池田城跡公園のの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
池田城跡公園(いけだじょうあとこうえん)は池田市城山町にある見晴らしのいい公園。お城のような展望台がランドマークになっています。
池田城跡公園は池田市城山町の見晴らしのいい高台にある公園。この地方の豪族が築いた池田城の城跡を公園化したものです。
一見、城にしか見えない展望台があり、実際に中に入ることができます。展望台の2階からは遠くまで広がるパノラマを楽しめます。
展望台のほかにも、庭園美を追求した広場や茶室などがあり、雅な雰囲気を醸し出しています。
芝の広場では、レジャーマットを敷いてピクニック気分を味わうこともできますよ。
今回は池田城跡公園へ行ってきたので、おすすめや感想を写真を交えて詳しくレビューします。
まさに城にしか見えない池田城跡公園の展望台。池田市の街の展望も楽しめる展望台が一番の見どころです。
池田城はこの地域を支配していた豪族である池田氏が築いた城。その後、戦国時代の騒乱で織田信長に屈服、内乱で権力闘争も起こり、結局池田城は廃城となってしまいます。
そんな池田城跡を美しくよみがえらせたのが池田城跡公園となります。公園の中心にはお城のようなものが建っていますが、これはお城風の展望台です。
このお城に見える威風堂々とした展望台の姿と、その上から見ることのできる池田市の風景が見どころとなります。
池田城跡公園の入り口には案内図が置かれていますので、まずは位置関係をこれで把握しておきましょう。
この図から、池田城跡公園の一番の見どころとなる展望台は公園内の広場にある池に面した場所にあるのがわかります。
それでは広場に入ってみましょう。先方になにやらお城のような建物が見えてきましたよ。このお城のように見えているのが展望台です。
展望台の前には池があり、日本庭園のような雅な空間となっています。
どうやら池には足場が出ていて、じっくりと見ることができるスペースがあるようです。展望台に入る前にまずは池を堪能してみましょう。
足場には人が集まっていました。子供たちも熱心に池の中を覗いていますよ。
どうなっているのか池を覗いてみると立派な鯉がたくさん群がっていました。池の水も澄んでいて、鯉も気持ちよさそうに泳いでいました。
間近で見る展望台も迫力があっていいですね。ここまで立派な造りになっていると、やはり城にしか見えません。
それでは城に入場する気分で展望台の中へと入っていきましょう。入り口はオープンエアで、誰でも入れるようになっています。
1階は池田城の歴史などの展示物が飾ってあるスペースとなっていました。
階段を上って2階へと進むことができます。椅子タイプの上昇器も設置されていますので、足の不自由な方でも2階に上ることができますよ。
2階はこじんまりとしたフラットなスペースで、ここから池田の景色を見ることができました。まさに天守閣そのものといった空間でした。
2階にはバルコニー状の部分があり、外に出ることもできます。外に出ると池田の風景をもっと堪能できますよ。
池田城跡公園自身が高台にあって、そばには遮るものもありません。池田の街をグルリと見渡すことができ、遠くまで広がるパノラマが楽しめました。
展望台から公園内を見渡すこともできました。池田城跡公園は日本庭園のように美しく造園されているのですが、上から俯瞰してみるとまた違った魅力が浮かび上がってきます。
公園の美しさをここからも堪能しましょう。
いったん展望台から出て、公園内を下っていくとまさに城の城壁という情景を見ることができます。石垣も築かれていますし、まさしく城気分が満喫できます。
隠れた場所にある池田城跡公園の茶室。周りは自由に散策することができます。
池田城跡公園の北側には茶室も用意されています。普段は閉まっていてお茶体験をすることはできないのですが、茶室の周りは自由に散策することができるようになっています。
わびさびが感じられる空間となっていて、日本の伝統美を楽しむことができますよ。
茶室の入り口付近には立て札が立っていますので、それを目安に入り口を探してみてください。何の標識も掲げていない門が見えてくるはずです。
何も書かれていないので入っていいものか迷いますが安心して入場してください。ここは自由に立ち入ることができます。
門をくぐっていくと、ひっそりと茶室が佇んでいました。茶室には冠桂と書かれています。
池田城跡公園の広場からは見えにくい位置にあるので、まさに隠れ家的な感じです。
茶室の周りは小道があるので散策することができますよ。茶室にも近寄ってみることができます。
自由に座ることができる休憩所も設置されていますので、持ってきた飲み物でお茶タイムを過ごすのもよさそうですね。
芝に覆われた池田城跡公園の広場。庭園の美も兼ね備えていますので散策するのに適しています。
池田城跡公園で一番大きい面積を占めているのがこの芝の広場です。城と見間違える展望台や鯉の泳ぐ池、四季折々の花が一望できる空間となっています。
背後には五月山も迫っていて自然も豊かに感じられるところですよ。人々が集う憩いの場所となっています。
広場というと子供たちの遊び場という印象が強いですが、ここはちょっと違うようです。
芝の広場ということでボール遊びがしたくなりますが、残念ながらボール遊び禁止という立て札が立てられていました。
もちろん子供たちが遊ぶのは大丈夫ですが、池田城跡公園にある日本庭園のような美しさを鑑賞しに来ている人も多いので、邪魔にならないように配慮する必要はあるかもしれませんね。
広場には、水を使わずに山水の情景を表現する枯山水が置かれていました。また、池の近くには礎石も置かれていて、庭園の美も兼ね備えていることがわかります。
かつてあった池田城の雅な空気を再現しているかのようですので、どちらかというと優雅にあたりを鑑賞しながら散策するのに向いた空間といえるでしょう。
池田城跡公園の管理棟には売店もあり、ジュースの自動販売機なども設置されています。
池田城跡公園の管理棟には売店があります。場所は北門から入ってすぐのところです。
池田城跡公園の周囲は住宅街で、コンビニなども近くにはありません。公園内に売店があるのはありがたく、ちょっとしたお菓子などを購入することができますよ。
またこの管理棟にはジュースの自動販売機も設置されています。
展示室もあって池田にまつわる写真の展示や催し物のチラシなどが置かれています。興味のある方は寄ってみてはいかがでしょうか。
池田城跡公園の各所にある休憩所やベンチ。茶室のすぐ近くにある休憩所や展望台の1階などがおすすめの場所です。
池田城跡公園には各所に休憩所やベンチがあるのでうまく活用するといいでしょう。その中でも一番のおすすめは、茶室のすぐ近くにある休憩所です。
茶室に合わせた風情のある休憩所になっていて、ここでお茶タイムを過ごせばちょっぴり茶室でいただいているような気分が味わえますよ。
休憩所として穴場なのが展望台の1階です。ここには座るためのスペースが設けられています。
屋根も付いていますので、日差しや雨風をしのぐこともできますよ。展望台前にある池を眺めながら一休みもできますのでロケーションも最高ですね。
広場には屋根付きの休憩所やベンチもあります。池田城跡公園は見晴らしのいい高台にあるので、ベンチに座りながらでも景色を楽しむことができます。
休憩所やベンチを確保してお弁当を広げるのもいいですよね。
レジャーマットを敷いて、ピクニック気分を味わうのもいいですね。自分たちの空間を確保して、のんびり過ごすのもいいでしょう。芝の広場がおすすめですよ。
管理棟にあるトイレはとても綺麗で、中は最新のシャワートイレとなっていました。
売店などがある管理棟にトイレがあります。広場からはちょっと隠れた場所にあるので、必要な時は北門の方へと探しに行ってみましょう。
トイレの中は広くとても清潔に保たれていて、最新のシャワートイレとなっていましたよ。トイレには手すりなども設置され、トイレットペーパーも補充されていました。
手洗いには液体せっけんもあり、衛生にも気を使っている様子でした。
池田城跡公園は阪急バス「五月山公園大広寺バス停」から歩いて約4分。車なら阪神高速11号池田線池田ICから約18分です。
池田城跡公園に行くならまずは阪急「池田駅」を目指しましょう。
駅前のバスターミナルからバスで「五月山公園大広寺バス停」まで進みます。
バス停からは歩いて西へ向かって4分ほど。池田城跡公園に続く橋があるので、橋を渡って住宅街の中を進んでいくと、池田城跡公園の入り口を示す標識が現れます。
車で行くなら阪神高速11号池田線の池田ICで降りて18分ほどで着きます。
池田城跡公園には駐車場はありません。住宅地の中にある公園で、周囲の自動車道からは見えにくい位置にあります。
道としても車は進入しにくいので、五月山体育館横に駐車場がありますので、そこに駐車してから徒歩で向かうのがいいでしょう。
この駐車場は池田城跡公園をはじめとして、五月山公園や五月山体育館を含む池田市の施設利用者のためのものです。
料金は最初の2時間200円で2時間を超えて3時間までが400円、以降30分ごとに150円の加算となります。
利用可能時間は月〜土は8:00〜22:00、日・祝は8:00〜19:00となっています。
普通の公園とは一味違う内容の池田城跡公園。予算はかけたくないけど観光気分も味わいたい場合におすすめしたい穴場の公園です。
池田城跡公園は城気分を満喫できる展望台や庭園美を楽しめる広場などがあり、普通の公園とは一味違う内容となっています。
これだけの内容があるのに、無料で利用できるというのがいいですね。
「予算はかけたくないけど観光気分も味わいたい」という贅沢な要望に応えてくれるおすすめの公園です。
遊具や激しいスポーツができる空間はないので、がっつり遊びたいという用途には合いません。
アクティブにも遊びたいというのであれば、近くの五月山公園や五月山動物園と合わせて訪れるのがいいでしょう。
住所 | 大阪府池田市城山町3-46(地図) |
連絡先 | 072-753-2767 |
最寄駅 | 阪急バス「五月山公園大広寺バス停」 |
アクセス | <公共交通機関を利用する場合> 阪急バス「五月山公園大広寺バス停」から徒歩約4分 <車を利用する場合> 阪神高速11号池田線池田ICから約18分 |
開園時間 | 9:00〜19:00(11月〜3月は17:00まで) |
休園日 | 火曜日(火曜が休みの時は次の平日)、12月29日〜1月1日 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | https://ikedashi-kanko.html (池田市観光協会ホームページ内) |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル