神戸海洋博物館へ遊びに行こう!陸・空・海の様々な乗り物の展示がある博物館。実際に乗り物に乗れたり普段は見れない運転席が見れたり出来るファミリーにおすすめのお出かけスポット。
神戸海洋博物館は、神戸市中央区にある海・船・港の歴史を学べる人気の博物館です。
神戸海洋博物館は、1868年に神戸港が開港されてから120年目の1987年に記念事業の一環として、開館されました。模型や映像、グラフィックやパネルなどを通して海や船、港について紹介しています。
博物館内には、川崎重工業の企業ミュージアム「カワサキワールド」もあります。体験型のミュージアムなので、小さなお子さんも楽しめるスポット。また、バイクの展示、新幹線や電車の内部も紹介されているので、乗り物好きの大人にも人気があります。
そんな大人から子どもまで楽しめる神戸海洋博物館へ、実際に私が訪れたときの感想を写真とともにご紹介します。
神戸海洋博物館は、神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」から徒歩5分。JR・阪神電鉄「元町駅」から徒歩15分です。車で行く場合は、周辺の駐車場を利用しましょう。
神戸海洋博物館は、神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」より徒歩5分。JR・阪神電鉄「元町駅」からだと徒歩15分です。
電車で行く場合は、「みなと元町駅」を利用するのが一番近いですが、地下鉄湾岸線へ乗り換えるのが面倒な人は、JR・阪神「元町駅」か、JR「神戸駅」から歩いていくのもおすすめ。
特に、JR「神戸駅」周辺は商業施設「Umie」やアンパンマンミュージアム&モール、神戸ポートタワーなど観光スポットがあるので、あちこち散策しながら歩いてみると楽しいと思います。
車で行く場合は、大阪方面からだと阪神高速道路「京橋」出口から西へ約5分、「柳原」出口から約10分で到着します。専用の駐車場はありませんが、周辺に有料駐車場があります。
市営の「メリケンパーク駐車場」「メリケンパーク南一般車駐車場」は、30分毎に200円。少し離れていますが、Umieの駐車場は平日3時間無料、土日祝日は2時間無料です。Umieで2,000円以上買い物をすれば、さらに+1時間駐車時間が無料になるサービスもあるので、神戸周辺を観光するなら、こちらの駐車場がオススメです。
神戸海洋博物館の入場券は、前売り券や周辺施設の共通券を利用すれば割引制度を受けることも可能。
神戸海洋博物館の入館料は、大人(高校生以上)600円、小人(小・中学生)250円です。幼児は保護者1名につき2名まで無料。老人手帳(神戸市発行のもの)、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方は、個人料金の半額で入館することができます。
カワサキワールドの公式サイトに大人100円引き、小人50円引きになる割引券があります。(リンク先は施設詳細にて)1枚で5名まで利用できるので、事前に印刷して持っていくと窓口で少し安くチケットを購入できます。
その他に、近隣にある神戸ポートタワーの入場券もセットになった共通券の販売もあります。通常、神戸ポートタワーの入館料は大人(高校生以上)は600円、小人(小・中学生)は300円。海洋博物館と神戸ポートタワーの入場券を別々に買うと、大人1,300円、小人550円となりますが、共通券なら大人は1,000円、小人400円です。どちらも行く予定がある人は、チケットを何度も買う手間も省けますし、共通券を買うことをオススメします。
神戸海洋博物館は、海・船・港をテーマにした博物館。館内には、川崎重工業の企業ミュージアム「カワサキワールド」が併設されています。
神戸海洋博物館は、海・船・港をテーマにした博物館。1987年に「神戸開港120周年記念事業」の一環として開館しました。帆船の帆と波をイメージしてつくられた白いスペースフレームが目印で、すぐ隣にある神戸ポートタワーと同様、ハーバーランドの景色を象徴する施設の一つ。
館内には、模型や映像などを通して船の仕組みや港の施設、歴史について学べるエリアがあります。また、川崎重工業の企業ミュージアム「カワサキワールド」も併設されています。船舶、鉄道車両、航空機やバイクなどの模型や実物が展示もあり。体験型のスポットもたくさんあり、小さなお子さんから大人まで楽しめると思います。
神戸海洋博物館のエントランスには、イギリス軍艦ロドニー号の1/8の縮尺模型があります。
神戸海洋博物館のエントランス・ロビーには、イギリス海軍第二級戦艦「ロドニー号」の1/8縮尺模型があります。ロドニー号は1868年の神戸港開港の際に、21発の号砲でそのお祝いをしたとされる船です。入るとすぐに目に入る巨大な船で、近くで見るとより迫力が増します。
神戸海洋博物館内で撮影が許可されているのは、このロドニー号とカワサキワールドのみ。他のエリアは撮影が出来ないので、ご注意ください。
ロビーにはその他に、日本で初めてイタリアのベニスから輸入された6人乗りの大型ゴンドラの実物や、船首像、神戸港に入港したクルーズ客船の写真などが展示されています。
神戸海洋博物館の1階展示室は、「現代から未来の神戸港」がテーマです。主に船の仕組みや、クルーズ船の魅力を紹介しています。
神戸海洋博物館の一階展示室には、船の模型が約200点ずらりと並んでいるエリアもあるので、船好きにはたまらないスポットではないでしょうか。模型の前でじっくりと船を眺めている人も、たくさん見かけました。
カワサキワールドは、神戸海洋博物館内にある川崎重工の企業ミュージアム。代表的な製品の展示や、企業史の紹介などの他に、遊びながら学べる体験型エリアもあります。
カワサキワールドは、神戸海洋博物館1階にある川崎重工グループの企業ミュージアム。100年の歴史を誇る川崎重工の企業史や代表的な製品、川崎重工の技術とものづくりについて遊びながら学べるエリアです。
入ってすぐのエリアには川崎重工グループの企業史の年表や、代表的な製品の模型や実物が展示されています。中にはセメントプラントのジオラマ、1975年に製造された初期モデルのジェットスキーの実機も。あちこちで熱心に模型を眺めるお父さんやお子さんの姿を目にしました。乗り物好きのお子さんには、特におすすめです。
「カワサキワールドシアター」です。約14mある横長の巨大なスクリーンで、川崎重工の製品紹介映像が流れていました。私が行ったときには、バイクの操縦者目線でコースを走る映像も見ました。とても迫力があって、思わず足を止めてしまう場所でした。
シアタールームを抜けると、「モーターサイクルギャラリー」です。Kawasaki製品のバイク、レース車が展示されています。ライトに照らされたバイクの数々は、バイク好きにはたまらないエリアではないでしょうか。車両重量やエンジンの種類など、スペックの詳細の説明もあるので、ぜひそちらも見てみましょう。
また、サーキットを模擬走行できるライディングシュミレーターもあり。身長140cm以上なら、お子さんでも体験することができます。私が訪れたときは20分待ちと少し混雑していましたが、受付だけすれば他のエリアを見学して時間をつぶすことも出来ます。興味のある人は、ぜひどうぞ!
「海のゾーン」です。このエリアでは、ゲームをしながら船について学ぶことができます。「ものづくりシアター」は、船舶の進水式などの映像を3画面マルチ画像で鑑賞するコーナー。時間によって上映されるプログラムも違います。水上バイクのゲームも、お子さんに人気で列が出来ていましたよ。
「空のゾーン」には、川崎バートルKV-107U型ヘリコプターの実機が展示されています。とても大きくて、迫力がありました。
客室の中にも入れるようになっています。ヘリコプターの中に入るのは初めてでしたが、飛行機やバスのようにシートが並んでいるとは知りませんでした!操縦室には、大きさが様々なメーターがずらり。操縦士はこれを操作しているのか・・・と感心しました。
パフォーマンスロボットです。工場で働いている産業用のロボットが、いろんな動作を実演してくれます。
川崎重工が開発した次世代型の路面電車「SWIMO」の実物です。線路なしで走ることが出来る画期的な電車で、地球環境を考えてつくられたものだそう。
内部も映画に出てきそうな近未来的な作りになっていて、何だか乗っているだけで楽しそうです。操縦席のボタンもかっこいい!実際に座ることもできるので、最先端の路面電車の座り心地をぜひ堪能してみてください。
0系新幹線の先頭車両の実物が展示されています。新幹線の正面には、0系新幹線で使われていたシートが3席設置されています。シートに座りながら、新幹線を眺める・・・これまた「マニアにはたまらない!」と列車好きをうならせそうなエリアです。
0系新幹線の中に入ることもできます。客室や運転席も、以前使われていた実物。少し古い内装が、この新幹線の歴史を感じさせますね。
新幹線のプラレールが走るショーケースには、熱心に列車を見つめる鉄道好きの女性「鉄子」の姿も。(しかも4、5人いました)カワサキワールド内には男性だけでなく、女性客グループの姿もよく見かけましたよ。
体験エリアには、子ども向けの小さな椅子も並んでいました。オシャレなインテリアみたいで、とても可愛いですね。
神戸海洋博物館2階の展示室は、「歴史からみた神戸港」がテーマです。このエリアには、ジオラマや模型、地図やグラフィックを通して神戸港の歴史を学ぶことができます。
神戸港は、昔から外国との交流拠点として発展してきました。平安時代は平清盛、室町時代は足利義満が貿易の拠点にしていたそうです。江戸時代には「兵庫の津」と呼ばれ、交通の要衝として利用されていました。
NHKの大河ドラマ「平清盛」でゆかりの地である「大輪田泊」や「福原京」をCGで再現したエリアもあるので、大河ドラマファンはぜひ昔の放送を振り返りながら見学してみてはいかがでしょうか。
その他にも、2階には「平清盛」に関する映像を鑑賞することができるマリンシアターや、屋外には神戸造船所で使用されていたトリガーなどの実物があります。
神戸海洋博物館のトイレはウォシュレット付きでとてもキレイ。1階ロビーにある授乳室には、おむつ交換台や休憩エリアもあります。ベビーカーの貸し出しもあり。
神戸海洋博物館にはトイレが4ヵ所あります。トイレはきちんと清掃されているようで、とても綺麗でした。ウォシュレットもついていて、冬場でも快適に過ごせそうです。
また、1階ロビーにはベビールーム・授乳室があります。粉ミルクを作るのに便利なシンクや、おむつ交換台も完備。小さなお子さんを連れていくときも、安心して利用できます。
ロビーでは、館内で利用できるベビーカーの貸し出し(先着2台)もあるので、必要な方は係りの人に声をかけてみましょう。
神戸海洋博物館はファミリーのお出かけスポットにおすすめ。全天候型施設なので寒い日でも雨が降っても大丈夫。特に男の子には興奮が止まない人気の遊び場です。
神戸は昔から港町として栄え、発展してきた歴史があります。神戸海洋博物館は、その歴史を学ぶにはちょうどいいお出かけスポット。
また、館内にある川崎重工の企業ミュージアム「カワサキワールド」にはシミュレーションゲームなどの体験コーナーがたくさんあります。バイク・船・新幹線・飛行機などの乗り物好きの人は、お子さんだけでなく、大人も十分楽しめます。カワサキワールド内は撮影OKなので、記念撮影も忘れずに。
その他にも、神戸海洋博物館の周辺には神戸ポートタワーや、アンパンマンミュージアム&モールなど観光スポットもたくさんあるので、1日いても飽きません。神戸・ハーバーランドを訪れた際には、ぜひそちらにも足を運んでみてください。
住所 | 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2 (地図) |
連絡先 | 078-327-8983 |
最寄駅 | 神戸市営地下鉄湾岸線「みなと元町駅」 |
アクセス | <電車の場合> JR・阪神電車「元町駅」より徒歩15分。阪急電鉄「高速花隈駅」より徒歩15分。神戸市営地下鉄西神・山手線「県庁前駅」より徒歩20分。神戸市営地下鉄湾岸線「みなと元町駅」より徒歩5分 <車の場合> 阪神高速道路3号神戸線「京橋」出口から約5分、「柳原」で出口より約10分。 |
営業時間 | 10:00〜17:00(最終入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休み)年末年始(12月29日〜1月3日) |
入館料金 | 大人(高校生以上)600円 小・中学生 250円 ※幼児は保護者1名につき2名まで無料 |
割引 | あり(リンクはこちら) |
駐車場 | あり(30分ごとに200円) @メリケンパーク駐車場 Aメリケンパーク南一般車駐車場 |
公式サイト | http://www.kobe-port-tower.com/ |
NANA
1988年生まれの神戸在住ライター。幼稚園児の娘と息子を育てているママです。足を運んだ兵庫県内の観光・お出かけスポットは100ヶ所以上。子持ちママ目線で、施設の魅力をご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル