松ケ池公園の見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
松ケ池公園(まつがいけこうえん)は兵庫県神戸市垂水区多聞台にある自然豊かな公園。松ケ池に面したところに野鳥を観察するためのビューイングステーションが設けられています。
松ケ池公園は兵庫県神戸市垂水区多聞台の住宅街にある公園です。松ケ池の周りを取り囲むような立地となっていて豊かな自然が残されています。
松ケ池は人が立ち入らないように保護されていて野鳥がそこに生息しています。野鳥を驚かせないように観察するためのビューイングステーションが設けられています。
今回は松ケ池公園へ行ってきたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
野鳥が生息している松ケ池。松ケ池公園には野鳥を観察するためのビューイングステーションが設けられています。
松ケ池公園は松ケ池を中心に自然豊かな環境が保持されていることが特徴です。特に松ケ池は一般の人が踏み込めない領域となっていて野鳥の住まいになっています。
その野鳥たちを刺激しないように観察できる施設として松ケ池公園にはビューイングステーションが設けられています。
このビューイングステーションから見える松ケ池と野鳥の姿が一番の見どころとなります。
ビューイングステーションは松ケ池公園の中心から少し離れたところにあります。まずはビューイングステーションへの行き方を解説しましょう。
バス停から公園へと昇ったら左手へと進んで公園の端と思えるところまでいきます。そこから松ケ池に沿って車道と細い歩道が見えるはずです。
その歩道を進んでいくと何やら木でできた施設が見えてきます。ここがビューイングステーションとなります。
ビューイングステーションには野鳥を観察するためのポイントが書かれた掲示があります。まずはそれに目を通すといいでしょう。
野鳥好きなら知っている豆知識が載っていますので、ここで勉強してから観察するとよりいろんなことが見えてくると思いますよ。
それではビューイングステーションから松ケ池を観察してみましょう。野鳥を刺激しないように人の姿を隠すための木製の壁が設けられています。
ところどころにのぞき窓があるのでそこからそっと覗いてみましょう。
のぞき窓からはこのように見えます。野鳥は人の姿だけではなく音にも敏感に反応するのでここから静かに観察するのがいいでしょう。
草がじゃまになっているのぞき窓もあるのでより見やすい窓を探してみてください。
ここからは松ケ池の全容が見えますよ。松ケ池を眺めていると、人が踏み荒らしていない自然の姿を感じることができました。
風のない時は波も立たず、グリーンの水面に松ケ池公園の緑地が映って美しい情景を醸し出していました。
取材したときは野鳥はあまりビューイングステーションの方には近寄ってくれなかったのですが、それでも野鳥の姿は肉眼でもしっかりと見ることができましたよ。
高性能のズームを搭載したデジカメを持っていけばかなり鮮明に野鳥の姿を捉えることができるでしょう。
野鳥の種類や名前をあまり知らないのであれば、ビューイングステーションに設けられている「松ケ池公園に生息する野鳥」という掲示を見るといいでしょう。
ここには松ケ池に生息するいろんな野鳥が写真付きで解説されています。自分の見た野鳥がどんな種類でどんな名前なのかを知ることができますよ。
松ケ池は自然環境を保持している貴重な場所ですので、掲示にあるような点を心がけて公園を利用したいものですよね。
遊具の数は少なめな松ケ池公園。ただ遊具のあるエリアは比較的広々としています。
松ケ池公園は自然を観察することを主眼とした公園になっています。そのせいか遊具の数は少なめになっています。
ただ遊具のあるエリアは面積としては比較的広々としていて子供たちが遊ぶのに不自由な点はありません。
自然を観察する合間に公園で羽を伸ばすのもいいかもしれませんね。
遊具はすべり台、ブランコ、砂場があります。すべり台の降りたところにはゴム製のクッションの足場が設けられており、安全に配慮したものとなっていました。
砂場は広々としており砂の量も豊富でした。
ここには地形の落差を利用した大きなすべり台があったのですが、今は柵が設けられており立ち入ることができない状態となっていました。
これで遊べたらもっと遊びのバリエーションも広がったはずなのにちょっと残念ですね。
豊かな自然環境に惹かれてここにウォーキングに来る地元の人も多いのでしょうか。
大人のための健康器具として背伸ばしベンチと腹筋ベンチが設置してありました。
松ケ池公園の各所に設けられている休憩所。ビューイングステーションにもベンチが設置されています。
松ケ池公園には各所に休憩所が設けられています。これは休憩所でゆっくりたたずんで自然と親しんでもらおうという設計側の意図なのでしょうか。
まずはバス停から上がったすぐのところに植物のツタが絡まる屋根を持った休憩所がありますよ。
バス停から上がったすぐのところの休憩所はベンチも多く配置されています。ベンチの向く先は松ケ池になっています。
ただせっかく松ケ池を正面から見ることができる好立地なのにもかかわらず草木がじゃまをしてあまり眺めはよくありませんでした。
自然に囲まれている雰囲気は十分に味わえます。
その休憩所からさらに松ケ池に近い場所にもベンチが置かれています。
視界さえ開けていればベストポジションともいえる位置なのですが、残念ながらここも草木にじゃまをされてしまって松ケ池はよく見えませんでした。
遊具のある広場の近くにはテーブルとベンチも用意されています。すぐそこに道路や民家が迫っているとは思えないような山の中の雰囲気を味わえる場所でした。
閉鎖されている大きなすべり台のさらに上の位置にも植物のツタが絡まる屋根を持った休憩所があります。
こちらもベンチの向きが松ケ池の方へと向いているのですが、ご覧のように草木にじゃまされてしまっています。
まぁこの草木が隠してくれるおかげで、野鳥たちは人間の姿に怯えずに暮らしていけるのかもしれませんね。
ここは一番人が来ない場所になります。お弁当を広げるのには最適な休憩所だと思いました。
ビューイングステーションにもテーブルとベンチが設置されていましたよ。バードウオッチングをする子供たちをここで見守ることができますね。
ただこのスポットは結構人気で入れ代わり立ち代わり、大きな一眼レフカメラを抱えたアマチュアカメラマンがやってきます。
そういう意味ではちょっと落ち着かない場所となりますので、お弁当を広げるのにはあまり向かないように思いました。
松ケ池公園にはトイレはありません。水道設備はあります。
残念ながら松ケ池公園にはトイレはありません。周囲は住宅街で近くには商業施設もないためトイレを当てにできないのがネックです。
できればここに来る前に済ませておいた方がいいでしょう。設備としては水道がありますので、手を洗うことはできますよ。
場所は遊具のあるエリアとビューイングステーションの二か所です。
松ケ池公園は神戸市バス・山陽バスの「多聞台4丁目バス停」すぐ。車なら国道2号線から県道487号線に入って約15分です。
公共交通機関を利用するならまずJRで「舞子駅」まで進みます。
そこから神戸市バス・山陽バスの54系統多聞団地経由学園都市駅方面行きのバスに乗り換えて「多聞台4丁目バス停」で降ります。
車の場合は国道2号線でまず舞子駅方面へと進み、舞子駅前で県道487号線に入って約15分で着きます。
神戸市バス・山陽バスの「多聞台4丁目バス停」を降りるとすぐに木々の生えている土手が見えます。
もうそこが松ケ池公園になっています。階段を昇っていくとすぐに公園内へと入れます。視界が開けて松ケ池が見えてきます。
徒歩0分とも言ってもいいほど、バス停からすぐのところにありますよ。
松ケ池公園には駐車場はないので、車で行くときは近くの民間駐車場を使う必要があります。
3分ほど歩くことにはなりますが阪神高速サービスの多聞台団地駐車場を利用するのがいいでしょう。
料金は全日7:00〜20:00は40分/200円、20:00〜7:00は60分/100円となっています。昼間最大(7:00〜20:00)は800円、夜間最大(20:00〜7:00)は400円です。
自然と親しむのにおすすめな松ケ池公園。バードウオッチングを親子で楽しむのに最適な場所です。
住宅街の中にあるのに本格的な野鳥観察の施設まである松ケ池公園は、自然と親しむ場所としてとてもおすすめできる公園です。
遠くの山まで出かけなくてもバードウオッチングを楽しむことができる点がいいですよ。
本格的なバードウオッチングを目指さなくても、ここで気楽に野鳥観察にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただ自然を楽しむ公園なので、遊びの要素はそこそこになっています。
球技を楽しむための広場もありません。遊具を目的にする場合は別な公園の方がいいかもしれませんね。
住所 | 兵庫県神戸市垂水区多聞台5丁目1(地図) |
連絡先 | 無 |
最寄バス停 | 神戸市バス・山陽バス「多聞台4丁目バス停」 |
アクセス | <公共交通機関を利用する場合>JR「舞子駅」から神戸市バス・山陽バスの54系統多聞団地経由学園都市駅方面行きのバスに乗り換えて「多聞台4丁目バス停」で降りてすぐ <車を利用する場合> 国道2号線から県道487号線に入って約15分 |
開園時間 | 24時間開放 |
休園日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | 無 |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル