枚方市平和モニュメントの見どころやおすすめを感想を交えて紹介します。アクセスや駐車場、入館料金・割引料金(割引チケット)などの詳細もあり!
枚方市平和モニュメントは大阪府枚方市、市立ひらかた病院敷地内にある戦争を実感できる貴重なモニュメントです。
枚方市平和モニュメントは大阪府枚方市、市立ひらかた病院敷地の敷地内にあります。
もともと、モニュメントがあった場所には武器や弾薬を保存するための施設、禁野火薬庫があり、第二次世界大戦後、火薬庫跡に病院が建設されました。
枚方市平和モニュメントが建設されるきっかけになったのが禁野火薬庫で発生した大爆発です。
昭和14年3月1日、禁野火薬庫で大爆発!
大爆発と2日間にわたる延焼の結果、約700名の方が死傷する結果に終わりました。
この大爆発事故は枚方市にとって忘れることのできない出来事に。
もし、火薬庫がなければこのような大爆発は発生しなかったでしょう。
平和であれば火薬庫は必要ありません。
そのような想いを込めて、枚方市平和モニュメントが立っています。
枚方市平和モニュメントは実際に使われたトロッコ列車の転車台です。
当時、トロッコ列車にはたくさんの武器や弾薬が積まれていたそうです。
戦争を実感することが難しい現代にあって、貴重なモニュメントといえるでしょう。
また、市立ひらかた病院の近くには禁野保育所があります。
保育所の敷地内には爆発事故の消火中に亡くなった16名の殉職者を追悼するための慰霊碑があります。
このようなモニュメントや慰霊碑を通じて、平和の大切さを私たちに教えています。
枚方市平和モニュメントは交通アクセスのいい場所にあります。最寄り駅は特急が停車する京阪「枚方市駅」です。
「枚方市駅」からは徒歩10分ほど。市立ひらかた病院は府道144号線沿いにあるので、すぐにわかると思います。
また、「枚方市駅」周辺には有料駐車場があるため、車でアクセスすることもできます。
枚方市以外の方も気軽にアクセスできるので、子供と一緒に訪れてはいかがでしょうか。
今回は枚方市平和モニュメントへ行ってきたので、写真付きで感想をレビューします。
枚方市平和モニュメントの見どころはトロッコ転車台。火薬後があった時代に、実際に使われていました。
枚方市平和モニュメントの見どころはトロッコ転車台です。このトロッコ転車台は火薬庫が存在したときに実際に使われていました。
かつて、枚方市には旧陸軍の禁野火薬庫、枚方製造所、香里製造所という武器や弾丸を製造する軍隊直属の施設がありました。
その中のひとつ、禁野火薬庫は明治27年の日清戦争の開戦を受け、陸軍の軍備拡張のためにつくられました。
当時、火薬庫や弾薬を製造する20を超える建物があったとか。そして、それぞれの建物は土塁で囲まれたと言われています。
そのような環境下でトロッコ転車台が使われていました。
トロッコ転車台の展示は病院内の中にあります。駐車場を越えた奥の方です。
通りからはトロッコ転車台が見えないので、壁にはこのような案内板がありました。
これが禁野火薬庫で使われていたトロッコ転車台です。中は立入禁止になっているため、囲いの外から眺める形になります。
一見すると、単なる石の塊に見えるかもしれません。実はこれはトロッコが走るコンクリート製の枕木です。
この部分がちょうど、線路の交差部分にあたり、方向転換していました。
イメージとしては転車台の基礎を中心に、コンクリート製の枕木が12本、四方に設置されています。
トロッコは旧陸軍禁野火薬庫で製造された弾薬を輸送するために使われていたのでしょう。
トロッコ転車台は兵器の街、枚方を象徴する設備となっています。
枚方市平和モニュメントは禁野火薬庫の爆発を契機につくられました。また、禁野保育所には殉職記念碑も置かれています
枚方市平和モニュメントは禁野火薬庫で発生した爆発事故をきっかけにつくられました。
禁野火薬庫の爆発事故は昭和14年3月1日に起こりました。第15号倉庫で砲弾を解体中に発火!
他の薬弾に引火して爆発し、大惨事になりました。
その様子は凄まじく、次々と引火を起こして30回近く爆発が繰り返されたとか。
爆発音により、爆音が周辺に響き渡ったそうです。
大爆発は2日間にわたり、被害状況は死者94人、負傷者602人、家屋の全半壊821戸、被災世帯4425世帯でした。
この中には救助活動をして命を落とした人々も含まれています。枚方にこのような火薬庫がなければ大惨事は防げたかもしれません。
ましてや、戦争がなければ火薬庫は必要なかったのですから。このような想いを込めて、枚方市平和モニュメントが建設されたのです。
禁野保育所には救助活動をして命を落とした方を追悼するための殉職記念碑が置かれています。
なお、爆発があった3月1日は「枚方平和の日」に制定されています。
これが枚方市立禁野保育所です。市立ひらかた病院から横断歩道を渡り、道を隔てたところにあります。
中には禁野火薬庫大爆発事故の消火活動などで命を落とした方を追悼するための記念碑があります。
府道側のわかりやすい場所にあるので、府道をまっすぐに歩けばわかると思います。
これが幼稚園にある16名の殉職者を追悼している記念碑です。きっと、周辺住民にとって、爆発事故は忘れることのできない大惨事だったのでしょう。
このような記念碑がなければ風化します。そのように考えると、この記念碑の重要性を実感できると思います。
枚方市平和モニュメントには赤ちゃんのための設備はもちろんのこと、トイレやコインロッカーのような設備はありません。
枚方市平和モニュメントは市内の施設にあるようなモニュメント。
そのためベビーカーレンタル、ベビーシート、おむつ替えシート、授乳室はもちろんのこと、トイレやコインロッカーのような設備もありません。
ただし、モニュメントがあるのは市立ひらかた病院の敷地内なので、緊急の際はトイレを借りることはできます。
しかし、あくまでも病院は患者のためにある施設。できれば、事前に「枚方市駅」のトイレで済ますことをおすすめします。
枚方市平和モニュメントは京阪「枚方市駅」から徒歩10分と好アクセス。周辺には駐車場もあり、車で行くことも可能です。
枚方市平和モニュメントの最寄り駅は京阪「枚方市」駅です。「枚方市駅」には特急が停車するため、大阪・京都から気軽にアクセスできます。
枚方市平和モニュメントは市立ひらかた病院の敷地内にあり、「枚方市駅」からの所要時間は徒歩10分ほどです。
駅南口を出て、府立144号線を目指します。
市立ひらかた病院は府立144号線に面しているので、すぐにわかるでしょう。
また、京阪バス甲斐田・長尾・くずば方面行きのバスに乗ると5分ほどで到着します。
「枚方市」駅周辺には有料駐車場があるため、車でアクセスすることも可能です。
枚方市平和モニュメントは小学校高学年の子供を持つ親子連れにおすすめ。戦争を実感できる貴重なスポットだと思います。
枚方市平和モニュメントは小学校高学年の子供を持つ親子連れにおすすめ。
戦争を実感するのが難しい現代にあって、枚方市平和モニュメントは貴重な施設だと思います。
また、単なるモニュメントではなく、実際に使われていた設備なので、子供にとってもわかりやすいはず。
戦争のことを学び始める高学年になったら、訪れたいスポットですね。
住所 | 大阪府枚方市禁野本町2-14-1(地図) |
連絡先 | 072-841-1259(枚方市人権政策室) |
最寄駅 | 京阪「枚方市駅」 |
アクセス | 「枚方市駅」から徒歩10分 |
営業時間 | 24時間 |
休園日 | なし |
料金 | 無料 |
駐車場 | 枚方市駅周辺に有料駐車場があります |
公式サイト | https://www.city.hirakata |
如月柊
道端でネコを見かけるとついつい走り寄ってしまう猫好きライターです。あまりにしつこくなぜなぜするので、愛猫からは猫キックしまくられるという冷遇ぶり。でも、猫は気まぐれでもかわいいから許すということで、日々猫と格闘しています。
編集&校正 ビー・エイブル