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東福寺

東福寺の詳細情報

東福寺の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!

東福寺

東福寺は京都府京都市にある寺院です。東福寺は京都でも最大規模の伽藍を持つ寺として知られています。

東福寺

京都府京都市にある寺院の東福寺は、広い敷地に国宝、重文クラスの建築物があり見ごたえ十分。

なかには蒸し風呂の「浴槽」やトイレの「東司」もあるので、ぜひチェックしてみましょう。昔の修行僧の生活ぶりがわかること、間違いありません。

東福寺は基本的に無料で見学できますが「通天橋・開山堂」と「東福寺本坊庭園」は有料です。

「通天橋」は東福寺三名橋のひとつに数えられており、橋からの景色は抜群です。秋になると美しい紅葉が楽しめることでしょう。

「通天橋」を渡りきると、「普門院」「開山堂」に出ます。「普門院」前には立派な庭園があり、ゆっくりと座りながら観賞できます。

ぜひ、東福寺を訪れたら季節に関係なく、庭園をじっくりと味わいましょう。

東福寺はアクセスのいい寺ともいえるでしょう。京阪・JR「東福寺駅」からは徒歩約10分です。

京阪は四条、出町柳とJRは京都駅につながっているので、他の観光スポットとも組み合わせやすいです。

また、外国人に大人気の伏見稲荷大社からは徒歩圏内です。車でもアクセスできますが、紅葉シーズンは駐車場が閉鎖されます。

紅葉シーズンに訪れる際は公共交通機関を利用しましょう。

今回は東福寺へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。

東福寺の境内の様子や歴史・行事は?

東福寺は京都最大の伽藍を持つ寺です。創建は鎌倉時代のこと。それ以降、発展・保護されてきました。明治時代に一部が消失しましたが、今でも中世の建築様式が随所に見られる貴重なスポットです。

東福寺はどんなところ? おすすめポイントは?

東福寺は外国人観光客にも知られている京都屈指の観光スポットのひとつです。

東福寺の自慢は京都最大規模を誇る伽藍(寺院にある主要建築物)です。広い敷地には貴重な建築物がたくさんあります。

また、秋になると紅葉の名スポットに変わります。歴史と紅葉を同時に楽しみたい方にとってはたまらない場所といえるでしょう。

東福寺の庭

東福寺の創建は意外と古く鎌倉時代まで遡ります。

当時の摂政・関白、藤原(九条)道家が南部東大寺から「東」を、興福寺から「福」をとって「東福寺」としました。

それ以降、東福寺は九条家の菩提寺として大きく発展。室町時代、戦国時代、徳川時代においても保護されてきました。

東福寺再建後の建物

明治14年に一部が消失しましたが、後に立派に再建され今に至ります。伏見稲荷大社からも近いので、セットにして訪れるのもいいでしょう。

東福寺の拝観料は?

基本は無料ですが「通天橋・開山堂」と「東福寺本坊庭園」は有料です。なお、それぞれの受付場所は異なります。

東福寺の拝観料

東福寺は基本的に無料です。ただし「通天橋・開山堂」と「東福寺本坊庭園」へ入場する際は有料になります。

料金はそれぞれ大人400円・小中学生300円です。受付場所は「通天橋・開山堂」は通天橋の近く、「東福寺本坊庭園」は「庫裡」です。

重文クラスの建物が見られる東福寺「通天橋・開山堂」

有料コースのひとつ「通天橋・開山堂」では、すばらしい景色と重文クラスの建物が見られます。有料400円の価値はありますよ。

景色がすばらしく重文クラスの建物が見られる東福寺「通天橋・開山堂」

ここでは有料コースのひとつ「通天橋・開山堂」を紹介します。「通天橋・開山堂」エリアへは通天橋近くにある受付小屋で料金を支払いましょう。

すると、東福寺の簡単なパンフレットがもらえます。

東福寺の通天橋

「通天橋」は方丈と開山堂に架かる橋。「東福寺三名橋」のひとつに数えられています。

私が訪れたときは夏でしたが、秋になると美しい紅葉が広がります。

東福寺にある「三ツ葉楓」は中国の宋から伝えられたもの。日本文化と中国文化がうまく融合しています。

東福寺の通天橋景色

現在の「通天橋」は台風の倒壊後、1961年に再建されたもの。そのため、あまり古さは感じませんが、十分に雰囲気は楽しめます。

ゆっくりと景色を味わいながら歩いてみましょう。

東福寺の開山堂

「通天橋」を渡ると2つの建物、「開山堂」と「普門院」があります。「開山堂」は三ツ葉楓を伝えた聖一国師をまつっています。

現在の建物は1819年に焼失し、1823年に再建されたもの。国の重要文化財に指定されています。

なお「開山堂」にある布袋像は伏見人形のルーツとなっています。

東福寺の普門院

「普門院」では軒に座って庭をゆっくりと鑑賞できます。普門院の前に広がる庭園は江戸中期につくられました。風が心地よく本当に落ち着きます。

東福寺にある普門院前の庭

なお帰りはコースを逆にたどることになります。ただし、再入場は認められていないのでご注意ください。

なお「通天橋・開山堂」のコースから愛染堂へ行くことは可能です。

無料エリアでも貴重な建物がたくさんある東福寺

特別料金がかからないエリアにも、数多くの貴重な建築物があります。じっくりと歩いて東福寺を楽しみましょう。

無料エリアでも貴重な建物がたくさんある東福寺

東福寺は特別料金が必要でないエリアであっても、貴重な建築物がたくさんあります。ぜひ、じっくりと歩いて東福寺の「良さ」を味わってください。

東福寺にある「通天橋・開山堂」で渡される地図

ところで「通天橋・開山堂」で渡される地図は少し見づらいのでご注意ください。この地図には方角が記されていません。

したがって、地図を見る際は「日下門」が下に来るようにセットするといいでしょう。私は写真のように地図を見ました。

東福寺にある愛染堂

まずは華やかな「愛染堂」から紹介しましょう。「愛染堂」は丹塗の八角円堂です。もともとは万寿寺にあり、南北朝時代に建てられました。

「愛染堂」では愛染明王をまつっています。国の重要文化財に指定されている貴重な建物です。

東福寺本坊庭園

「東福寺本坊庭園」を受け付けているのが「庫裡(くり)」です。

「庫裡」は明治14年の火災で焼失し、その後、再建されました。明治天皇皇后の恩賜建築としても知られています。

東福寺にある五社成就宮

東福寺には石清水八幡・賀茂・稲荷・春日・日吉をまつっている「五社成就宮」があります。

東福寺にある五社成就宮にあるお社

かつて「五社成就宮」で行われた祭礼はとても華やかだったそうですよ。階段を上がると、このような小さなお社があります。

東福寺内にある十三重石塔

「五社成就宮」に行くまでに小さな塔「十三重石塔」があります。

この石塔は1343年に九条道家が東福寺創立を祈って建てられたもの。とても均整のとれた塔になっており、国の重要文化財に指定されています。

東福寺にある浴室

「五社成就宮」へ通じる道の右側にあるのが重要文化財指定の「浴室」です。

この「浴室」は蒸し風呂になっています。設置されたのは1459年のこと。

国内で2番目に古い浴室です。入浴にも厳格な作法があったそうですよ。

東福寺にある三門

「思慮池」を挟んで立っている大きな建物が「三門」です。「三門」は室町時代初期に再建されたものです。

中世の建築様式を今に伝えており、国宝に指定されています。

東福寺の本堂

「三門」の隣にあるのが「本堂」です。「本堂」は新しく昭和9年に建てられました。建築様式は重曹入母屋造です。

東福寺内禅堂

お坊さんの修行場になったのが「禅堂」です。「禅堂」では座禅はもちろん、日々の寝食もここで行っていました。

多い時には400人もの雲水が修行したそうですよ。東福寺の「禅堂」は日本最大級の規模を誇ります。

東福寺内の東司

少しユニークな場所が「禅堂」の横にある「東司」です。「東司」は簡単に書くとトイレです。

東福寺の「東司」は禅寺では最大級の規模を誇ります。

こちらも重要文化財に指定されています。

他にも東福寺には貴重な建築物がたくさんあります。

東福寺のトイレ・設備は?

東福寺にはトイレがあちこちに設置されています。また、東福寺には駐車場が設置されています。

東福寺のトイレ・設備は?

東福寺の境内は広いので、あちらこちらにトイレが設置されています。ここでは「通天橋」近くにあるトイレを紹介します。

東福寺にあるトイレ

トイレは和式ですが、寺らしくとても清潔です。

東福寺の洗面台

なお、洗面台に石鹸はありませんのでご注意ください。

東福寺には駐車場が設置されているので、車で行くことも可能です。

ただし、紅葉シーズンは駐車場が閉鎖されるのでご注意ください。

東福寺へのアクセス

東福寺は京阪電車・JR「東福寺駅」から徒歩10と好アクセス。敷地内には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

東福寺の最寄駅は京阪電車・JR奈良線の「東福寺駅」です。

東福寺へのアクセス

四条・出町柳からは京阪、JR京都駅からの場合はJRを利用しましょう。

なお、JRは快速が停車しますが、京阪は特急は止まりません。

東福寺の最寄り駅東福寺駅の看板

「東福寺駅」から東福寺までは徒歩約10分です。まずは駅の看板に従って進みましょう。矢印がたくさんあるので、わかりやすいです。

東福寺の最寄り駅にある地図

京阪「東福寺駅」改札前にはこのようなわかりやすい地図があります。東福寺だけでなく周辺の観光地も掲載されているので、チェックするといいでしょう。

東福寺に行く看板

東福寺駅を出ると目の前にこのような看板が! 東福寺までたくさんの看板があるので迷うことはないと思います。

東福寺までの道は狭いので注意

ただし道は狭く交通量が多いので十分にご注意ください。

東福寺駅と国道143号線の間には飲食店が何軒かあります。お昼どきですと昼食を済ませてから、東福寺を訪れるのもいいでしょう。

東福寺までの道のりの案内

しばらく歩くと、このような看板を見かけるはず。すなおに左へ曲がりましょう。

東福寺北大門

すると大きな門「東福寺北大門」が見えてきます。

東福寺北大門からの道のり

「東福寺北大門」をくぐり、今度は右に曲がります。そして、このまま直進しましょう。

東福寺境内地図

しばらく歩くと東福寺境内の地図が見えてきます。この地図は重要なので、チェックすることをおすすめします。

東福寺内臥雲橋

道なりに進むと、古い橋「臥雲橋(がうんきょう)」に着きます。

臥雲橋は「東福寺三名橋」のひとつに数えられており、国の重要文化財に指定されています。

秋になると美しい紅葉が見られることでしょう。

東福寺境内前の日下門

臥雲橋を渡ると日下門に着き、そのまま東福寺の境内へと入っていきます。

今回紹介したルート以外にも東福寺へのアクセス方法はあります。

東福寺のおすすめ度は?

東福寺は大きな寺なので、全ての方におすすめ。特に歴史好きにはたまらないスポットでしょう。もちろん、紅葉の時期が一番おすすめです。

東福寺のおすすめ度は?

東福寺は大きなお寺なので、全ての方におすすめできます。

ゆっくりと歩きながら、国宝・重要文化財クラスの建物を鑑賞しましょう。

おすすめの季節はもちろん秋。鮮やかな紅葉を見ながら、じっくりと自然と歴史を味わいましょう。

東福寺

住所 京都府京都市東山区本町15-778(地図
連絡先 075-561-0087
最寄駅 京阪電車「東福寺駅」
アクセス 京阪電車「東福寺駅」から徒歩10分
営業時間 9:00〜16:00(4月〜10月末)、8:30〜16:00(11月〜12月初旬)、9:00〜15:30(12月初旬〜3月末)
休園日 なし
料金 「通天橋・開山堂」と「東福寺本坊庭園」は大人400円、小中学生300円
駐車場 あり
公式サイト https://www.tofukuji.jp


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この記事を書いた人

新田 浩之

1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。


編集&校正  ビー・エイブル