先斗町の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
先斗町(ぽんとちょう)は京都市中京区にある花街で、京都らしい趣きのある街並みが、フォトジェニックなスポットとして大人気です。
京都市中京区にある先斗町(ぽんとちょう)は、賀茂川のほとりにある一角。
昼間は、石畳の町並みに京都の趣を感じることができ、夜になると、暗闇の中に輝く提灯やお店の電球など花街らしさが際立ちます。
昔ながらの京都の風情や趣を醸し出す、この一角は、フォトジェニックなスポットとしても大人気。
今回は、そんな情緒あふれる先斗町へ行ってきましたので、おすすめや感想を画像を交えて詳しくレビューします!
先斗町は、花街ならではの「べにがら格子の家」が立ち並び、趣のある街並みが見どころです。大小の路地が入り組んでいる通りにも風情を感じ、はんなりとした非日常の雰囲気が味わえます。
先斗町の見どころは何と言っても花街ならではの街並みです。
花街もずいぶんと縮小されつつある中、先斗町はまだまだかつての趣きを残しています。
先斗町は「ぽんとちょう」と読み、なんとも不思議な響きの名前ですが、ポルトガル語から来たと言われています。
そして、町とつきますが、町名ではないそうです。京都の花街はいくつかあるものの、こちらの先斗町は祇園の花街とともに有名です。
細い路地に立ち並ぶ先斗町の昔ながらの家並み、街並みを見ながらぶらぶら歩いていくと非日常の雰囲気を味わえます。
家の前にある防護柵は犬矢来(いぬやらい)です。泥棒除けや外壁を守る泥よけのためにつけられているそうです。
番傘も京都らしいですよね。番傘は、昔お客に貸し出した傘だったそうなので、こちらでもその名残があるのかもしれませんね。
先斗町はもともと狭く細い通りなのですが、その中にさらに細かく細い通りができています。狭い路地がたくさんあり、家々が密集しているのが、よくわかります。
これだけ細い路地だと自転車ひとつ置くのもなかなか大変ですね。暗闇の中の明かりがほっこりします。
こちらは家の中です。畳の小上がりやふすま、障子のある部屋の様子は、まさに昔ながらの日本の家を彷彿させます。格子の扉もまた情緒がありますね。
2階部分です。先斗町にはこのような店と居住部分が一緒になっているようなお店がたくさんあります。
高さもそう高くはなく、なんとなく手を伸ばせば届いてしまいそうな雰囲気です。
このように、都会とはまた別の非日常な雰囲気が味わえるのが先斗町なのです。
先斗町には飲食店がたくさんあります。おなじみのチェーン店も先斗町ならではの仕様になっているので必見です!
先斗町にはおなじみの飲食店のチェーン店も多く存在しています。
こちらはラーメンでおなじみの「天下一品」のお店です。チェーン店ですが、かなり雰囲気が違っていますね。
「天下一品」は京都が発祥の地。総本店は北白川にあって、ファンの間では聖地といわれているぐらい有名なところなのですよ。
先斗町の「天下一品」は、「味がさね」という名前で、雰囲気も先斗町によくマッチしていて、とても大人っぽい雰囲気ですね。
こちらの天下一品はお茶屋さん仕様のようです。
店の様子は銅でふかれた屋根、お茶屋の共待席などの昔ながらの町屋造りになっているそうで、一見の価値ありです。
ちなみにこちらの「味がさね」は、納涼床も行われ、掘りごたつもあるそうで、鴨川沿いでゆっくりと時間を過ごすのもまた一興ですね。
「かっぱ寿司」といえば、回る寿司というイメージがありますが、先斗町仕様になっています。
一皿いくらというおなじみのお寿司メニューもありますが、サイドメニューも充実していて、お寿司だけではない、まるで料亭のようなお料理が楽しめます。
お値段は少々かかりますが、寿司懐石もあり、ぜいたくなお食事も楽しめますよ。
先斗町は、ほかにも様々なお店がたくさんあります。
ほんのり灯りをともしている感じが、先斗町らしさを醸し出しています。
こちらは「たばこや」という名前ですが、たばこが売っているわけではないようです。
「たばこにしようか」は、「一休みしようか」の意味なのですね。お店はお酒とおばんざいがあり、美味しそうですね。
先斗町は鴨川沿いにあるため、シーズンには「納涼床」が開催され、鴨川の風を感じながら食事ができます。芸妓さん・舞妓さんの発表会の「鴨川をどり」もおすすめです。
あちこちのお店でそれぞれ趣向を凝らした納涼床が開催されるシーズンは、情緒のある町並みで床料理を楽しめる、とても風情があります。
いろいろなメニューがあり、納涼床で食事できることもありますが、シーズン中は込み合うことも多いので、予約しておく方が確実です。
鴨川納涼床の提灯がつけられて、先斗町あげての大イベントです。鴨川沿いにあるお店だけの特権ですね。
こちらも納涼床ですが、「ふらいぱん」さんは、洋風家庭料理。
納涼床といえば、日本料理の懐石料理というのが一般的で、値段もお高いという印象がありましたが、そのイメージとはちょっと違いますね。
バー「アトランティス」の納涼床です。バーの納涼床は先斗町でしかないので、一度は体験してみたいですね。
実際の納涼床はお店の欄干で行うようです。場所によってずいぶん雰囲気が違うようなので、お好みのお店を見つけるのも楽しいですね。
鴨川の風を肌で感じながら、食事を楽しむひとときを、ぜひ過ごしてみてくださいね。
納涼床のほかには「鴨川をどり」もおすすめです。
「鴨川をどり」は、芸妓さん・舞妓さんの発表会。なかなか普段は見られない芸妓さん・舞妓さんの踊りを見ることができます。
春は5月ぐらいにあり、1日3回公演で時間が決まっています。
料金は席によって4300円(入場券・茶券付特別席)、特別席3800円、普通席2000円、お茶席525円です。
お店を利用しない場合は、最寄駅が安心です!
先斗町界隈にはトイレとしての施設はないので、それぞれ利用したお店で使用してください。
お店を利用しない場合は駅で済ませてくることをお勧めします。
先斗町は大人の方が、京都でぷらりと遊びに行くスポットとしておすすめです。
普段の街並みと違う大人っぽい雰囲気の街並みでは、インスタ映えする写真も撮れ、先斗町らしさが楽しめます。
また、バーやジャズ喫茶などもあるので、カップルでしっとり楽しむのも素敵です。
お子さんと一緒の場合は、鴨川をどりなどイベントがあるときに、いかがでしょうか。
先斗町は、京阪、地下鉄、阪急などいろいろな交通網を使って行くことができます。駅からも近く便利な場所です。
先斗町は、鴨川に沿った三条通の一筋南から四条通まで通じる南北500mあまりの細長い石畳の通りを指します。
最寄駅がたくさんあるので、どの沿線を使っても行きやすい場所になっています。
先斗町へのアクセスは、京阪、地下鉄、阪急などいろいろな交通網が使えて便利です。
京阪三条駅、地下鉄東西線三条駅は徒歩5分、京阪祇園四条駅は徒歩3分、阪急河原町駅は徒歩5分で到着します。
京阪祇園四条駅が最も近く、4番出入り口から駅を出て、四条通からまっすぐいくと石畳の通りの先斗町に出てきます。
住所 | 〒604-8015 京都市中京区先斗町四条上る鍋屋町226(先斗町のれん会事務局)(地図) |
連絡先 | 各店舗による |
最寄駅 | 京阪三条駅、地下鉄東西線三条駅、京阪祇園四条駅、阪急河原町駅 |
アクセス | 京阪三条駅、地下鉄東西線三条駅徒歩5分、京阪祇園四条駅徒歩3分、阪急河原町駅徒歩5分 |
営業時間 | 各店舗による |
休業日 | 各店舗による |
料金 | 各店舗による |
駐車場 | 無 |
公式サイト | http://www.ponto-chou.com/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル