浮見堂のの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
奈良公園内にある浮見堂は、知る人ぞ知るビュースポット。季節折々に変化する景観を楽しめます。
奈良県奈良市の東部に位置する観光名所「奈良公園」の一角に、「浮見堂(うきみどう)」はあります。
時間、季節により景観が変化する浮見堂は、近くに梅林や公園もあり、お子さん連れでも、しっかり遊べるおすすめスポット。
浮見堂へ渡る橋は、お子さんにはちょっとした冒険気分が味わえると思います。
今回は水辺の景観に心癒される浮見堂の、おすすめや感想を画像を交えてレビューします。
鷺池に優雅に浮かぶ浮見堂の景観と、洞水門(水琴窟)の不思議な水の音色が有名です。
奈良公園の広大な敷地に数々の見どころがありますが、東大寺大仏殿を南下していくと、ゆるやかな丘稜地である浅茅ヶ原園地(あさじがはらえんち)に出てきます。
浅茅ヶ原園地にある片岡梅林 (円窓梅林とも呼ばれます)や、浮見堂まで足を運ぶ観光客はぐっと少なくなるので、実は浮見堂は、知る人ぞ知るビュースポットとなっているのです。
片岡梅林から下っていくと、鷺池(さぎいけ)があります。
梅の花の時期(3月半ばのはじめ)に訪れましたので、桜の花のつぼみは膨らみ始めといったところです。
3月下旬から4月上旬にかけて桜の花が咲き、さぞ美しい景色を見せてくれるでしょう。
風情ある木橋(もくきょう)を渡ります。
檜皮葺き(ひわだぶき)の六角形の堂が浮見堂です。
浮見堂は大正5 年(1916)に休息所として建てられ、平成3〜6年(1991〜1994)に修復されました。
また、もともと鷺池は、明治時代に貯水池として造られた池だったそうです。情緒あるこの景観から元貯水池だったとはちょっと想像しにくいですね。
池の南のほとりに「洞水門」(どうすいもん)があります。
洞水門とは、説明書きによると、
「洞水門(どうすいもん)は、地中に伏瓶(ふせがめ)を埋めるなど空洞を造り、そこにしたたり落ちる水が反響して琴の音色に聞こえるようにした仕組みです。
別名、水琴窟(すいきんくつ)とも呼ばれています。水が奏でる音色をお楽しみください。」
と、書かれていて、日本庭園に見られる、水の音色を楽しむための装置・技術のようです。
柄杓で水を玉砂利にそそぐと、「シャラララー」という不思議な反響音が聞こえてきます。
浮見堂にはきれいなトイレがあります。オムツの交換台もあるので、小さい子ども連れには嬉しいですね。
浮見堂のトイレは、浮見堂から西方向(浮見堂と荒池のあいだ)に、オムツ交換台のあるきれいなトイレがあります。
こちらのトイレは道路を渡らなくても行けますので、小さな子どもと一緒に行きやすくおすすめです。
他にも春日大社参道入り口に多目的トイレがあります。
食事処は片岡梅林から東大寺方面にかけて多くあります。
食事処、トイレ情報は片岡梅林ページを参照なさってください。
浮見堂へは、近鉄奈良駅から徒歩で約20分。バスも利用できますが、自動車なら駐車場も近くにあるので便利です。
浮見堂へは、お子さん連れなら、自動車が一番便利です。
春日大社の南に位置する高畑観光自動車駐車場が、分かりやすく利用しやすいでしょう。
なんといっても、高畑観光自動車駐車場の目の前の道を渡って、東大寺大仏殿方面に歩けばすぐ浮見堂です。駐車場から3分もかかりません。
高畑観光自動車駐車場の駐車料金は乗用車1000円で、営業時間は8時30分から17時ですが出庫は24時間可能です。トイレもありますよ。
大阪方面から行く場合は、阪神高速、第二阪奈有料道路から308号線、1号線、369号線へ。あるいは、西名阪自動車道から169号を北上。
京都方面から行く場合は、京奈和自動車道から県道754号線へ。
名古屋方面から行く場合は、東名阪自動車道?名阪国道(無料区間) ?山添ICで降り県道80号から。県道80号は山の中を走るのでカーブあり。
または、東名阪自動車道?新名神高速道路?京滋バイパス?第二京阪?新名神高速道路?京奈和自動車道から県道754号線へ。
徒歩で行く場合は、近鉄奈良駅(近鉄奈良線)から歩いて奈良公園方面(奈良国立博物館)へ向かいます。
奈良国立博物館の南側に位置しますので、国立博物館の脇を通っても行けますし、少し遠回りになりますが春日大社表参道を目指しても行けます。
近鉄奈良駅から浮見堂までは概ね20分強ほどですが、乳幼児連れですと、もう少し時間がかかるかもしれません。
バス(奈良交通)も多く出ていますので便利です。
バスで行く場合は、近鉄奈良駅の北側にある【東向き1番(循環外・高畑町・春日大社本殿)】から乗り、片岡梅林の最寄り停留所【春日大社表参道】で降ります。
乗車時間は約10分、料金は210円です。観光シーズンや週末ともなると渋滞しますので、乗車時間はもっとかかることもあります。
ちなみに、JR奈良駅・東口から徒歩で行くことができますが片岡梅林まで2kmほどあるため、バスの利用をおすすめします。
浮見堂を鷺池の西から眺めると、背景に見える高円山(たかまどやま)と相まって、いっそう美しく水面に映えます。
桜や紅葉の季節には、いつにも増して美しい水辺の眺望が楽しめることでしょう。
鷺池は小さな池ですから一周するのもあっという間です。遠景とともに水辺の景観を楽しめます。
また、夜はライトアップされていますので、幻想的な雰囲気に包まれた浮見堂を見ることができます。
ぜひ、カメラをお供に訪れてみてくださいね。
訪れた日:2018年3月中旬 各種情報はイベント・天候などの都合や、施設・機関の都合により変更となる場合があります。
参考文書:奈良市眺望景観保全活用計画 第二部 奈良らしい眺望景観6(7MB)(PDF文書) /奈良市役所ホームページより
住所 | 奈良市高畑町(地図) |
連絡先 | 市内観光情報のお問い合わせ 0742-22-3900(奈良市観光センター)/0742-22-0375(奈良公園管理事務局) |
最寄駅 | 近鉄奈良駅 |
アクセス | 近鉄奈良駅より徒歩20分、または近鉄奈良駅・JR奈良駅よりバス(奈良交通) |
営業時間 | 常時開放 |
休園日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 奈良高畑自動車駐車場(県営)、駐車料金(乗用車)1000円、業時間・8時30分〜17時(出庫は24時間可能) |
公式サイト | https://narashi.ukimido |
チップ
webライター。奈良在住の男の子ママ。奈良に住んでまだ年月が浅いので、子どもとあちこち探訪中。温泉好き・ドライブ好きですが、方向音痴でよく道に迷います。奈良のおでかけスポットを写真とともにレビューします!
編集&校正 ビー・エイブル