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浜福鶴

浜福鶴の口コミレビューと感想!

浜福鶴へ工房見学に行こう!灘の酒蔵の一つ浜福鶴は醸造酒の製造工程が学べたり利き酒が出来たり、お酒の様々な知識を身につけることが出来るお出かけスポットです。

浜福鶴へお出かけしよう!

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灘のお酒について深く学ぶなら浜福鶴がおすすめ。作りたての生のお酒を利き酒したりお酒の工房を見学したり楽しいお出かけスポットです。

灘の酒蔵「浜福鶴」の工房見学の口コミと感想レビュー

全国一の生産量を誇る神戸の灘五郷の1つ、魚崎郷の浜福鶴。ここでは、作りたてのお酒を利き酒できるだけでなく、吟醸工房というお酒の工房を見ることが出来ます。

灘に酒蔵は数多くありますが、こちらはその中でも珍しい「もろみの仕込み」を体感できるという点で、日本酒好きにはたまらない酒蔵です。お酒の知識も深まって、普段のお酒もよりおいしく飲めること間違いなし。

店内には、お酒を使ったスイーツも数多く置いてあるので、お酒が飲めない子どもさんでも十分に楽しむことができますよ。それでは、さっそく浜福鶴の様子をレポートします。

浜福鶴への行き方(アクセス)は?

浜福鶴は電車で行くにも車で行くにもアクセスが抜群。駐車場も無料なので時間を気にすることなく楽しむことが出来ます。

浜福鶴への行き方(アクセス)は?

浜福鶴へ行く時は電車を利用する場合の最寄り駅アは、阪神電鉄・六甲ライナーの「魚崎駅」神魚崎駅を降りて、酒蔵通りを10分ほど歩けば浜福鶴受像工房に到着します。

車を利用する場合は、大阪方面からだと阪神高速3号神戸線・摩耶出口より北へ→国道2号を右折→国道43号を東へ→覚浄寺を右折→浜福鶴銘醸工房へ。神戸以西からだと阪神高速3号神戸線・芦屋出口より→国道43号を西へ→覚浄寺を左折→浜福鶴銘醸工房へ。

駐車場はあるの?無料

この辺りは酒蔵が有名なところで、浜福鶴もこの魚崎郷の1つに数えられています。浜福鶴は酒蔵通りを歩いて行くとすぐに見つかります。長い煙突のような塔が建っているので、それを目印して向かいましょう。

車で浜福鶴へ行く時の行き方

浜福鶴の外壁においしそうな大吟醸のソフトクリームの絵が。これは是非食べてみたい...ワクワク心が踊ります。お店の看板も目立つところに立っているので、これも目印になりますね。看板を読んでみると限定品が買えるみたいです。

酒蔵前には広い駐車場があるのですが、ツアーバスが停められそうなほど十分にスペースがあります。これだけ広い駐車場なので、よほど混雑しない限りはいつ行っても問題なく駐車出来るでしょう。

浜福鶴の歴史と名前の由来は?

魚崎の豊かな風景から浜福鶴の名はつきました。「浜辺に鶴が舞い福が来たる」という意味が込められています。

酒蔵「浜福鶴」の歴史と名前の由来

浜福鶴は「はまふくつる」と呼びます。なんだか不思議な名前だと思いませんか?実はこの名前は、魚崎の景色にちなんでつけられた名前。

実は魚崎浜は昭和30年過ぎまで白砂の中に青松がたなびく風流な情景を残していて、こちらの浜福鶴から近い浜辺はよく鶴が舞い降りる場所でした。その情景を見て、「浜辺に鶴が舞い福が来たる」という意味で「浜福鶴」と名付けたそうです。

確かに「浜福鶴」、名前を聞くだけで、鶴が舞い降りる美しい自然の情景がパッと脳裏に浮かぶほどインパクトがある名前ですよね。

取り扱っているお酒の種類は?

魚崎郷は、江戸時代頃から酒処として名を馳せてきたのですが、このあたりは、酒造り適しているとされている「山田錦」の主産地である播州に隣接していたこと、澄んだ湧水に恵まれていたことが、酒処として栄えた所以です。

こちらの蔵元は阪神大震災で大きな被害を受けましたが、近隣住民との関係や地域貢献の重要性を再認識し、見学用の酒蔵を再建したそうです。

浜福鶴ってどんなところ?見どころは?

浜福鶴で展示されているものやお酒の試飲など見どころを紹介!酒蔵の見学は無料で事前の予約も必要ありません。自由に入って見学することが出来ます。

浜福鶴の酒蔵見学の内容は?

駐車場の脇になんだか大きな桶らしきものが見えますが、こちらは実際に使用していた酒桶。中は空洞でベンチが置いてあって、写真スポットになっています。記念にパチリ!

樽の隣には井戸があります。おいしいお酒はきれいな水からしかできないというので、きっと飲んでもおいしいはず。実はこの古井戸、震災時にこちらのこのあたりの地域の方々にとても役立ったとか。震災中、断水が長期間続いたそうで、近隣被害者にお水配りをして、「生命の水」といわれていたそうです。

浜福鶴の見どころやおすすめは?

こちらが入り口です。ガラスの扉から明るい店内の様子が感じられます。のれんには「空蔵」の文字。どうやら、このお酒がここではイチオシのようですね。早く飲みたい気持ちをぐっと抑えつつ中に入っていきましょう。

一押しのお酒

中に入るとお酒が所狭しと並んでいます。メッセージボードを見てみるとどうやら秘蔵酒を有料で試飲できるようです。これこそ、酒蔵めぐりの醍醐味ですよね。

ちなみに、秘蔵酒って蔵人でしか味わうことができなかったた門外不出の極上酒だそうです。こんなのが飲めるなんて最高ですね。

浜福鶴で買える限定商品は?

浜福鶴の店内には様々な日本酒をはじめ、ここでしか手に入らない限定のオリジナル商品が買えちゃいます。


限定商品は?

面白いものを見つけましたよ、浜福鶴のオリジナル商品発見です!酒ゼリーという商品と空蔵ケーキ。やっぱりここでも「空蔵」という名がありますね。お酒入りのゼリーやケーキがどんな味がするのか興味津々。

人気のお酒は?

それにしても、酒蔵だけあってお酒の種類が多いですね。変わったお酒が飲みたい人には嬉しい品揃えです。

浜福鶴の大吟醸とおつまみの販売

浜福鶴の大吟醸も売られていました。お値段が結構するのかと思いきやお手頃な価格帯。三角錐のおしゃれなボトルが目をひきます。お酒と言えば欠かせないのがおつまみ。浜福鶴には酒の肴にぴったりのおつまみも販売されています。あまり見かけないような変わり種も。

浜福鶴のリムーザン(樽熟成)

少し変わったお酒を見つけました。ブランデー用の樽でゆっくり熟成させるリムーザンという日本酒です。山田錦を50%だけ精米して特別醸造した原酒を樽に10年寝かせたお酒なんだそう。いったいどんなお味がするんでしょうか。

浜福鶴の利き酒体験

どのお酒を買うか迷った時はやっぱり利き酒が一番。利き酒体験をしてお気に入りのお酒を見つけて帰りましょう!

利き酒体験が出来る灘の酒蔵

気になるお酒は数あれど、実際に買うとなれば、何を買っていいのか迷ってしまいますよね。そんな時は利き酒体験をしてみましょう!

利き酒なら少量ずつなので色んな味が楽しめる。チケットを買って、気になったものを色々試し飲みしてみましょう。

吟醸工房限定秘蔵酒が飲める

先ほどの限定秘蔵酒が量り売りされています。高級な日本酒を1本丸ごと買うことはおいそれとは出来ませんが、利き酒なら1杯だけという飲み方が楽しめるのでうれしいですね。これでこそ、わざわざ酒蔵にきた甲斐があったというもの。

利き酒が飲めるバーカウンターのような休憩スペース

利き酒のできるスペースはちょっとしたバーの雰囲気、気分良くお酒に浸れそうです。ただし、飲み過ぎには注意ですよ。

浜福鶴の吟醸工房を見学しよう!

お店を回った後は吟醸工房の見学を楽しみましょう。この工房は吟醸酒がどのように作られているかを学べる施設です。

吟醸工房の酒蔵見学コース

吟醸工房は館内にあります。17時までは工房内を自由に見学できるようになっているので、気軽に階段で2階に上がって酒蔵見学へ行ってみましょう。

先ほどの階段を上っていった先にあるのは・・・。

展示品と見学時間

こちらが吟醸工房。こちらの工房にはツアーガイドさんはいませんが、お酒の作り方を図で説明しているので各自でお酒の作り方を学ぶことになります。図が丁寧に書かれていてとても分かりやすかったですよ。

お酒の元のなるお米の穂を展示していました。おなじみのコシヒカリもありますね。お米を洗うところから始まり、長い工程を経て日本酒に仕上がっていくんですね。

展示されている珍しい酒作り用の道具

こちらは浜福鶴で作られているお酒たちです。やっぱり「空蔵」はしっかり入っていますね。お店でみたことがあるお酒も展示されていましたよ。

日本酒の製造工程が学べる施設

こちらは現在の日本酒工場。酒蔵といえば、趣きのある風情を想像してしまいますが、今はこんな機械を使って合理的に作っていることが分かりました。個人的には昔ながらの作り方の方が美味しいんじゃないかという気もしますが...

昔のお酒の製造方法が学べる「浜福鶴」

こちらはお酒を作る時に使用していた道具の展示コーナー。それぞれに使う目的があり、使い方や用途が記していましたよ。右側の道具はお酒を詰めていた樽です 。なんだかこんな樽を時代劇のようなところで見たことがある気がします。

酒蔵見学コースは予約がなくても大丈夫

そして、こちらが浜福鶴の酒桶です。この大きな桶でお酒を混ぜたのでしょうね。よく見る酒蔵の光景です。大きすぎてハシゴに登らないと中が見えません。ハシゴに登って中を撮影してみました。酒桶の中はこんなふうになっているんですよ。

もろみ体験コーナー

こちらはもろみ体感コーナーです。もろみの仕込みの様子を学べる展示ブース。数多くある灘の酒蔵の中でも、もろみの香りを嗅げるところは限られているので、ここにきたからには是非こちらは見てほしいスポットです。

もろみは日数とともに変化するのですが、形状や香りで状態を確認しているのだそうです。良いお酒を造るためには、この香りの変化に気付く熟練の技が欠かせないものだったのでしょう。

もろみの香りや熟成する音を聞くことが出来る展示ブース

このボタンを押すとお酒の甘い香りが漂ってきます。また、もろみが発酵する音、職人さんはお酒の声まで耳で感じとれるなんて本当にスゴイ。録音とは言え実際の音を楽しめるのは面白い試みです。

お酒を作る工程は?

とにかくお酒は工程が多くて、手間がたくさんかかることが分かりました。お酒作りはその工程の間で1箇所でもミスをすると、良いお酒に仕上がらないないという厳しい世界なんですね。

現在のお酒工房の見学

現在、作られている工房の見学も出来ました。今ではこんな大きな発酵タンクでお酒を作ってるんですね。まさに工場といった感じがします。昔と違って飲む量が増えている分、昔のような作り方は今は出来ないのかも知れません。少し寂しい気もしますが、これも時代の変化なのでしょう。

浜福鶴のおすすめ度は?

普段私たちの身近にあるお米から作られるお酒。そのお酒がこんなにも複雑な工程を踏み手元に届いているとは全く知りませんでした。当たり前に口にしているものの実際に作っているところを見ると、これまでとは違った気持ちで頂くことが出来ます。

日本酒は今、世界的にブームになりつつあるそうです。子どもたちにも世界に誇れる日本酒の製造工程を見せてあげることで自信を持ってもらえるような気がしました。

子どもたちが楽しめるようなイベントやスポットはなく工房の説明も難しいでしょう。それでも、大人が子供たちと一緒に工房を回ってひとつひとつ説明してあげるだけでもとても勉強になるのではないかと思います。

浜福鶴の施設概要

住所 庫県神戸市東灘区魚崎南町4-4-6(地図
連絡先 078-411-8339
最寄駅 阪神・六甲ライナー「魚崎駅」
アクセス 電車を利用する場合は、阪神・六甲ライナー魚崎駅より徒歩10分

車を利用する場合は大阪方面から阪神高速3号神戸線・摩耶出口より北へ→国道2号を右折→国道43号を東へ→覚浄寺を右折→浜福鶴銘醸工房へ
神戸以西方面から阪神高速3号神戸線・芦屋出口より→国道43号を西へ→覚浄寺を左折→浜福鶴銘醸工房へ

営業時間 10:00〜17:00
休業日 月(祝日の場合は翌日)
料金 見学は無料
駐車場 無料の駐車場有り
公式サイト http://www.hamafukutsuru.co.jp/



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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正 ビー・エイブル