本文へスキップ

智積院

智積院の口コミレビューと感想!

智積院の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!

智積院

智積院(ちしゃくいん)は京都市東山区にある寺院です。重要文化財指定の華やかな屏風と、美しい名勝庭園が有名で、心なごむひとときをもたらしてくれます。

智積院

真言宗智山派の総本山として知られている京都市東山区にある智積院。

安土桃山時代に描かれた国宝、重要文化財指定の屏風を所有し、とても華やかなその屏風は、うっとりと見とれてしまうほど。

また、千利休好みの庭園としても有名な豊臣秀吉の時代につくられた「名勝庭園」は、あじさいの季節には、名所としてたくさんの人が訪れます。

今回は智積院へ行ってきましたので、おすすめや感想を画像を交えて詳しくレビューします!

智積院の料金(拝観料)は?

智積院は、境内への参拝はとくに料金は必要ありません。国宝がある収蔵庫と名勝庭園を見学するには、拝観料が必要です。

智積院の料金(拝観料)は?

国宝指定の襖絵が保存されている収蔵庫と名勝庭園を見学する際は拝観料が必要です。

拝観料の受付は門から少し入って左側にあります。拝観料は大人500円、高校生300円、小学生200円です。

智積院はどんなところ?おすすめポイントは?

智積院は真言宗智山派の総本山。国宝の「大書院障壁画」や重要文化財の「曼荼羅図」、立派な庭園が自慢の「名勝庭園」がおすすめです。

智積院はどんなところ? おすすめポイントは?

智積院は鎌倉時代にはじまった真言宗智山派の総本山。真言宗の宗祖は、教科書にも登場する空海です。

智積院の広い境内

広い境内なので、ゆっくりと散策しながらお参りができます。

智積院の見どころ

智積院の見どころのひとつに、立派な襖絵の展示があり、中でも国宝に指定され、収蔵庫(宝物館)にある「大書院障壁画」や「紙本金地著色松に草花図」、重要文化財の「曼荼羅図」は必見です。

智積院のみどころ

国宝指定の屏風がある収蔵庫には、受付で拝観料を支払い入館します。

智積院のみどころ

収蔵庫には、安土桃山時代に長谷川等伯一門が描いた襖絵が保存されています。

智積院の収蔵庫

この扉の奥に襖絵が保存・展示されていますが、中は写真撮影厳禁なので、文章で解説します。

ドアを開けると、下駄箱があります。そこで靴を脱いで中に入りましょう。
なお、床が少し滑りやすいのでこけないようにご注意ください。

収蔵庫の中には国宝指定「桜図」「楓図」と重要文化財指定「松雪の図」などの貴重な襖絵があります。

どの襖絵もとても華やか。あまりの美しさにうっとりするのではないでしょうか。安土桃山時代の文化を心ゆくまで堪能できます。

また、収蔵庫の中では襖絵に関する案内放送が流れているので、歴史や芸術に疎い方であっても、きちんと作品を理解することができます。

中は静かな環境になっているので、騒がないようにしましょう。

智積院の名勝庭園

智積院のもうひとつの目玉が「名勝庭園」です。名勝庭園は講堂の隣にある大書院から見られます。

智積院の講堂

収蔵庫から戻り、道をまっすぐに進むと講堂に着きます。講堂では真言密教では重要なさまざまな道場が行われます。講堂は比較的新しく、平成7年に建てられました。

智積院の講堂の句碑

講堂の左側にはこのような句碑がありました。この句は昭和5年に高浜虚子が詠ったもの。

智積院の句碑

句碑は昭和48年に千葉県の寺から寄贈されたものです。

智積院の大書院

大書院へ入るには靴を脱がなければなりません。なおスリッパはないので、そのまま中へ入りましょう。

智積院の講堂、大書院

建物の位置関係は写真のとおりです。左側が講堂、右側が大書院です。講堂と大書院はつながっています。

智積院の大書院

智積院の大書院にも華やかな襖絵があります。きっと、収蔵庫に保存されている襖絵も当時はこれくらい華やかだったのでしょう。

智積院の大書院

なお、大書院にある襖絵は写真撮影OKです。

智積院の大書院からの名勝庭園

これが大書院から見る名勝庭園です。名勝庭園は豊臣秀吉の時代につくられました。当時は現在の智積院には前身にあたる祥雲禅寺でした。

智積院の名勝庭園

名勝庭園は千利休好みの庭園と言われ、本当に美しい庭園です。

智積院の大書院からの名勝庭園

大書院からは足を伸ばした状態で庭園を鑑賞できます。中には横になって、昼寝をしている方もいました。

智積院の大書院

大書院には少しユニークな展示物もあります。これは「布袋唐子嬉戯の図」です。この絵は大正6年に描かれました。なかなかユニークな絵でクスッと笑ってしまいます。

智積院の講堂の廊下

大書院、講堂の中は風通しがよく、本当に気持ちいいです。これは講堂の廊下の写真です。

また、近くには主要道路、東大路道路があるにも関わらず、自動車の音はまったく聞こえません。

智積院の金堂と明王殿

智積院の金堂と明王殿

奥に進むと金堂と明王殿があります。金堂と明王殿は無料で見学できます。

智積院の金堂

金堂は智積院の中心的存在です。空海生誕1200年を祝って昭和50年に建てられました。金堂には本尊、大日如来が安置されています。

智積院の金堂と明王殿

明王殿はもともと現在の講堂にあり、不動明王が祀られています。

智積院のサービスと設備、レストランは?

智積院にはレストランと宿坊があります。宿坊は空きがあれば誰でも宿泊できるので、智積院を拠点に京都観光をするのもいいですね。

智積院のサービスと設備、レストランは?

智積院にはレストランと宿坊が入った会館があります。宿坊は和室の個室になっており、料金は朝食付き1人6,670円です。

智積院のレストラン

智積院のレストランは京都らしく湯葉をメインにしたセットメニューがあります。最も安い湯葉のセットメニューは1,880円になります。

智積院は京都の中心地、観光施設にも近いので、宿坊で泊まることで京都観光の拠点にも使えますね。

智積院のトイレは?

智積院は広いですが、トイレはたくさんあるので安心です。

智積院のトイレは?

大書院にあるトイレを紹介します。

大書院には男性用トイレと女性用トイレがありますが、車いす用のトイレはありませんので、ご注意ください。

智積院のトイレ

トイレは洋式になっています。ただし、私が訪れた日は洗面台に石鹸はありませんでした。気になる方はウエットティシュを持参するといいでしょう。

智積院にはトイレがあちこちにあり、安心です。

拝観前に行っておきたいなという方は、門の近くにある会館(レストランや宿坊が入っている建物)のトイレを利用するのがおすすめです。

智積院のおすすめ度は?

智積院は安土桃山文化を知りたい方にとっては必見のスポット。また、外でリラックスしたい方にも、とてもおすすめです。

智積院のおすすめ度は?

智積院は安土桃山時代に描かれた国宝級の襖絵があるため、安土桃山時代の文化を学びたい方にとっては必見の場所といえるでしょう。

また、日本画に興味がある方も大いに参考になると思います。

リラックスしたい方にとっても智積院はおすすめできるスポット。足を伸ばしながら、ゆっくりと名勝庭園を鑑賞してください。

智積院へのアクセス(行き方)は?

智積院は京都市営バス「東山七条」から徒歩すぐと好アクセス。

駐車場もあるので、車で行くことも可能です。

智積院へのアクセス(行き方)は?

智積院へは京都市営バスがとても便利。最寄りのバス停は「東山七条」になります。

ここではJR京都駅から京都市営バスを使ったアクセスをご紹介します。

智積院へのアクセス

京都へはさまざまなアクセス方法がありますが、智積院へはJR・近鉄・地下鉄「京都駅」が便利です。それでは、JR京都駅中央口からスタートしましょう。

智積院へのアクセス

JR京都駅中央口にあるバスターミナルからバスに乗りますが、たくさんのバスがあって迷うはず。「東山七条」へ向かうバスはD2乗り場から出発します。

智積院へのアクセス

「東山七条」へは206、207、208系統のバスに乗りましょう。JR京都駅からの所要時間は約10分です。

これらのバスは「七条京阪前」にも止まりますので、お間違いのないように。

智積院へのアクセス

「東山七条」バス停周辺。208系統は智積院の正面に止まります。206系統、207系統は東大路通り北側に止まり、少しだけ歩くことになります。

智積院へのアクセス

JR京都駅方面のバス停も違う場所にあるので、ご注意ください。JR京都駅方面行きのバスは大変混雑します。場合によっては後続のバスを利用がおすすめです。

智積院へのアクセス

ほかにも、智積院へは東福寺から徒歩でアクセスできます。所要時間は約20分。国道143号線を北の方角へ進めば智積院に到着です。

智積院の施設概要

住所 京都府京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964番地(地図
連絡先 075-541-5361
最寄のバス停 京都市営バス「東山七条」
アクセス 京都市営バス「東山七条」から徒歩すぐ
拝観時間 9:00〜16:00
休業日 なし
拝観料 収蔵庫、名勝庭園
大人500円、中高生300円、小学生200円
※団体割引(それぞれ20人以上)50円引き
駐車場 あり
公式サイト http://chisan.or.jp/

はてなブックマークに追加  智積院

関西にあるお寺・神社一覧へ戻る


この記事を書いた人

新田 浩之

1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。


編集&校正  ビー・エイブル