菊正宗酒造記念館へ遊びに行こう!
菊正宗酒造記念館では、お酒造りの歴史が学べるだけでなく、菊正宗ブランドのお酒が試飲も楽しめます。また、お酒を使った様々な商品も見逃せません。
大人はもちろん、子供の社会見学にも最適です。菊正宗酒造記念館は、入場無料なので、魚崎に来たついでにぶらっと寄ってみてはいかがでしょうか? 雰囲気のある建物では、つかの間の非日常感が感じられるでしょう。それでは、さっそく見ていきましょう。
阪神「魚崎駅」を降り、住吉川沿いの遊歩道「清流の道」を南へ歩きます。すると、「菊正宗」の文字が目の前に!魚崎の町全体がお酒の町なので、あちこちに酒蔵めぐりの看板があります。菊正宗の看板を頼りにしなくても、菊正宗酒造記念館はすぐにわかります。これほど目立つ場所に菊正宗の文字があれば、誰でも迷わずに行けますね。
ようやく入り口に到着です。入り口はこんな感じです。駐車場も近くにあるので、車で来ても安心ですね。菊正宗酒造記念館は気軽に入れるので、さっそく入りましょう。菊正宗酒造記念館の前にはお酒の樽が。菊正宗の長きに渡る栄光の軌跡が感じられます。
なかなか趣深い建物なのですが、この資料館は1995年に発生した阪神淡路大震災で倒壊しました。現在の建物は2代目となります。震災前の酒造記念館は、1659年に建造された神戸御影にあった本嘉納家本宅屋敷内の酒蔵を利用しました。
そのため、歴史を知る上で、とても貴重な建築物でした。しかし、阪神淡路大震災により倒壊。現在の資料館は新たに再建されました。現在の資料館は、震災時の教訓を生かしてしっかり耐震構造になっているので安心です。
外観は屋根に本瓦葺、外壁に辻塀や焼杉板張りを使用。伝統的な酒蔵を忠実に再現しています。 2代目資料館は、1代目に活躍した資料館の柱や梁を随所に使用しています。
さすがに古いだけあって、樹齢400年以上もあるようです。これも見ものですね。今も2代目の中で生き続けています。
前庭には水車小屋、左には井戸とはねつるべがあります。なかなか情緒があり、素敵です。このような光景はなかなか見られないもの。一見の価値ありですね。
入口です。菊正宗の看板が立派にかかっていますよ。さあ、さっそく見学しましょう。昔の酒造りの様子が明らかになりますよ。
館内には、重要有形民俗文化財指定の「灘の酒造用具」が展示されています。この資料館の訪問客はなんと年間約5万人!すごいですね。 魚崎は震災時にはかなりの被害を受けました。しかし、展示されていた貴重な酒造道具や小道具類はガレキの中から掘り起こしました。
これはお酒を運んだ天秤棒でしょうか?左右に人が担いで運んでいく様子が想像できます。
こちらは当時の職人の部屋です。酒造りでは住み込みで働いていたのでしょう。食事の様子なども垣間見られ、当時の雰囲気がよくわかります。 酒造りの仕事は過酷でした、酒造りの過程では寒暖の差が激しいので、体に多大な負担がかったようです。
こちらには、ふんどし一丁で頑張っている姿が見られました。このような人々のおかげで、日本を代表する名酒が誕生したのですね。こちらもお酒の道具です。今も見るような道具もちらほらと見られました。
こちらは「こうじむろ」ですね。お酒造りに大切な麹をここで育てたのでしょう。
酒蔵でよく見かける大きな樽を発見。同じように作っても、酒造メーカーによって味が異なるのは不思議ですね。
実際の酒造りの過程を小さな人形で説明していました。具体的に人々がどのような作業を行なっていたのかよくわかる資料です。
こちらのお酒は山田錦というお米を使っているようです。山田錦はでんぷん質が固まっているので、お酒造りに適しているのです。
まずは「生酛」というお酒です。搾りたての逸品です。スキッとした味わいがたまりません。
こちらは純米大吟醸「嘉宝」です。どろっとした味が、日本酒好きにはたまらないでしょう。
最後は「すだち冷酒」です。すだちの爽やかな感じが、女性に好まれそうですね。冷たくておいしくいただきました。
こちらは酒袋を使ったバッグ。なかなかいい色が出ています。
こちらは菊正宗のお酒ですが、ボトルがとてもかわいいんですね。
こちらは梅酒です。お土産に迷われた場合は梅酒にしましょう。
菊正宗の酒器も売っていました。菊正宗でお酒をたくさん購入したら、ぜひ菊正宗のロゴ入りの酒器で飲んでみましょう。気分は最高潮になりますね。
「すだち冷酒」はこちらで売られていました。とても手軽なパッケージ。お持ち帰りに最適ですね。
こちらはお酒好きにはたまらないお燗のつぼセットです。気軽に家庭でもお燗が楽しめますよ。
ユニークなお土産が「酒カレー」です。一体、どのような味がするのでしょう?菊正宗酒造館いかがでしたか?見学して、試飲して、お土産を買って、そのあとはぶらぶらと魚崎郷をほろ酔い気分で歩いてみるのも、おもしろいかもしれません。
菊正宗酒造記念館では、お酒造りの歴史が学べるだけでなく、菊正宗ブランドのお酒が試飲も楽しめます。また、お酒を使った様々な商品も見逃せません。
大人はもちろん、子供の社会見学にも最適です。菊正宗酒造記念館は、入場無料なので、魚崎に来たついでにぶらっと寄ってみてはいかがでしょうか?雰囲気のある建物では、つかの間の非日常感が感じられるでしょう。
住所 | 神戸市東灘区魚崎西町1-9-1(地図) |
連絡先 | 078-854-1029 |
最寄駅 | 六甲ライナー「南魚崎駅」、阪神「魚崎駅」 |
アクセス | 六甲ライナー「南魚崎駅」下車。駅から北西へ徒歩2分。 阪神「魚崎駅」下車。住吉川沿いの遊歩道“清流の道”を南へ徒歩10分。 |
営業時間 | 9:30~16:30 |
休園日 | 年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 館内にあり |
公式サイト | http://www.kikumasamune.co.jp/ |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル