小浜宿資料館のの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
小浜宿資料館は兵庫県宝塚市にある資料館です。浜宿資料館は江戸時代以降の日本史に興味がある方におすすめしたいスポット。
小浜宿資料館は小規模の資料館でありながら、内部は充実しています。
また、スタッフによる解説にも注目したいところ。とてもわかりやすく解説してくれるので、小浜の歴史がより深く学べることでしょう。
館内は江戸時代以降の展示物が中心となっています。江戸時代の展示物で注目したいのが大工道具。
実は、小浜は寺内町であると同時に「大工の町」としても栄えました。小浜の大工はグループをつくり「小浜組」を結成し、幕府から鑑札も出るほどでした。
明治時代、大正時代の展示物の中で特徴的なのが医学書。この医学書は山中家で使われていたものです。当時の医学書が身近で見られる資料館はあまりないでしょう。
小浜宿資料館で必ずチェックしておきたいのが江戸後期の小浜を再現した模型です。
建物は変わりましたが、当時の区画がそのまま残っていることに気づくはず。周りの歴史的建造物とあわせて小浜宿資料館を訪れるとおもしろいでしょう。
今回は小浜宿資料館へ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
小浜宿資料館は寺門町、小浜の歴史が学べる資料館。特に山陰の武将、山中鹿之助の子孫に関する資料は充実しています。
小浜は江戸時代、真宗寺院・毫摂寺の寺内町として発展しました。小浜は武庫川の近くにあり、小高い丘になっていたので、居住に適していたのです。
そんな小浜の有力者だったのが、山陰の武将、山中鹿之助の子孫にあたる山中家です。山中家は商才に優れ、一時は酒屋を営んだこともありました。
酒屋を閉じた後は内科医として活躍しました。そのため、小浜宿資料館は山中家の収集物を中心に構成されています。
小浜宿資料館のある小浜は真宗寺院・毫摂寺の寺内町として栄えました。小浜宿資料館では小浜の歴史が学べる資料が展示されています。
特に、山陰の武将、山中鹿之助の子孫が残した資料は必見ですよ。
小さい資料館ですが、規模のわりに充実しています。また、博物館のスタッフによる解説がとてもわかりやすいです。
この充実ぶりで、入場料はなんと無料。大変お得な資料館といえるでしょう。
江戸時代後期の小浜を再現した模型には注目したいところ。現在の小浜の町と比べながら観察するとおもしろいでしょう。
小浜宿資料館は1フロアの資料館。確かに規模はそれほど大きくありますが、充実した展示内容となっています。また、スタッフによる解説にも耳を傾けてみましょう。
小浜宿資料館は規模の小さい資料館ですが、展示内容は充実しています。さて、小浜は山陰で活躍した武将、山中鹿之助の子孫が住んでいた場所です。
山中家は商才に優れ、酒屋を営んでいたこともあります。酒屋を閉じた後は内科医として活躍。近年まで「山中医院」として営んでいました。
そのため、小浜宿資料館には医療関係の資料があります。こちらは軍医の制服です。
もちろん、小浜の歴史を記したパネルもありました。小浜は寺内町として発展したわけですが、ポイントとなったのは地形。
小浜の近くには武庫川が流れ、周りと比べると小高い丘になっています。そのため、水害から逃れることができるため、居住するには適した土地でした。
館内には現在では滅多に見られなくなった煙管や煙管盆がありました。実際に触ることはできませんが、間近で見られるので、子供たちにとってはいい勉強になるでしょう。
こちらは江戸時代に使われた消防の道具。実際にこのような道具を持ちながら、人々は消火に励んでいたいのです。
なぜか、このような大工道具もありました。実は小浜は寺内町であると同時に「大工の町」として栄えた地でもあります。
18世紀に大工の組「小浜組」が成立し、幕府から鑑札も出されていました。江戸時代、小浜は現在の宝塚市において、大いに栄えた町でした。
こちらは明治時代以降の展示物。ソロバン、算数の教科書、時刻表などがありました。とても美しい状態なので、今でも使えそうな感じがしますね。
置時計や携帯ラジオに混じって、山中家が使っていた医学書がありました。スタッフによると山中家は「力も強く、頭もよかった」とか。
まさしく、文武両道を体現した一家といえるでしょう。
昔では当たり前に見られた柱時計もありました。子供と一緒に行く場合は、スタッフの方に解説してもらうといいでしょう。
奥には大工の「小浜組」が使っていた旗が展示されていました。この旗を見る限り、とても規模の大きい組織であったことがわかります。
昔の物が多い中で異色といえるのが、こちらのクロガネモチの年輪円盤。
もともと、小浜にあり、昭和62年に宝塚市の天然記念物に指定されましたが、平成9年に枯れてしまいました。その後、伐採して年輪だけ資料館に保存されています。
江戸時代以降の展示物が多い小浜宿資料館ですが、弥生時代の銅鐸が展示されていました。
銅鐸は稲の豊作のためにつくられたもの。保存状態もよく、なかなか興味深いです。
数ある資料の中でチェックしておきたいのが江戸後期の小浜を再現した模型。建物はすっかり変わりましたが、区画は今でもそれほど変わらないような気がします。
今の町並みを思い出しながら、この模型を観察するとおもしろいでしょう。
なお、こちらが小浜の地図です。見事に区画が整備されていることがわかるでしょう。なお、小浜の道は狭いですが交通量は多いので十分にご注意ください。
小浜宿資料館の周辺には毫摂寺や江戸時代の建造物があります。
小浜宿資料館を訪れたら、他のスポットもチェックしておきましょう。こちらが寺内町の中心にあたる浄土真宗のお寺、毫摂寺です。
この寺を中心に発展したこともあり、なかなか立派な寺でした。
小浜宿資料館の周辺には江戸時代の建造物がいくつかあります。どれも立派な商家になっており、まるでドラマのセットのよう。雰囲気抜群です。
なお、小浜宿資料館ではそれぞれの建物を紹介した地図もあるので参考にしてください。
小浜宿資料館には洋式トイレがあります。石鹸もあるので安心して使えます。
小浜宿資料館にはトイレがあります。トイレには美しく整備された洋式トイレがありました。なお、赤ちゃん用の椅子は用意されていないので、ご注意ください。
洗面台には石鹸が備え付けられていました。そのため、誰でも気持ちよくトイレが使えます。
小浜宿資料館周辺にはコンビニがないので、ここでトイレを済ませることをおすすめします。
小浜宿資料館は阪急宝塚線「売布神社駅」から徒歩10分と好アクセス。周辺には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
小浜宿資料館の最寄り駅は阪急宝塚線「売布(めふ)神社駅」です。
ここでは「売布神社駅」からのアクセスを解説します。
小浜宿資料館は途中の道のりにも見所があります。ぜひ、この記事を参考にして寄り道してみましょう。
「売布神社駅」の南口を出たら、中国自動車道の方向に歩きましょう。
すると、このような小さな看板が見えてきます。ここで「旧和田邸」と書かれた看板を目印にします。
JR宝塚線の踏切を渡ると、このような風景が見えるはず。中国自動車道の向こう側(西側)に出ます。西側に出たら、まっすぐ歩きましょう。
すると「売布1」交差点に着きます。ここで右に曲がり1本目の道をまっすぐ進みます。
ここで間違えると、小浜宿資料館には着きません。重要ポイントにも関わらず看板はないのでご注意を。
この道をまっすぐ歩きます。斜め横に見える黄土色の住宅を目印にするといいですね。そして、ひとつ目の角を左折します。
左折した後にまっすぐ進むと、右側に古風な住宅が見えてきます。これが「和田邸」です。「和田邸」は内部見学できるので、時間があれば寄ってみるといいでしょう。
道なりに歩くと、このような赤い橋が見えてきます。赤い橋を渡ると区画が変わり、小浜の町に入ります。
ところで赤い橋から見て左側にある坂は「いわし坂」と言われています。昔はここから大量のいわしを載せて、船が出ていたとか。小浜の地名の由来になっているスポットです。
小浜の町に入ると、再びこのような看板が出現します。「小浜宿資料館」と書かれた看板が指し示す方向に向かって歩きましょう。
「売布神社駅」から歩くこと約10分。小浜宿資料館に着きました。無料の資料館ですが、堂々とした門構えです。
江戸時代以降に興味のある方におすすめしたいスポット。子供ですと、小学校高学年以上向けの施設といえるでしょう。
小浜宿資料館は江戸時代以降の日本史に興味がある方におすすめしたいスポット。
小浜宿資料館と他の施設を合わせて訪れると、なかなかおもしろいですよ。子供ですと、小学校高学年以上向けの施設といえるでしょうね。
住所 | 兵庫県宝塚市小浜5-6(地図) |
連絡先 | 0797-81-3655 |
最寄駅 | 阪急宝塚線「売布神社駅」 |
アクセス | 「売布神社駅」から徒歩10分ほど |
営業時間 | 10:00〜16:00 |
休業日 | 月曜日、年末年始(12月28日〜1月4日) |
入料金 | 無料 |
駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
公式サイト | https://takarazuka.kohama |
新田 浩之
1987年生まれ、兵庫県神戸市在住。現在はライターとして活動しています。分かりやすく関西の魅力やお出かけ情報を全国の方々に伝えればと思っています。
編集&校正 ビー・エイブル