キトラ古墳のの見どころやおすすめを紹介。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細も!
キトラ古墳は奈良県高市郡明日香村にある史跡です。キトラ古墳は歴史の教科書にも登場する有名な古墳。周辺には高松塚古墳や石舞台古墳もあります。
キトラ古墳は高松塚古墳に続き、日本で2番目に発見された大陸風の古墳です。キトラ古墳のポイントは鮮やかな極彩色の壁画。
この壁画には本格的な天文図、四神、十二支が書かれていました。
特に天文図は太陽や月はもちろん、赤道や北斗七星を中心とする星座が描かれており、当時の天文学を知る貴重な資料となっています。
天文図は中国の影響を受けており、中国との交流が盛んであったことも判明。日本の発展を知る重要な手がかりとなりました。
キトラ古墳は2000年に国指定の史跡となり、その後、特別史跡に指定されました。
キトラ古墳の周辺は飛鳥歴史公園として整備されており、誰でも見学できます。なお、石室に描かれた壁画は崩れやすいので、別の場所に移動され保存されています。
また、キトラ古墳には展望台があり、眺望は抜群! ベンチもあるので、お弁当を食べながら景色が楽しめます。
キトラ古墳へは車、バス、徒歩でもアクセス可能。バスの場合は近鉄吉野線「飛鳥駅」、徒歩の場合は近鉄吉野線「壷阪山駅」です。
今回はキトラ古墳へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
キトラ古墳は丘の上にあります。誰でも自由にキトラ古墳を見学可能です。
キトラ古墳は緑に覆われた丘にあります。キトラ古墳の存在感は抜群! 初めて見ると「おっ」と思わず声が出てしまうでしょう。
キトラ古墳は公園として整備されており、自由に見学できます。キトラ古墳は比較的小さな古墳です。できたのは7世紀末〜8世紀初めのこと。
この時期は古墳時代の末期にあたり、小さな古墳がつくられた時代です。「古墳」という言葉自体は聞いたことはあると思いますが、生で見る機会は少ないでしょう。
そういう意味で、キトラ古墳は貴重なスポットです。なお、キトラ古墳からは金や銀を使った副葬品や木棺などが次々と出土。
キトラ古墳はかなり身分の高い人の墓だと推測されています。
キトラ古墳はバス停、駐車場の反対側にあります。道路を渡ってキトラ古墳の入口に進んでいきましょう。
キトラ古墳のある場所は丘になっており、美しく整備されています。まずは緩やかな坂道を上っていきましょう。
キトラ古墳が見えてきました。現在の姿は発掘調査が終了し、公開できるように復元されたもの。実際にキトラ古墳を見ると「おっ」と声が出てしまうでしょう。
その形はまるでUFOのよう。通常の古墳の形とは異なるように見えるかもしれません。キトラ古墳は前方後円墳ではなく、円墳です。
古墳周辺にはロープが張ってありますが、視界には入ってきません。したがって、自然な形でキトラ古墳を観察できます。
古墳のふもとにはキトラ古墳を示す石碑とキトラ古墳を模ったオブジェがありました。
古墳は高い位置にあるので、古墳とのツーショット撮影も簡単に楽しめます。写真を楽しみたい方はお見逃しのないように。
せっかく、特別史跡キトラ古墳を訪れたのですから、解説文をチェックしましょう。キトラ古墳のポイントは内側にあった極彩色の壁画。
キトラ古墳には極彩色の壁画が発見された時の写真があります。壁画は石室の漆喰の上に描かれており、繊細な筆づかいで描かれています。
描かれたのは本格的な天文図、四神像、動物の頭と人間の体を持った十二支像です。特に、キトラ古墳の天文図は当時の天文学がわかる貴重な文化財。
太陽や月はもちろん、赤道や北斗七星を中心とする星座があります。なお、キトラ古墳の星座は中国式です。
このことから、当時、日本と中国との交流が盛んであったことがわかります。
キトラ古墳を見学したら、近くにある展望台にも登ってみましょう。キトラ古墳がある丘の背後には小さな山があります。その山へ登れるように道が整備されています。
最後は急な階段になっているので、ご注意を。急な階段を登りきったら展望台です。
展望台にはベンチがあるので、お弁当が食べられます。風景がとてもいいので、お弁当スポットとしては最適ですよ。
展望台にはキトラ古墳の石材に関する資料もありました。展望台からは石が切り出された山も見られます。
ところで、キトラ古墳の壁画はもろい構造になっていたので、石室から取り外す形で保存されました。その際、古墳の石室は石材で埋められています。
もしかすると、埋める際に用いられた石材も展望台から見えている山から取り出されたかもしれませんね。
展望台からの風景です。小さな山ですが、展望台から見ると周辺が平地になっていることがわかるでしょう。
現在、キトラ古墳の周辺は静かですが、飛鳥時代は賑やかなことだったでしょう。展望台から昔のことをあれこれ想像するのもおもしろいのではないでしょうか。
キトラ古墳の近くに無料駐車場があり、敷地内にはトイレもあります。
バス停の背後にはトイレ棟があります。トイレの中は清掃が行き届いていており、とても清潔でした。トイレはキトラ古墳から近いので、トイレの心配は必要ありません。
駐車場もバス停と同じ場所にあります。駐車場からもキトラ古墳へはすぐ近く。したがって、車でも簡単にアクセスできます。
キトラ古墳は奈良交通のバス停「キトラ」から徒歩1分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
キトラ古墳へはバスもしくは徒歩でアクセスできます。もちろん、楽な行き方はバスです。
バスの出発駅は近鉄吉野線「飛鳥駅」。「飛鳥駅」から奈良交通・飛鳥キトラ線のバスを利用します。バスに乗りバス停「キトラ」で下車、そこから徒歩1分です。
一方、徒歩の場合は近鉄吉野線「壺阪山駅」で降りましょう。「壺阪山駅」からキトラ古墳までは徒歩15分。遠足がてら歩くのもいいのではないでしょうか。
キトラ古墳に行く場合は事前にアクセス方法を考えておくことがコツです。
キトラ古墳行きのバス、飛鳥キトラ線を利用する場合は近鉄吉野線「飛鳥駅」で降りましょう。
このバスはキトラ古墳までダイレクトで行けますが、本数が少ないのがデメリット。必ず、奈良交通のホームページから時刻表を確認することをおすすめします。
徒歩の場合は近鉄吉野線「壺阪山駅」で降りましょう。キトラ古墳は「壺阪山駅」から東1.5キロの場所にあります。
「壺阪山駅」の掲示板にもキトラ古墳の行き方が掲載されています。
ここでは「壺阪山駅」からのアクセスを解説します。「壺阪山駅」の改札を出たら、そこは奈良県高取町。
したがって、高取町の名所が書かれた地図があるので、キトラ古墳の位置をチェックしておきましょう。できれば、キトラ古墳に行くまでの名所も確認しておきたいですね。
改札を出るとタクシー乗り場があります。タクシー乗り場から商店街へ進んでいきましょう。そのまま進むと、2車線の道路に合流します。気にせずに直進します。
そのまま歩くとT字路にぶつかるはず。T字路を左に曲がり、右に道が開けたら右へ曲がります。そのまま直進すると、キトラ古墳に到着します。
キトラ古墳は教科書にも載っている有名な歴史遺産です。
歴史好きな子供がいたら、一緒にキトラ古墳に行ってみましょう。きっと、満足するはず。
また、キトラ古墳がある飛鳥周辺には観光スポットがたくさんあるので、いろいろなスポットと組み合わせてキトラ古墳を見学するといいでしょう。
住所 | 奈良県高市郡明日香村阿部山ウエヤマ136-1(地図) |
連絡先 | 0744-54-2001 |
最寄駅 | 奈良交通バス飛鳥キトラ線「キトラ」 |
アクセス | 電車・バスを利用する場合 近鉄吉野線「飛鳥駅」から奈良交通バス飛鳥キトラ線でキトラバス停下車、バス停から徒歩1分 電車と徒歩で行く場合 近鉄吉野線「壺阪山駅」下車、駅から徒歩15分 車を利用する場合 国道169号を壺阪山駅前の信号で北へ曲がって2分 |
営業時間 | 24時間 |
休園日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式サイト | https://asuka-park/kitora |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル