うめ茶小路のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!
うめ茶小路は大阪の阪急梅田駅からすぐにある古書を中心としたお店が連なる通り。
「和」の雰囲気に包まれた空間が、都会の真ん中と思えない不思議な雰囲気なエリアです。
うめ茶小路は大阪の阪急梅田駅に併設した商業施設「阪急三番街」にある通りです。
2017年のリニューアルオープンで、もともと阪急三番街の北側にあった「阪急古書のまち」がこちらに移転してきました。
その名残もあり、古書を中心に販売されているエリアになっています。
また、古書の通りにふさわしく、うめ茶小路は「和」の雰囲気に包まれたエリアで、都会にありながらほっこりする不思議な空間を作り出しています。
それでは、うめ茶小路へ行ってきましたので、おすすめや感想を写真を交えて詳しくレビューします。
うめ茶小路の見どころはたくさんの古書です。古書店が軒を連ねていて、ショーウインドウのように古書を展示しているので、まるで博物館にいるような楽しみ方ができます。時には掘り出し物を発見して、自分だけの一品が手に入るかも!
うめ茶小路の通りには、古書店が軒を連ねてあり、百貨店のショーウインドウのように古書を展示しています。
古書を買う目的がなくてもぶらぶらと歩いているだけで、まるで博物館にいるような気分に。
時には掘り出し物も見つかって、自分だけの一品が手に入るかもしれません。古書は売り物なので、気に入ったものがあれば、そのまま買うこともできます。
こちらはかなり古い書物ですね。かなり色が後退してしまっていますが、ちゃんと製本されています。糸でつづっていて、今の製本とはずいぶんと違うこともわかります。
昔の本はタイトル部分を別紙でつけていたようですが、長い年月の間、剥がれることもなく無事後世に伝わってきています。
ここにくるまでに、多くの人がこの本を読んできたような、歴史を感じさせますね。
右には漢文の書き下し文のような文字が、左にはアルファベットが描かれています。外国語を勉強した名残のようですね。
『臨時客応接』という書物がありました。お値段は18,000円。
タイトルを見ると、急にお客様が来た時にどう対応するかという本かなと想像できます。
巻き物のような書物がありました。一筆一筆自筆で書かれているようで、とても達筆ですね。
また、絵が描かれている本もあります。こちらは『軍用武者言葉』という書物です。色が入って少しカラフルで、絵もずいぶんと緻密になっています。
地図もありました。なんだか楽しそうな地図で、当時の様子がここからわかります。
地域の名前などが細かく描かれてあり、今もよく聞く地名を見ると親近感がわきますね。
絵が描かれている書物です。写真やコピーの無い時代はこんなふうにいろんなものを実際に書き写していたのでしょうね。
書物も高価な時代です。みんなひとつずつ手書きで写して勉強したこともうかがえます。
うめ茶小路の古書通りは、書物だけでなく絵画もあります。
浮世絵でしょうか。色使いが独特ですね。浮世絵は当時の人々の生活スタイルが描かれているものですが、こちらも当時のスタイルを反映して女性たちがみな着物を着ています。
髪の毛も綺麗に結っていて、当時の女性たちの生活スタイルが垣間見られますね。
骨董品や古銭などもありました。
重々しい雰囲気があり、古い時代の香りがそこはかとなく感じられます。
壺でしょうか花瓶でしょうか。形や色、模様が違ういくつもの種類がありました。
こちらは古銭です。ずいぶん古い時代のものもあり、小判もありました。小判なんてなかなか見る機会がないので面白いですね。
こちらには100円銀貨がありました。年代別にセットになっていて、変化が手に取るようにわかる仕組みになっています。
東京オリンピックの記念銀貨もあり時代を感じさせますね。
紙幣もあり、懐かしの500円札も発見!
こちらは書道のときに使う水差しと、書道に押す印が売られているお店です。
色々な種類があります。水差しは穴が開いていて、水が入れられるようになってあり、印は持ちやすいようとっての部分がつけられたり、装飾されたりしています。
なんと人体がありました。ミイラかと思ってドキッとしましたが、体中に何か文字が描かれています。
人体のツボを表す人形のようです。骨や血管に合わせていくつもの文字が並んでいました。こういうもので医学の勉強をしたのかもしれませんね。
うめ茶小路は古書を始め、古いものがたくさん置かれていますが、新しい現代的なものも置いてありました。
和の空間ではあるものの、和にこだわらないものもあり、若者のショッピングスポットでもあるようです。新しいものに古いものが混在した不思議な空間となっています。
こちらは「梅田時計倶楽部」という時計屋さんです。和の懐中時計のようなものが置かれているかと思いきや、普通の若者が好むような時計がたくさん置かれていました。
時計の専門店は最近見なくなってきたので、こういうショップがあると便利ですね。あれこれとたくさんの時計の中から選べそうです。
実はこちらはメガネ屋さんです。組み木したカウンターの木の質感が優しい、とても雰囲気のあるナチュラルな空間ですが、普通のおしゃれメガネを販売しています。
メガネに特化したお店なので、店員さんにいろいろと聞きながら最適な一本を買うことができますよ。
パンプスショップという名の通り、パンプスばかりたくさんの種類が売られているお店です。カラフルな色使いで街行く人の目を奪っていました。
若い世代の人が気軽に入れるお店も混在しているので、古書や骨董などにも興味がわく若者も増えるかも知れませんね。
うめ茶小路にはトイレはありません。周辺の施設で利用するのがよいでしょう。
うめ茶小路には、トイレがありません。場所は、阪急三番街ですので、阪急三番街のトイレが利用できます。
阪急梅田駅など、大きな駅が近くにあり都会の真ん中なので、トイレは各施設で容易に見つけることができるので、特に困ることはなさそうです。
うめ茶小路は書道好きな人や、昔の和のものが好き方におすすめです。
昔の文字を見るだけでも学ぶことも多く、古い道具もウィンドウ越しに見ることができ面白いと思います。
また、うめ茶小路の通り自体が、ちょっとした博物館のようにも感じられますので、小さいお子さんより、少し大きい歴史好きなお子さんと一緒がよさそうです。
歴史の破片を探しながらこの通りを探索すると、色んな発見があるかもしれませんね。
うめ茶小路の最寄り駅は阪急梅田駅。紀伊国屋書店の横が、うめ茶小路の入口です。
最寄り駅が阪急梅田駅のうめ茶小路には、駅から徒歩約3分で到着します。
阪急梅田駅は広く改札口も複数個所ありますが、うめ茶小路に行くのであれば中央改札から出るのがいいでしょう。
中央改札を出て下の広場へと進み、ビッグマンと呼ばれる大きなモニターの右側にある紀伊国屋書店の横に、うめ茶小路の入り口が見えてきますよ。
住所 | 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1丁目1―2(地図) |
連絡先 | 店舗による |
最寄駅 | 阪急梅田駅 |
アクセス | 阪急梅田駅より徒歩3分 |
営業時間 | 店舗による |
休園日 | 無 |
料金 | ― |
駐車場 | 阪急梅田駅駐車場 24時間 料金 600円/1時間(以降300円/30分) |
公式サイト | http://www.h-sanbangai.com/floor/1f_s.html |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル