りて、JR・山陽「明石駅」方面へ向かってください。
魚の棚商店街には、専用の駐車場はありません。車で行く際には、周辺の有料駐車場を利用しましょう。
商店街では、1,000円お買い上げごとに駐車割引券がもらえます。割引券は、お店で駐車券を提示すればもらえます。車を降りるときは、忘れずに持っていきましょう。
割引券を利用できる駐車場は以下の通りです。
@明城パーキング(100台) 300円/時、以降30分ごとに150円
A明石モータープール(76台) 420円/時
B明石駅前立体駐車場(420台) 100円/20分 最大料金1,500円)24時間以内
C妙福パーキング(7台) 200円/30分
@の明城パーキングはお店で配られた割引券がそのまま使えますが、ABCの駐車場では魚の棚事務所で割引券を専用時間券と交換したものしか使えません。また、全てのお店で割引券を配布している訳ではないので、詳しくはこちらをご覧ください。
魚の棚商店街は、新鮮な海産物や農作物、加工品のお店や飲食店などが建ち並ぶ魚市場。店先からは店主の威勢のいい声が聞こえてくる、活気のある通りです。
魚の棚商店街は、全長350mのアーケードに、海産物や農作物、加工食品のお店や、飲食店が約110店舗建ち並んでいます。
明石は、特に鯛やタコなどの海産物がおいしいと有名。近海の明石海峡、大阪湾、播磨灘の海域は潮流が速いため、身が引き締まったおいしい魚が獲れるのです。
魚の棚商店街の始まりは、約400年前。明石城が築城したときに、城下町の線引きが行われ、「東魚町」「西魚町」に町割りされたのが現在の魚の棚商店街の場所でした。
ちなみに、この城下町の町割り設計は、かの有名な宮元武蔵が行ったと言われています。私は明石に住んでいましたが、そんな史実は初めて知りました!400年前に商売が始まった商店街とは、とても歴史を感じますね。
魚屋さんをはじめ、天ぷらや蒲鉾、海産物のお店など明石の海で水揚げされた新鮮な魚介類を扱うお店がズラリと並んでいます。
鮮魚店の「松庄商店」です。魚の棚の名物はなんと言っても、明石特産の海産物!明石で獲れた魚は、港のすぐそばにある市場で競りにかけられたもの。新鮮で活きのいい魚たちが、ずらりと店先に並べられています。
中には生きたまま、ピチピチと動く魚もいて、子どもも大喜び。スーパーでは滅多に見られない光景なので、見ているだけでも楽しいようです。
魚の棚商店街へ行くときは、昼すぎがおすすめ。魚の棚名物「昼あみ」といって、12時30分以降になると、「昼の市」で競り落とされた鮮魚が続々と店先に運ばれてきます。(時間はだいたいの目安)
「獲れたての魚をゲットしたい!」という方は、昼すぎに行くと新鮮な魚が買えますよ。ただし、毎週木曜日は市場が休みで、年末年始やお盆、悪天候の場合は漁がないのでご注意を。
魚の棚商店街の魚はどれも新鮮ですが、イチオシはやっぱり鯛。明石の名産というだけあって、本当に絶品です!私もクロダイのお刺身を購入して、自宅で食べました。
食べると思わず、「おいしい〜!」と声が出てしまうほど。身がプリプリしていて、弾力もあり、スーパーで売られているものとは新鮮さが全然違いました。(スーパーのものがおいしくない訳ではありませんよ!)
頭などのアラの部分も入って2柵で1,000円(写真の刺身は1柵食べてしまってます)。ここで買う魚は、1,000円出してでも食べる価値があったなと感じました。
お店では、「お刺身にもしますよ〜」と声をかけてくれるところもあります。お家で捌くのが面倒な人や苦手な人には、助かりますね。ぜひ、ご賞味くださいませ!
かまぼこや天ぷらを販売している「三ツ星蒲鉾」です。大きなタコの看板が目印。戦後すぐの時代から営業している老舗店です。
明石では練り製品も特産の一つ。いか天やえび天など、オーソドックスな天ぷらはもちろん、明石名物の鯛やタコが入ったものなど品揃えも豊富でした。
ちなみに私は、こちらのお店で鯛のちくわを購入。ビールやウイスキーなどにもよく合い、酒の肴にもってこいの1品でした!
魚の棚商店街には、その他にも天ぷらを取り扱っているお店が5軒あります。ぶらぶらと通りを歩きながら、どこで買うか選ぶ楽しさもありますよ。
海産物、乾物、珍味、塩干などを取り扱っている「大黒屋商店」です。ちりめんやくぎ煮、季節の塩干など商品の種類も豊富。晩ご飯のおかずに、何か1品買ってかえってみてはいかがでしょうか?
明石では、「いかなごのくぎ煮」が有名です。こちらもご飯のお供におすすめなので、春先に訪れるときには、ぜひお土産にどうぞ。
通りにはいろいろな商品を取り扱っているお店が並んでいて、時たま「味見していかへん?」と声をかけられることも。お店の人とのやり取りをしながら買い物をするのも楽しいものです。
おすすめの調理方法や食べ方を聞けば、気さくに教えてくれました。ぜひ、お店の人とのコミュニケーションも楽しんでみてくださいね。
また、魚の棚商店街ではさまざまなイベントも開催されています。「明石まちなかバル」やビアガーデンが開催されるときには、大勢の人で賑わいます。イベントに合わせて行ってみるのも、楽しいかもしれませんね。イベント情報はこちらでご確認できますよ。
魚の棚商店街には魚屋以外にも青果店や美味しい海鮮が食べられる飲食店などが軒を連ねています。ファミリーで行っても存分に楽しめる楽しいスポット!
「魚の棚」というくらいですから、魚のイメージが強いかもしれませんが、魚の棚商店街には他にも青果店や酒屋、飲食店などもあります。特に飲食店では、明石の特産を使用したご飯が食べられるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
「魚の駅」です。1階は「まちかどコミュニケーションスペース」になっていて、イベントなどが催されます。私が訪れたときには、ハンドメイドギャラリーが開催されていました。
また、2階の魚の棚事務所では駐車場割引サービスの手続きも行っています。手続きが必要な方は、お忘れなく。
明石の名物といえば、お出汁で食べる「玉子焼き」。東京などでは「明石焼き」と呼ばれることもありますが、地元明石では「玉子焼き」といいます。
明石名物の明石焼きはたこ焼きのルーツともいわれ、今もなお地元でも愛されている料理の一つ。魚の棚商店街にも、玉子焼きを食べられるお店は7軒あります。
私は今回、商店街の西口近くにある「とり居」さんへ。店頭にテレビ取材時の写真がたくさん飾ってあったので、ここに決めました。残念ながら、店内は撮影禁止だったので写真は撮れなかったのですが、ふんわりとした生地の中に大きなタコが入った玉子焼きでした。
外が寒いのもあって、アツアツのお出汁と一緒に食べると、とても温まります。15個で550円とお手ごろ価格なのも嬉しいポイント。ぺロリと平らげられるので、おやつ感覚で食べられました!
魚の棚商店街では、統一された営業時間や定休日はありません。(毎週木曜日は競りがないので鮮魚店はお休みの場合が多いようです)
定休日は店舗ごとに違うので、行く前には必ず公式サイトを確認しておきましょう。(公式サイトへのリンクはコンテンツ下部の施設詳細にあります。)
魚の棚商店街は、新鮮な魚や練り製品など明石の特産物を買うことができる商店街です。店先から威勢のいい店主の声が聞こえ、活気がいいなという印象。普段のスーパーで買い物をするときよりもワクワクして楽しかったです。
おいしい食材がたくさん並んでいるので、夕飯のおかずを探しに出かけてみてはいかがですか?そんなに長いアーケードではないので、歩き疲れることもありません。商店街を一通り見終わった後は、飲食店でゆっくりご飯というのもオススメです。
買い物時の店主とのコミュニケーションも、商店街ならではの楽しさ。店先でピチピチとはねる魚を見れば、小さなお子さんも喜ぶと思いますよ。
魚の棚商店街の近くには、明石公園やパピオスあかしもあります。パピオスあかしは、図書館やプレイルームなど、家族連れが楽しめる施設なので、ぜひそちらにも足を運んでみてください。
住所 | 兵庫県明石市本町1丁目1-16周辺(地図) |
連絡先 | 078-911-9666(魚の棚事務所内) |
最寄駅 | JR・山陽電鉄「明石駅」 |
アクセス | <電車の場合>JR・山陽電鉄「明石駅」より徒歩3分 <車の場合>大阪方面:国道2号線を西または阪神高速から第二神明「大蔵谷IC」を降りて、JR・山陽「明石駅」方面へ 姫路方面:国道2号線を東または第二神明「伊川谷IC」を降りて、JR・山陽「明石駅」方面へ |
営業時間 | 店舗によって異なる |
休業日 | 店舗によって異なる |
料金 | 入場は無料 |
駐車場 | あり(1,000円ごとの買い物で割引サービスあり) @明城パーキング(100台) 300円/時、以降30分ごとに150円 A明石モータープール(76台) 420円/時 B明石駅前立体駐車場(420台) 100円/20分 最大料金1,500円)24時間以内 C妙福パーキング(7台) 200円/30分 |
公式サイト | http://www.uonotana.or.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル