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芦屋市谷崎潤一郎記念館

芦屋市谷崎潤一郎記念館の口コミレビューと感想!

芦屋市谷崎潤一郎記念館へ遊びに行こう!

芦屋市谷崎潤一郎記念館

はてなブックマークに追加  芦屋市谷崎潤一郎記念館の口コミと感想レビュー

芦屋市谷崎潤一郎記念館は兵庫県芦屋市にある作家、谷崎潤一郎の足跡を学べる施設。谷崎潤一郎の作品や愛用品の展示はもちろん、ユニークな特別展も。立派な庭園も見どころの一つ。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の口コミレビューと感想!

芦屋市谷崎潤一郎記念館は阪神間で活躍した作家、谷崎潤一郎の足跡を学べる施設。芦屋市谷崎潤一郎記念館の真向かいには芦屋市美術博物館があり、美術博物館と合わせて訪れることができます。

谷崎潤一郎は1886年、東京で生まれ1910年頃から作家活動を開始。1923年、関東大震災を契機に関西へ移住。それ以降、引越しを繰り返しながらも関西、阪神間を拠点に執筆活動に勤しみました。プライベートでは西洋風の生活を送るなど多彩な試みをした作家としても有名です

谷崎潤一郎の代表作は『細雪』や『春琴抄』。阪神間はもちろん日本を代表する作家。1965年に湯河原で79年の生涯を閉じています。立派な庭園があるも芦屋市谷崎潤一郎記念館の特徴です。

芦屋市谷崎潤一郎記念館では谷崎潤一郎の作品や愛用品の展示はもちろん、ユニークな特別展も開催。展示だけでなく講演会などのイベントも積極的に行われています。中には英語の講座も!

このように、芦屋市谷崎潤一郎記念館は単なる博物館ではなく、文化活動の拠点としても機能しています。阪神間には谷崎潤一郎ゆかりの地がたくさんあるので、一日をかけて谷崎潤一郎の足跡をたどるのも楽しいでしょう。

今回は芦屋市谷崎潤一郎記念館へ行ってきたので、見どころや感想を画像を交えて詳しくレビューします。 

芦屋市谷崎潤一郎記念館へのアクセスは?

芦屋市谷崎潤一郎記念館の最寄駅は阪神芦屋駅です。阪神芦屋駅からは阪急バスに乗り「緑町(美術博物館前)」で下車しましょう。また、阪神芦屋駅から徒歩でもアクセスできます。
 

芦屋市谷崎潤一郎記念館は芦屋市南部伊勢町にあり、最寄駅は阪神芦屋駅。阪神芦屋駅には全ての電車が止まるので、大阪、神戸、奈良方面から簡単にアクセスできます。

阪神芦屋駅からは阪急バスを利用しましょう。「新浜町行き」または「芦屋市総合公園前行き」に乗って「緑町(美術博物館前)」下車してすぐ。阪急バスだと片道220円、往復440円です。

ただし、バスの本数がそれほど多くない路線ので、事前に乗車時間を確認しておいた方がよさそうです。

芦屋市谷崎潤一郎記念館へのアクセスは?精道交差点

芦屋市谷崎潤一郎記念館へは阪神芦屋駅から徒歩でもアクセスできます。芦屋の街並みを眺めながらのんびり歩いて向かうのも楽しいのでおすすめ。

歩いて向かう時は、阪神芦屋駅の東改札口を出てまっすぐ歩くと、国道43号線・阪神高速道路の精道交差点に出ます。

芦屋市谷崎潤一郎記念館へのアクセスは?小さな公園

精道交差点を渡ったら、東方向(大阪方向)に歩きましょう。写真のような小さな公園に来たら南に進みます。歩き進めると「谷崎潤一郎記念館」と書かれた案内看板があるので、この看板に書かれた方向へひたすら歩きましょう。

芦屋市谷崎潤一郎記念館へのアクセスは?芦屋市美術博物館

しばらく歩くと木々が生い茂ったスポットがありますが、そこは芦屋市美術博物館なので間違わないように。ここを左に曲がりましょう。しばらく進むと、芦屋市谷崎潤一郎記念館に到着。阪神芦屋駅からは徒歩15分~20分の距離です。

芦屋市谷崎潤一郎記念館はどんなところ?おすすめポイントは?

芦屋市谷崎潤一郎記念館は作家、谷崎潤一郎の歩みが学べる博物館。見事な庭園も見所のひとつです。

芦屋市谷崎潤一郎記念館はどんなところ?おすすめポイントは?

芦屋市谷崎潤一郎記念館は阪神間、日本を代表する作家、谷崎潤一郎の歩みが学べる博物館です。1988年のオープン以降、多くの文学ファンが訪れています。おすすめポイントはなんといっても谷崎潤一郎が愛用した品の数々。

どの品も凝ったデザインが多く、谷崎潤一郎のセンスが感じられることでしょう。また、様々な角度から谷崎潤一郎の作品に迫れるコーナーもあります。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の和風庭園

芦屋市谷崎潤一郎記念館のもうひとつの目玉が和風庭園。ししおどしもあり、ホッと一息つけるスポットになっています。庭園には椅子が用意されているので、じっくりと庭園を鑑賞できます。他にもユニークな特別展やイベントなどが行われています。

芦屋市谷崎潤一郎記念館は規模は決して大きくありませんが、芦屋市の文化活動の拠点として機能しています。

谷崎潤一郎の足跡がたどれる芦屋市谷崎潤一郎記念館

芦屋市谷崎潤一郎記念館は大きく3つのゾーン(展示室、ロビーギャラリー展示、庭園)に分かれます。展示室では様々な角度から谷崎潤一郎の足跡が学べ、センスが感じられます。
 

谷崎潤一郎の足跡がたどれる芦屋市谷崎潤一郎記念館

芦屋市谷崎潤一郎記念館は芦屋市美術博物館の向かいにあります。抽象的なデザインが特徴の芦屋市美術博物館と比較すると、落ち着いたただずまいを見せています。

芦屋市谷崎潤一郎記念館と芦屋市美術博物館は全く雰囲気が異なるので、そのギャップの差を楽しむのもおもしろいでしょう。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の巨石

館内に入る前に、玄関左側にある巨石に注目してください。この巨石は1938年に発生した阪神大水害の威力を感じられる貴重な資料です。1938年当時、谷崎潤一郎は芦屋市の隣に位置する神戸市東灘区岡本に住んでいました。

阪神大水害の際、山から谷崎邸めがけて、この巨石が流れてきたのです。その後、この巨石は庭石として利用されました。この巨石からも谷崎潤一郎と阪神間との関わりがわかりますね。

芦屋市谷崎潤一郎記念館のエントランス

芦屋市谷崎潤一郎記念館は大きく3つのゾーン(展示室、ロビーギャラリー展示、庭園)に分かれます。展示室では谷崎潤一郎に関連する常設展示と企画展、ロビーギャラリー展示では特別展が行われます。なお、展示室での写真撮影は禁止されています。ご注意ください。

展示室は写真撮影が禁じられているので、文字でお伝えします。展示室に入ったら、左側にある谷崎潤一郎が住んでいた鎖瀾閣(さらんかく)の模型に注目しましょう。鎖瀾閣は神戸市東灘区岡本にありました。

残念ながら、1995年に発生した阪神淡路大震災により全壊。震災から20年以上経った今でも、復元されていません。鎖瀾閣は和洋中がミックスされたユニークな建築スタイルになっています。もともと、谷崎潤一郎は西洋文化が好きでした。

その後、中国旅行で中国文化にハマり、後年は和風を好みました。鎖瀾閣は谷崎潤一郎の好みの変遷を見事に具現化した建物といっていいでしょう。1階は中国風、2階は和風、風呂は洋風になっています。

鎖瀾閣の模型の隣には『細雪』を執筆した際の谷崎潤一郎の部屋が再現されています。落ち着いた和室となっており、「名作」が生まれそうなオーラが漂っていました。なお『細雪』のモデルとなった倚松庵は神戸市東灘区住吉にあり、一般公開されています。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の和らんまん

私が訪れたときは展示室にて春の特別展「和らんまん~谷崎の愛した絵画、工芸、着物~」が行われていました。谷崎潤一郎が愛用した硯箱やオルゴールなどが展示されていました。愛用品は凝ったデザインをしており、谷崎潤一郎のセンスが感じられます。

また、作品別に口絵原画やモデルが着ていた着物が展示されており、とても華やかな雰囲気に包まれていました。 

ホッと一息つける庭園を持つ芦屋市谷崎潤一郎記念館

芦屋市谷崎潤一郎記念館にある庭園は谷崎潤一郎が住んでいた潺湲亭(せんかんてい)の庭をモデルにしています。椅子もありホッと一息つけるスポットです。

ホッと一息つける庭園を持つ芦屋市谷崎潤一郎記念館

芦屋市谷崎潤一郎記念館のもうひとつの目玉が庭園です。この庭園は谷崎潤一郎の最晩年の住居、京都にあった潺湲亭(せんかんてい)の庭をモデルにしています。なお「潺湲」とは川の流れる様子を表した漢語です。

庭園は立派の一言。ホッと一息つけるスポットになっています。そして、心地よい風とししおどしの音とのコンビネーションがたまりません。周辺には大きな道路がないため、落ち着いた環境で庭園を堪能することができます。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の椅子

なお、庭園には質素ながらも、このような椅子が設置されています。そのため、椅子に座ってじっくりと庭園を鑑賞することもできます。また、木々や池を見ながら、庭園を一周するのもいいでしょう。晩年に、なぜ谷崎潤一郎が和風を愛したか。その理由がわかるかもしれませんね。 

芦屋市谷崎潤一郎記念館のユニークなロビーギャラリー

ロビーギャラリーでは谷崎潤一郎、日本文学に関連するユニークな特別展が行われています。お茶のサービスもありますよ。
 

芦屋市谷崎潤一郎記念館のユニークなロビーギャラリー

芦屋市谷崎潤一郎記念館にあるもうひとつの展示スペースがロビーギャラリーです。ロビーギャラリーでは谷崎潤一郎、日本文学に関連したユニークな特別展が行われています。

芦屋市谷崎潤一郎記念館の文豪ストレイドッグス展 第2弾

私が訪れた時はアニメ「文豪ストレイドッグス展 第2弾」が行われていました。「文豪ストレイドッグス」は近代文学の作家をモデルとした人気アニメ・コミックです。もちろん、谷崎潤一郎も登場します。

芦屋市谷崎潤一郎記念館のオリジナルイラスト

パネルには谷崎潤一郎を中心にたくさんのオリジナルイラストが展示されていました。ストーリーを知らない方でも十分に楽しめる内容です。アニメとあって、多くの子供達が真剣な眼差しでイラストを鑑賞していました。

芦屋市谷崎潤一郎記念館のロビーギャラリーのソファ

ところで、ロビーギャラリーの近くにはソファがあります。ソファからもロビーギャラリーの展示が見られます。また、芦屋市谷崎潤一郎記念館では飲み物のサービスもあります。

ただし、ケーキなどのお菓子は出していません。ケーキを食べたい方は芦屋市美術博物館にあるカフェ「Café de Repos」に行きましょう。

芦屋市谷崎潤一郎記念館のトイレは?

芦屋市谷崎潤一郎記念館のトイレは1Fにあります。周辺はコンビニが少ないので、徒歩の場合はトイレを済ませておきましょう。

芦屋市谷崎潤一郎記念館のトイレは?

谷崎潤一郎記念館のトイレは展示室、ロビーギャラリーと同フロア、1Fにあります。車椅子用トイレもあるので、どなたでも安心してトイレが利用できます。トイレは洋式となっており、十分なスペースが確保されています。

なお、芦屋市谷崎潤一郎記念館から阪神芦屋駅の間はコンビニが極端に少ないため、徒歩で移動される際は必ずトイレを済ませておきましょう。 

芦屋市谷崎潤一郎記念館のおすすめ度は?

まず、谷崎潤一郎ファン、日本文学ファンの方にとっては必見の博物館です。貴重な資料が見られることはもちろん、どっぷりと谷崎潤一郎の世界に浸れます。周辺には谷崎潤一郎が住んでいた邸宅があるので、セットにして訪れるのもおもしろいでしょう。

芦屋市谷崎潤一郎記念館では各種イベントも行われています。このイベントがなかなかユニークなもの。例えば「英語で読むクマのプーさん」やカリグラフィーなど、一般的な日本文学の博物館では考えられないプログラム満載です。

したがって「文学」「芸術」に興味がある方は芦屋市谷崎潤一郎記念館は要チェックすべきスポットです。なお、イベントは芦屋市谷崎潤一郎記念館のホームページに記載されています。 


芦屋市谷崎潤一郎記念館の施設概要

住所 兵庫県芦屋市伊勢町12-15(地図)
連絡先 0797-23-5852
最寄駅 阪神電車「芦屋駅」
アクセス 阪神芦屋駅から阪急バス(「新浜町行き」または「芦屋市総合公園前行き」)に乗車。「緑町(美術博物館前)」下車。阪神芦屋駅から徒歩15分~20分
営業時間 10:00~17:00
休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始
料金 一般300円
駐車場 周辺に有料駐車場あり
公式サイト http://www.tanizakikan.com/


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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正 新田浩之