姫路城へお出かけしよう!天守閣をはじめ、西の丸・百聞廊下など見どころやおすすめを紹介します。
姫路城は、兵庫県姫路市にあるお城。別名「白鷺城」と呼ばれる白く、美しい大天守は見ごたえ抜群。日本で初の世界文化遺産となったスポットです!
姫路城は、兵庫県姫路市にあるお城。法隆寺とともに、17世紀初頭の日本の城郭建築を代表する建造物として、日本初の世界文化遺産となっています。赤松貞範が姫山に本格的な城を築いたのが始まりとされ、大政奉還後の明治2年に国有化されました。
鷲のように堂々と、白く美しくそびえ立つ様から、別名「白鷺城」と呼ばれています。世界遺産ということもあって、平日でも混雑していますが、その美しい姿をぜひ一度は見ておきたいおすすめのスポットです。
今回は姫路城へ子どもと一緒に訪れたので、感想や見どころを写真とともに詳しくレビューします。
姫路城へは歩くと20分ほど掛かりますが、バスを利用すれば5分ほど。周辺には駐車場があるので車で行くにも便利ば立地です。
姫路城は、JR・山陽電車「姫路駅」から徒歩で約20分。
姫路駅の北側へ出れば、目の前に姫路城が見えます。平坦な道をまっすぐ進むだけなので、迷う心配もありません。姫路駅から姫路城へ向かう人は多いので、その人の流れに乗って歩いていけば大丈夫でしょう。
姫路駅からバスで行く場合は、姫路駅北口から乗車し、「大手門前」を降りて徒歩5分で到着します。本数も多いので、乳幼児を連れている方は、バスを利用した方が便利かもしれません。
周辺に有料駐車場があるため、車で行くことも可能です。駐車場マップはこちらで確認することができます。姫路城に近ければ近いほど駐車場は満車も多く道路も混雑するので時間に余裕を見ておきましょう。
姫路城の南側入り口の正面にある駐車場は、「大手門駐車場」。最初の3時間以内は600円で、3時間を越えた1日以内の利用料金は900円となっています。
城内へはベビーカーの持ち込みが出来ません。入城口付近にベビーカー置き場があるので、そちらに置いてから見学しましょう。
近くには有料ロッカーも設置されています。歩く時間が長くなるため、出来るだけ手荷物は少なくした方がいいですよ。
姫路城の入場チケットの購入場所や割引制度についてご紹介します!
入城チケット販売所ですが、平日でもこの混雑ぶり。券売機と窓口での販売を行っていますが、どちらも長蛇の列が出来ています。
姫路城の入城料は、大人(18才以上)は1,000円、小人(小・中・高校生)は300円。就学前の子どもは無料。姫路城の西にある日本庭園「好古園」との共通券は、大人1,040円、小人360円です。
割引制度は30名以上の団体割引が20%、姫路城ループバス(300円で1日乗り放題)のチケットを姫路城で見せると入場料が200円引き。つまりバス代が100円になる計算です。
また、世界遺産登録日の12月11日は入場料がナント無料!
私は今回、共通券を購入しましたが、平日にも関わらず、城内の見学をするのに50分待ち。お城から出た後は疲れてしまい、好古園は次回に先送りすることにしました。
待ち時間が多く、小さなお子さんを連れて回るのは疲れるので、その点も考慮して共通券は購入されたほうが良いかと思います。
姫路城は兵庫県姫路市にあるお城で、平成5年に日本初の世界文化遺産として認定されています。世界中から多くの観光客が訪れる日本を代表するお城の一つ。
姫路城は法隆寺とともに日本初の世界文化遺産となったことで、世界中から多くの観光客が訪れる名所となりました。2015年に改修工事が完了して、以前より美しさを増しています。
世界遺産に登録された理由は、17世紀初頭の日本の城郭建築を代表する建造物として、その価値が認められたためです。
白く美しくそびえ立つ様は、圧倒的な存在感があり、見ごたえ抜群!別名「白鷺城」と呼ばれている大天守は改修工事が行われ、築城から400年以上の歳月が経った今でも、綺麗に保たれています。
姫路城を中心として、お城の周辺一帯は「姫路公園」となっているのですが、園内には芝生広場や姫路市立動物園もあるので、お弁当をもっておでかけするのにちょうど良さそうな場所です。
姫路城内に入らなくても、公園からもその姿を眺めることが出来ます。
城内では、ARやCGを活用した展示や解説を楽しめます。専用アプリをダウンロードし、城内のスポットでスマートフォンやタブレット端末をかざすと、動画や写真と共に詳しい解説が現れる仕組み。ぜひ活用しましょう。
入城口を入って左側は、西の丸です。
西の丸から見える姫路城。とにかく人が多くて、皆さん至るところで写真撮影をしています。
姫路城の西にある百聞廊下の入り口です。この長屋は約300mあり、「長局」ともいわれています。百聞廊下は西の丸を囲むように築かれていて、かつて西の丸御殿で働く女中たちが住んでいたそうです。
百聞廊下は靴を脱いで見学します。備えつけの袋があるので、そちらを利用しましょう。
廊下内には、西の丸や百聞廊下についてのパネルや展示物がありました。(今回は残念ながら人が多く、子どもも連れていたので、じっくり見ることが出来ず……)
百聞廊下から見える姫路城です。遠くから見ても、威風堂々とした圧倒的な存在感を感じます。
春になると場内に植えられたソメイヨシノが満開を迎え、お城のフォルムと重なって最高のシチュエーション。春のお花見シーズンにはぜひ訪れたい場所の一つです。
写真中央に見えるのが、千姫天満宮がある男山。千姫とは徳川家康の孫で、豊臣秀頼の正室だったお姫様です。
大阪夏の陣の後に、本多忠刻と再婚してから姫路へ。千姫はこの百聞廊下から毎日、男山に向かって参拝をしたといわれています。時間に余裕がある人は、千姫天満宮へ参拝しにいってみるのもいいですね。
百聞廊下の出口から撮影した化粧櫓(けしょうやぐら)です。この櫓は、男山を拝む千姫の休憩所として使用されていました。
城外からの攻撃に備える場所として、長屋の西側には格子窓や狭間が並んでいます。格子窓は敵の侵入や矢玉を防ぐためのもの。狭間は矢や鉄砲を放つためにつくられた穴です。
格子窓や狭間は城内の至るところで見られ、姫路城がいかに厳重な防備を備えていたかがよく分かります。
姫路城の大天守へ続く階段です。段数も多いので、小さなお子さんやお年寄りの方には少し大変かもしれません。
姫路城を見学するときには、石垣にも注目です。
石垣は場所によって積み上げた方法が違っていて石の種類も様々。中には大河ドラマで有名になった「黒田官兵衛」がつくった石垣や、ハート型の石(待ち受けにすると良い事がある、なんて噂も)が見られる石垣もあるそうです。
写真の石は、上と下で色が違うことが分かると思います。下の方は雨で苔が生えてしまい、このような色になったとのこと。
姫路城には、1名2,000円でガイドの方と見学することも可能。詳しい解説を聞きながら見学すると、より一層城内めぐりが楽しめますよ。
こちらが天守閣の中の様子です。混雑振りは城内に入っても相変わらず。中は急な階段が多いので、小さな子どもさんや高齢の方は足元に十分に注意して進みましょう。
姫路城に関するパネルや展示物もありました。こちらもゆっくり見たかったのですが、ほとんどスルーして人の流れのままに、次の階へと登ることに。じっくり見る体力も残っていませんでした……。
天守閣最上階からの眺めです。間近に鯱(しゃちほこ)を見ることもできましたよ。苦労して登っただけに疲れを忘れるほどの壮大な景色。
ちなみに最上階には、姫山の地主神が祀られている長壁(刑部)神社があったのですが、こちらも参拝する人で長蛇の列が出来ていました。
本丸から撮影した姫路城です。
本丸にはお菊井戸があります。「1枚、2枚……」とお皿を数える幽霊の話で有名な、お菊さんの井戸です。
その他にも、本丸には歴代の鯱(しゃちほこ)が展示されていました。時代によって形も違うというのは知りませんでした。間近で見ると、とても大きかったです。
姫路城内に飲食が出来るレストランはありません。敷地内での飲食も禁止されているので、ご注意ください(ただし、ペットボトル、蓋つきの水筒のみ持ち込み可)。
売店は、姫路城の入り口付近と姫路公園内にあります。姫路の伝統工芸品やお菓子などの土産ものを販売しているので、興味がある人は立ち寄ってみましょう。
姫路城は白く、堂々とした姿が美しいお城。世界文化遺産ということもありその立派な景観を見られるだけでも満足です。
姫路城は、思った以上に観光客の数が多く、子ども連れで疲れてしまい今回はじっくり見る余裕はありませんでした。平日でもこの混雑ぶりであれば、土日祝日はもっと人が多いのではないでしょうか。
それでも訪れる機会を作ってもう少しゆっくりと見て回りたいなと思ったほど素晴らしいお城です。事前に姫路城の歴史について予習してから行けば、さらに城内見学を楽しめると思います。
城内はベビーカーの持ち込みが出来ず急な階段も多いので、小さなお子さんを連れて出かけるには少々不便を感じるかもしれません。お子さんを連れていくなら、小学生以上がおすすめ。
桜が咲く時期やライトアップが行われる夜に行ってみると、また違ったお城の姿を見ることが出来るでしょう。姫路城は、デートにもイチオシのスポットです!
住所 | 兵庫県姫路市本町68番地(地図) |
連絡先 | 079-285-1146(姫路城管理事務所) |
最寄駅 | JR・山陽電車「姫路駅」 |
アクセス | <電車の場合> JR・山陽電車「姫路駅」より北へ徒歩20分 <バスの場合> 神姫バス「姫路城大手門前」下車後、徒歩5分 <車の場合> 姫路バイパス中地ランプより北東へ15分。山陽自動車道・山陽姫路東ICより南西へ15分 |
営業時間 | 9:00〜16:00(ただし閉門は17:00)※4月27日〜8月31日は9:00〜17:00(閉門は18:00) |
休業日 | 12月29日・30日 |
料金 | 大人(18才以上)1,000円 小人(小・中・高校生)300円※就学前の子どもは無料 |
駐車場 | なし(周辺に有料駐車場あり) |
公式サイト | http://www.city.himeji.lg.jp/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル