仲よし公園

仲よし公園

兵庫県明石市松が丘の住宅街の中にある仲よし公園（なかよしこうえん）。秋の歳時記園や松ヶ丘延命地蔵の祠があるのが特徴です。

仲よし公園は兵庫県明石市松が丘にあります。周囲は県公社松が丘住宅という団地群や一戸建ての住宅に囲まれています。

公園内に秋の歳時記園というエリアがあります。万葉集で知られる山上憶良の秋の野の花を詠んだ句が刻まれています。

松ヶ丘延命地蔵の祠もあります。新興住宅地には珍しい地蔵様が祀られている公園となっています。

今回は仲よし公園へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。

仲よし公園を詳しく紹介します！

仲よし公園の見どころは秋の歳時記園や地蔵様が祀られている祠。風情が感じられる場所となっています。

仲よし公園は住宅街の真ん中にある児童用の公園ですが、中には秋の歳時記園というエリアや地蔵様が祀られている一角があります。

新興住宅地というとどうしても人工的なものばかりとなってしまうのですが、ここには文化の香りがあって風情が感じられます。

秋の歳時記園や地蔵様が祀られている祠が仲よし公園の見どころとなります。



公園の中心にはサークル状のエリアが設けられています。そこにはオブジェなどが配置されていて何やら特別な空間の演出がなされています。

オブジェの1つが石碑になっていて、秋の歳時記園と刻まれています。



石碑のすぐ足元に金属板があって句が刻まれています。

少し文字を縁取る黒の塗料が剥げて見えにくくなっていますが、そこには「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」という句が読み取れました。



もう1つ石のオブジェにも同じ句が刻まれていました。この句は山上憶良が秋の野の花を詠んだ句で、万葉集の中の句として今に伝えられています。

秋の風情をこの仲よし公園に留めておくために秋の歳時記園というエリアは作られたのでしょうね。



もう1つ仲よし公園には風情を感じさせてくれる場所があります。公園の外周に松ヶ丘延命地蔵と書かれた石碑が立っています。

横に階段があって、階段を昇っていった先は公園内となります。行ってみましょう。



そこには小さな地蔵様の祠がありました。歴史のある土地では公園内に祠がある光景もたまには見かけますが、こういう新興住宅地では珍しいですね。

地元の人たちの心の拠り所となっています。

仲よし公園の遊具の種類は？

オーソドックスな遊具が揃っている仲よし公園。静かな公園なので幼い子供を遊ばせるのに最適なところです。

シンボルツリーの周りに遊具が集まっています。遊具の種類としては奇をてらわないオーソドックスなものばかりです。

さすがに住宅地の中なので静かな公園となっています。幼い子供を遊ばせるのにちょうどいい広さで目の行き届きやすいところが利用する側のメリットとなります。



すべり台の高さはそこそこで、子供たちの面倒が見やすくなっていますよ。



すべり台から降り立った先は砂場となっています。こちらも遊ばせるのにちょうどいい大きさです。砂の量も多く砂遊びがしやすい環境となっていました。



ブランコは一見普通に見えますが、近くに寄ってみると吊るされている部分が鉄鎖ではなくロープになっていることに気づきます。



また座面も真っ黒な樹脂製の素材になっていました。鉄鎖で事故を起こすこともありますから、こういう安全面への配慮はうれしい限りですね。



シンボルツリーの近くには、キリン、ラクダ、ゾウのユーモラスな動物の造形もあります。



あとはジャングルジムや鉄棒などのオーソドックスな遊具が設置されています。



遊具の集まる広場はコンパクトなので見渡しも効いて、子供たちの動向を見守ることも容易いですよ。

仲よし公園の広場と休憩所は？

仲よし公園には遊具のあるエリアとは別に広場があります。また屋根付きの休憩所も設置されています。

仲よし公園には広場があります。秋の歳時記園や遊具のあるエリアよりも一段高いところにそこそこの広さのスペースが広がっています。

軽い球技をするくらいなら十分な空間となっています。

しかし、周りには道路や民家が迫っており、またボールの飛び出しを防ぐネットなどの装備もないために、野球やサッカーなどのアクティブなスポーツは向かないでしょう。



遊具や秋の歳時記園を望む場所に屋根付きの休憩所が設置されています。屋根には植物のツタが絡まって自然の影を作るようになっています。



また広場にもベンチが設けられているのでそちらでも腰を下ろすことができますよ。

仲よし公園のトイレと設備は？

仲よし公園にはトイレはありません。水道設備は設置されています。

残念ながら仲よし公園にはトイレはありません。

トイレがある商業施設も明舞センターか明舞北センターのどちらかとなり、その中間点にある仲よし公園からは遠いのが難点です。

どうしてもというときは明舞センターか明舞北センターのどちらかに向かうといいですよ。設備としては水道が設置されていました。

仲よし公園のアクセス

仲よし公園は「明舞北センターバス停」から徒歩約4分。車なら第二神明道路大蔵谷出口から約6分です。

仲よし公園の最寄バス停は「明舞北センターバス停」になります。バス停すぐの四つ角を北西へと進み右側の2つ目の角を曲がったら公園が見えてきます。

4分ほど歩けば着きますよ。また車なら第二神明道路で伊川谷方面へと進み大蔵谷出口から出て約6分です。



公共交通機関を利用して仲よし公園に行くなら、まずはJRで「朝霧駅」まで進みましょう。

駅を降りるとすぐバスターミナルになっているのでそこから神戸市バス・山陽バスの55、58系統バスに乗り換えて「明舞北センターバス停」で降ります。

バス停からは歩いて4分ほどの距離です。



車を利用するなら第二神明道路の大蔵谷出口から降りて約6分ほどの場所となります。仲よし公園には駐車場はありません。

周囲も住宅街でコインパーキングもないので少し遠くなりますがニッシンパーク県営南多聞台第6住宅という駐車場に停めるのがいいでしょう。

料金は全日8:00〜20:00は30分/100円、20:00〜8:00は60分/100円となっていて最大料金は600円となります。

仲よし公園のおすすめ度は？

監視の目も行き届きやすく、幼児を遊ばせる公園としてはおすすめ。比較的静かなで、ついつい長居したくなるような公園です。

コンパクトなエリアに遊具が集まっていて、監視の目も行き届きやすいところから、幼児を遊ばせる公園としておすすめできます。

休憩所からも遊具のエリアは一望できるので、ベンチで腰を下ろして子供たちの行動を把握することができて便利ですよ。

そんなに子供たちでにぎわっているという公園でもないので、比較的静かな中で過ごすことができるのも利点です。

秋の歳時記園や松ヶ丘延命地蔵の祠もあって、清潔感のある公園なのでついつい長居したくなるような魅力があります。

仲よし公園の施設概要

住所	兵庫県明石市松が丘1丁目14（地図）
連絡先	無
最寄バス停	神戸市バス・山陽バス「明舞北センターバス停」
アクセス	＜公共交通機関を利用する場合＞ JR「朝霧駅」から神戸市バス・山陽バスの55、58系統バスに乗り換えて「明舞北センターバス停」で降りて徒歩約4分 ＜車を利用する場合＞ 第二神明道路大蔵谷出口から約6分
営業時間	24時間開放
休園日	無休
料金	無料
駐車場	無
公式サイト	無

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この記事を書いた人

みつ葉

すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい！読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。

編集＆校正　　ビー・エイブル

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