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ヴォーリズ建築旧八幡郵便局

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の口コミレビューと感想!

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局(きゅうはちまんゆうびんきょく)は滋賀県近江八幡市にある歴史的建造物です。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局はウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計によって1921年の大正時代に作られた建築物です。

スパニッシュと和風折衷の寄棟屋根の町屋造りで、半回転窓やアーチ型扉などが特徴の当時の面影を残した貴重な建造物。

1960年まで郵便局として実際に利用されていましたが、現在は特定非営利活動法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会の事務所として活用されています。

一粒の会は、ヴォーリズ氏のクリスチャン精神に発する建築遺産を後世に伝承をすることを目的としたNPO団体。

ヴォーリズ氏はメンタームで有名な近江兄弟社の創設者としても有名な人物で、彼は宣教師として近江にやってきたのですが、一方で建築家でもあったため、数々の建造物を後世に残しています。

旧八幡郵便局はその中でもヴォーリズ氏の大正期らしいとても特徴的な建造物で、旧市街中心部のランドマーク的役割も果たしています。

今回は、ヴォーリズ建築旧八幡郵便局に行ってきたので、見どころやおすすめを画像を交えて詳しくレビューします!

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局への行き方

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の最寄り駅は近江八幡駅。徒歩で約20分ですが、近江八幡駅から但馬バスが出ています。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の最寄り駅は近江八幡駅です。ちょうど近江八幡駅の北側に旧八幡郵便局はあり、徒歩で約20分。

少し距離がありますが、近江八幡駅から但馬バスが出ているのでそちらを利用すると楽です。

長命寺線長命寺行きに乗り、大杉町八幡山ロープウェイ口で下車、徒歩2分ほどで旧八幡郵便局に到着します。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局ってどんなところ?見どころは?

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の見どころは旧八幡郵便局の建物そのもので、大正時代のヴォーリズ氏の初期のころの数少ない作品でかなり貴重です。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局ってどんなところ?見どころは?

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の見どころはやっぱり旧八幡郵便局の建造物そのもの。大正時代のヴォーリズ氏の初期のころの数少ない作品です。

もともとこちらの建造物は玄関部があったのですが、現在は老朽化して消失してしまいました。

ですが、地元のNPO団体であるヴォーリズ建築保存再生運動「一粒の会」が手を入れ、補修管理をしています。現在は「一粒の会」の事務所として新しい役割を担っています。

ヴォーリズ氏の作った建築物はヴォーリズ建築といわれ、今でも現存されているものが多く、「日本で最も愛される洋館」とまで言われるほど、日本人に愛されてきた洋館です。

それだけに、ヴォーリズ氏の作品は実用性があり、シンプルの中にも豊かなデザインと親しみやすい空間づくりが特徴。

ヴォーリズ氏の奉仕の精神が住む人にやさしい建造物を作らせているともいわれています。

その中でも、ヴォーリズ氏が晩年に得意としていたデザインにスパニッシュデザインがあり、旧八幡郵便局にもそのスパニッシュデザインの一端が。

初期のころからヴォーリズ氏がスパニッシュデザインを考えていたことがわかります。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局

旧八幡郵便局の正面は曲線のデザインとなっています。この曲線のデザインがスパニッシュデザインの最大の特徴。扉は大きく放たれていて、だれでも自由に出入りすることができます。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局

窓の2連のアーチもまたスパニッシュデザイン。全体としては四角い箱のような建物です。ずいぶんと背の高い建物で2階も見学をすることができます。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は当時の郵便局の姿がそのまま

旧八幡郵便局はかつて郵便局だけあって、今も当時の姿が残っていて館内は自由に見学が可能。中にはヴォーリズ氏の展示やアンティーク品などが展示されています。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は当時の郵便局の姿がそのまま

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局はかつて郵便局だけあって、今も当時の姿が残っています。

郵便局を閉めてから、長い間閉じられたままだったのですが、一粒の会によって再び開かれ、使われるようになりました。

そのため、カウンターや窓口など当時の郵便局のまま現在も使われています。館内は自由に見学できるのですが、中にはヴォーリズ氏にまつわる展示品やアンティーク品などが並んでいます。

現在は一粒の会の事務所にもなっているため、一粒の会の活動内容なども紹介されています。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の館内

館内は旧郵便局らしく広々とした空間。電球のレトロな感じが当時の趣きを感じさせます。カウンターがありそれが窓口になっています。

カウンターを隔ててこちら側にお客さんが、向こう側で郵便局のスタッフがいて忙しく働いていた様子が伺えますね。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は当時の郵便局館内ポスト

館内には今では見かけなくなった懐かしい赤色のポストも置いてありました。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は当時の郵便局一粒の会事務所

一粒の会の事務所だけあって、一粒の会についての資料もあちこちに貼ってあります。また、ヴォーリズ氏の過去の功績もわかりやすく展示。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の資料

ヴォーリズ氏は死後すでに50年も経っているのですが、近江八幡の市民には、強い影響力を与えていたことがここの資料を見るとよく分かります。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局老朽の様子

建築物は老朽化が進んでいて外壁など傷んでいる箇所があちこちで見られました。少しずつ補修を繰り返しているようですが、なかなか追いつかないのが現状のようです。

募金活動の呼びかけもあり、古い建物を維持する大変さを改めて感じました。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局2階への階段

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は2階を見学することもできます。2階へは内部から上がっていくことができず、建物裏の扉を出て外から階段を登っていきます。

階段は急で狭く暗いので注意しましょう。2階はかつて電話の交換室だったそう。多くの交換手がこちらの階段を上って勤務に来ていたのでしょうか。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の2階

2階の窓は部屋ごとに大きさや開け方が違うそうなのですが、なぜそのように設計されたのか不思議に思いました。

2階は絵画や写真の展示室。写真には、ヴォーリズ氏が作ってきた作品の数々が紹介されています。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局 展示室

それぞれの作品ごとに個性的で綿密に作りこまれていて、ひとつひとつに彼が理想とした住まいのあり方が描かれています。

そこには、細かなインテリアや家具のことについても言及されています。ヴォーリズ氏の生涯にわたって残してきた様々な作品の写真が展示されていました。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局 展示室

ヴォーリズ氏は八幡小学校の旧講堂も建築しました。とても風格のある造りが印象的な講堂ですね。

こちらは小学校の講堂ということで、室内運動場だけでなく、式典としても使用することを想定し、ヴォーリズ氏は市民が出入りしやすいよう下足室を設けてあるそう。

そして、八幡小学校旧講堂はヴォーリズ氏の細部にわたって設計のおかげで、利用しやすい講堂という位置づけだけでなく、地域のコミュニティとして集まれる場所としても広く利用されるようになりました。

このように、使う人の気持ちに立って考えられたヴォーリズ氏の作品は彼の奉仕の精神に基づいたものであります。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局のトイレは?

トイレはあったのですが、工事中で入れませんでした。また、車いす用トイレはなく、数も少なく狭い感じだったので、あくまで緊急用として使うことをお勧めします。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局のおすすめ度は?

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局は古い建造物が好きな人におすすめです。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局のおすすめ度は?

実際に中に入っていろいろと見て回れるので、古い家屋に興味がある人には楽しいと思います。

また、2階など実際に上がっていくことができるので、当時の雰囲気も十分堪能できて満足できることだと思います。

ヴォーリズ建築旧八幡郵便局の施設概要

住所 〒523-0862 滋賀県近江八幡市 仲屋町中(地図
連絡先 0748-33-6521
最寄駅 JR近江八幡駅
営業時間 13時00分〜16時30分
休園日 月曜日
料金 無料
駐車場
公式サイト

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この記事を書いた人

如月柊

道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。


編集&校正  ビー・エイブル