美山かやぶきの里の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
美山かやぶきの里は京都府南丹市美山町にある山村集落で、現在もかやぶきの民家が残され、フォトジェニックなスポットとして女性に人気を集めています。
美山町は、もともとかやぶき屋根の民家が多く集まっています。
特に美山かやぶきの里がある地区は、美山町内の北集落にあたり50戸中39棟がかやぶきの屋根。
そのため歴史的景観として価値が認められ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。
美山かやぶきの里には、まだまだ日本の豊かな自然が残されていて、水田や山林などの日本の原風景が楽しめるスポットとして人気です。
また、こちらの集落を通る街道は鯖街道として栄えたところでもあります。
今回は美山かやぶきの里へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
美山かやぶきの里の見どころはやっぱりかやぶき屋根です。冬はとても寒くなり、奥深く雪が積もるため、その景色も素敵です。
美山かやぶきの里は、有限会社として地区の保存を行っているそうです。民家と景観の保存、観光の両立を果たすため、市民が出資して作った会社だそうです。
それだけ景観を守るというのは並大抵の努力ではできないのでしょうね。やはり、かやぶき屋根に積もる雪の景色はとても素敵です。
美山かやぶきの里は景観を楽しむだけでなく、普明禅寺や稲荷神社、美山民俗資料館などもあり、小さな見どころがあちこちにあります。
また、かやぶき屋根の民家は山麓の傾斜地に連なって建てられているため、ちょっとしたお散歩コースとしてもおすすめです。
ベンチなどもあり、休憩する場所もあるのでのんびり過ごすこともできそうです。
のんびり過ごしたい人には、かやぶき屋根の民宿もあり、かやぶき屋根の家に泊まるという体験もできます。
こちらがかやぶき屋根の民家です。かやぶき屋根に雪が降り積もり、とても趣きがありますね。かやぶき屋根はこのように分厚くカヤを重ねて作られています。
カヤはススキのことです。もともと縄文時代に作られていた家の作りだそうですが、こういう家の作り方は日本だけではなく、世界中で作られている方法だそうです。
そして、このカヤは枯れ木になっています。水分があるススキだと腐朽しやすいそうで乾燥させて使います。
その際、耐久性を強めるため燻す場合もあるそうです。
かやぶきの屋根は勾配がかなり急になっているのですが、それは雨漏りを防ぐためにそうなっているそうです。ですが、これだけ燃えやすい屋根だと火事が心配でしょうね。
美山民俗資料館です。営業時間が季節によって変わります。12月〜3月は10:00〜16:00、4月〜11月は9:00〜17:00です。
休館日は年末年始と12月〜3月は月曜です。入館料は大人300円、高校生150円 小、中学生無料となっています。
こちらには古くからの農機具、生活道具など約200点以上が展示されているので、美山の昔の生活を知ることができます。
建物の壁にもたくさんの昔の農機具や生活道具が掛けられています。
この様子を見ているだけでも十分楽しめますよ。
美山かやぶきの里では、お土産を買える売店があります。
美山かやぶきの里にはお土産になるようなものが売っている売店があります。また、食事ができるところや、簡単なカフェなどもあるので休憩をとることができます。
美山町でとれたタマゴです。とても新鮮なものらしく朝採れだそうです。
その新鮮なタマゴで作られたシフォンケーキもありました。ちょっとしたお土産にはいいですね。
美山町で作られたお餅です。中国語でも表記されていて、外国人客が多いことをうかがわせます。
お菓子もいろいろありました。
野菜などもあり、道の駅のようなお店でした。
ただ、なくなり次第終了なので、野菜などは朝早く買わないとすぐになくなってしまうようです。
ギャラリーと一緒になったカフェもあります。
ソフトクリームやコーヒーなどをいただくことができますよ。
中は畳になっていました。
美山かやぶきの里は道路わきの売店にトイレがあります。
美山かやぶきの里には道路わきのわかりやすいところに売店があり、その近くにトイレがあります。
表示もわかりやすいので、すぐに見つかると思います。
ただ、あまり大きくてきれいなトイレではありません。洋式トイレもあるにはありますが、全体的には暗く小さく狭い印象です。
おむつ替えシートやベビーチェアなどのベビー関連設備はなく、車椅子用の広いトイレもありませんでした。
美山かやぶきの里へは、JR京都駅から嵯峨野山陰線に乗車し、JR日吉駅下車。南丹市営バスに乗り換えて美山かやぶきの里駅を目指します。
美山かやぶきの里は集落だけに公共交通機関を利用するにはやや不便な場所にあり、美山町に直接乗り入れている鉄道や、高速道路はありません。
美山かやぶきの里に行く前はある程度利用交通機関を調べていくことをおすすめします。
公共交通機関を利用する場合、JRを利用するといいでしょう。
まずはJR京都駅から嵯峨野山陰線に乗車し、JR日吉駅下車します。それから、南丹市営バスに乗り換えて美山かやぶきの里駅で下車します。
バスは1時間に1本ぐらいしか出ていないため要注意です。
また、雪の季節は美山かやぶきの里が一番素敵な時期なので、ちょうど1月から2月のこの時期にこちらでは雪灯廊のイベントが開催されます。
イベント時は、京阪京都交通から季節限定のバスも出るため、利用するのがおすすめ。JR京都駅から美山への直通バスなので便利です。
京阪樟葉駅前や長岡京から出ているものもあるので、上手に利用するといいですね。ただ、事前の予約が必要です。インターネット上から予約することができます。
自動車で行く場合は京都方面からは約90分、大阪方面からは、約80分で到着です。
駐車場は売店の横にあります。
どこにでも駐車できそうでしたよ。
美山かやぶきの里は親子連れにぴったりです。
美山かやぶきの里は集落の独特な街並みが見られるので、写真好きの方にはピッタリのスポットです。
また、自然も豊かなので、子供も楽しめること間違いなしです。
大きな声を出してはしゃいでも大丈夫ですし、見どころがあちこちにあって、1日中楽しめますよ。
冬には雪も積もるので、雪を楽しむこともできます。
ほかには語り部ウォークもおすすめです。地域の語り部と一緒にお話を聞きながら回ることができますよ。
こちらの語り部ウォークは事前の予約が必要で、料金は3000円。深く美山かやぶきの里を知りたいと思ったら、このようなサービスを利用するのもいいですね。
住所 | 京都府南丹市美山町北(地図) |
連絡先 | 0771-75-9030 (一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会/観光案内専用ダイヤル) |
最寄駅 | JR日吉駅 |
アクセス | JR日吉駅からバスで約45分 |
営業時間 | 無 |
休園日 | 無 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | https://kayabuki-no-sato |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル