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法徳寺

法徳寺の口コミレビューと感想!

法徳寺の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!

法徳寺

法徳寺は奈良県の十輪院町にある寺院です。法徳寺があるのは観光客の注目スポット奈良町。

法徳寺

本堂にある本尊は阿弥陀如来立像です。法徳寺の阿弥陀如来立像は奈良市の指定文化財になっており、12世紀につくられたものです。

もともと、法徳寺は元興寺の境内にありましたが、1605年に倍厳上人によって再興されました。

境内には本堂をはじめ観音堂、毘沙門堂、位牌堂、庫裏があります。本堂にある本尊は阿弥陀如来立像です。

法徳寺の阿弥陀如来立像は奈良市の指定文化財になっており、12世紀につくられたものです。穏やかな顔付きやひだの整った服を着ており、美しい御厨子に入っています。

この阿弥陀像は平安時代の日本人の象徴と言われており、平安時代の日本人の美意識が垣間見られますよ。

また、製法にも注目したいところ。高さは100mもあり、体の部分はヒノキでつくられています。

観音堂には西国三十三ヶ所観音霊場にちなんだ33体の仏像やその化身像、毘沙門堂には毘沙門天立像と愛染明王像、弁財天像、不動明王、庚申の三猿などがあります。

中でも毘沙門天と弁財天は住民に愛されており、夏祭りの主役にもなっています。

今でこそ愛されている室町時代につくられた毘沙門天立像ですが、戦争のどさくさに紛れて捨てられたこともあったとか。

それを地元の人が不憫に思い、お堂に安置し後に奈良市法徳寺へと移されました。

現在、お堂があった地域は「毘沙門町」と呼ばれています。他にもさまざまな場所に安置されていた仏像があるので、法徳寺は仏蔵好きにとってはたまらないスポット!

また、レトロで落ち着いた雰囲気も魅力的です。周辺にある観光スポットと合わせて訪れるといいでしょう。法徳寺の見学は事前予約が必要なのでご注意ください。

今回はそんな法徳寺に行ってきたので写真付きで感想をレビューします。

法徳寺の拝観料は?

法徳寺の拝観は事前予約が必要です。なお、志納料を納めるのが一般的です。

法徳寺の拝観料は?

法徳寺の拝観は事前予約が必要です。事前予約は電話で受け付けています。

拝観料はありませんが、志納料を納めるのが一般的です。志納料の金額は決められていませんが、300円以上が相場です。

法徳寺ってどんなところ?見どころは?

法徳寺の見どころは落ち着いた雰囲気です。古都奈良が持つしっとりした街並みにマッチします。

法徳寺ってどんなところ?見どころは?

法徳寺の見どころは落ち着いた雰囲気です。法徳寺のある奈良町は観光客で賑わうところですが、法徳寺はそのような賑やかさとは無縁の世界。

しっとりとした古都奈良にふさわしい落ち着いた雰囲気が漂います。

法徳寺 門扉

これが入口です。門の上は立派な瓦張りになっていました。門扉はお堂と同じ木造となっており、レトロな雰囲気を醸し出しています。

法徳寺の正面は少し手狭な様子。都会にある寺ではよく見られる光景ですね。

法徳寺 鬼面鬼瓦

法徳寺では瓦に注目してみましょう。この瓦は鬼面鬼瓦と呼ばれ、魔除け、厄除けの目的で使われています。

この他にも、家紋や文字が入った瓦もあります。ところで、奈良の寺院では鬼瓦をよく見かけます。法徳寺に限らず、奈良の寺院を訪れたら鬼瓦に注目したいですね。

鬼瓦を製作する職人は鬼師と呼ばれ、ひとつひとつ丁寧につくられています。そのためか、それぞれの鬼瓦の表情が異なるのがおもしろいところ。

瓦ひとつを取っても、いろいろな角度から鑑賞できます。

法徳寺 参道

参道は石畳になっています。そのため、車椅子やバギーの使用は難しいかもしれません。石はゴツゴツしているので、車輪が溝にはまってしまいます。

法徳寺 落ち着いた雰囲気が魅力

奈良から京都に都が移った際、平安貴族は奈良を「古い里」と称しました。つまり、奈良を京都と比較して、田舎と感じていたようです。

現在でも、奈良には落ち着いたレトロな雰囲気を持つ寺院がたくさんあります。そのため、奈良を訪れると京都とは異なった魅力に触れられます。

法徳寺もそのような奈良の魅力が詰まったところ。境内にいると、自然と心が落ち着くことでしょう。

また、法徳寺は写真撮影を趣味にしている方にもおすすめできます。たとえば、風雨にさらされて色が退化した柱は本当に絵になりますよ。

法徳寺 石碑

ここには「法徳寺」という文字が石碑に記されていました。法徳寺は浄土宗のひとつ融通念仏宗に属します。

したがって、「法徳寺」の文字の上には「融通念仏宗」と書かれていました。

融通念仏宗とは、一人往生すれば皆が往生し、念仏を唱えれば、自分だけでなく他人もともに融通して等しく利益を成就するという考えです。

今の「融通」にも通じる考えですね。

法徳寺 倶會一處

このお墓に書いてある文字「倶會一處」は「くえいっしょ」と読みます。

これは阿弥陀仏の極楽浄土に往生した人は、浄土宗の仏や菩薩と同じところ会えるという意味です。

極楽往生とは極楽に行って化生(けしょう)する、つまり何かに生まれ変わるという意味があり、浄土教においては利益と考えられています。

これはご先祖様のように生まれ変わりたい、そして、生まれ変われるのがうれしい、そのような想いが込められています。

法徳寺 毘沙門堂

これは毘沙門堂です。毘沙門堂には毘沙門天が鎮座しています。しかし、倉庫のような感じだったので、少し驚きました。

とはいえ、いろいろな仏像が見られるので、仏蔵好きにはたまらないでしょう。

法徳寺のトイレは? 設備は?

法徳寺ではトイレは見つかりませんでした。「近鉄奈良駅」や周辺にある公衆トイレを利用するといいでしょう。

法徳寺のトイレは? 設備は?

法徳寺ではトイレは見つけられませんでした。したがって、「近鉄奈良駅」や奈良町にある観光スポットでトイレを済ませておくことをおすすめします。

奈良町には「ならまちからくりおもちゃ館」や「音声館」、「ならまちセンター」、「名勝大乗院庭園文化館」など、気軽に立ち寄れる観光スポットがたくさんあります。

それぞれの施設にはトイレがありました。

また、法徳寺にはべビーカーレンタル、ベビーシート、おむつ替えシート、授乳室といった子供向けの設備やコインロッカーはありませんでした。

コインロッカーは「近鉄奈良駅」に設置されています。なお、法徳寺には駐車できるスペースはありますが、一般客に開放されていないようです。

周辺にある有料駐車場を利用するのがいいでしょう。

法徳寺のおすすめ度は?

法徳寺は小学校高学年の子供がいる家族におすすめです。さまざまな仏像が一同に会しているので、仏像好きの方にはたまらないですよ。また、写真撮影を趣味にしている方にもおすすめしたいですね。

法徳寺のおすすめ度は?

法徳寺は小学校高学年の子供がいる家族におすすめです。法徳寺は静かな場所なので、あまり小さな子供ですと、周りに気をつかい大変かもしれません。

また、法徳寺はいろいろな仏像があるので、仏蔵好きにとってはたまらないところでしょう。写真撮影を趣味している方にもおすすめしたいですね。

法徳寺の見学には事前予約が必要なのでご注意を! 周辺の観光スポットと合わせて訪れるのもいいですね。

法徳寺へのアクセス(行き方)は?

法徳寺は「近鉄奈良駅」から徒歩15分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

法徳寺の最寄り駅は「近鉄奈良駅」です。

法徳寺へのアクセス(行き方)は?

「近鉄奈良駅」3番出口からの所要時間は徒歩15分ほどです。

車でアクセスする場合は「ならまちセンター(市立図書館)」近くにあるコインパーキングが便利です。

オンシーズンは道が混雑するので、公共交通機関の利用をおすすめします。

法徳寺の施設概要

住所 奈良県奈良市十輪院町23(地図
連絡先 0742-22-3451
最寄駅 「近鉄奈良駅」
アクセス 近鉄奈良駅から徒歩15分
営業時間 不定期
休業日 特になし
料金 志納料は300円以上が相場
駐車場 周辺に有料駐車場あり
公式サイト 特になし

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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正  ビー・エイブル