檜隈寺跡の見どころやおすすめポイントを感想を交えて詳しく紹介します!
檜隈寺跡(ひのくまでらあと)は奈良県高市郡明日香村にある史蹟。檜隈寺は渡来人たちが氏寺として建立したものと言われています。
檜隈寺跡は奈良県高市郡明日香村にある史蹟です。海外から船で渡ってきて日本に移り住んだ渡来人たちが氏寺として建立したのが檜隈寺と言われています。
檜隈寺跡前休憩案内所にて檜隈寺跡に関する詳しい展示がありますので、そこで知識を得ることができます。
昔の栄華を知った上で跡地を訪れると、より歴史ロマンを堪能することができますよ。
そんな檜隈寺跡に行ってきましたので、感想や見どころを写真を交えて詳しくレビューします。
檜隈寺跡は近鉄電車吉野線「飛鳥駅」から徒歩15分の距離。車なら県道210号をキトラ古墳方面へと走り、途中「檜前」の標識を右折したところにあります。
檜隈寺跡の最寄り駅は近鉄電車吉野線「飛鳥駅」となります。そこから県道210号沿いを歩いて、檜隈寺跡前休憩案内所を経て檜隈寺跡に到着します。
歩いて15分ほどの距離です。車なら県道210号をキトラ古墳方面へと走り、途中の「檜前」および「第2駐車場」の標識を右折すれば第2駐車場に着きます。
近鉄電車「飛鳥駅」へは「大阪阿部野橋駅」からの直通列車を利用するか、各線から「橿原神宮前駅」で吉野線に乗り換えて行きましょう。 「飛鳥駅」の改札口は1つだけです。
改札を出るとタクシーやバスが停車するターミナルになっています。檜隈寺跡に歩いていく場合はターミナルから自動車道側へと出ましょう。
車で行くときは中街道、県道209号線、県道210号御園平田線を経由していくのがいいでしょう。
途中「檜前」および「第2駐車場」の標識に出くわします。そこを右折してさらに進んでいくと第2駐車場に着きます。第2駐車場から檜隈寺跡前休憩案内所へは階段を上ってすぐです。
檜隈寺跡は自由に立ち入り体感できる国の史跡。檜隈寺跡前休憩案内所や見晴らしの丘なども見どころ。
檜隈寺跡は文化財保護法に基づき指定された国の史跡になっています。古代の渡来人たちが建立した氏寺と言われていて、その歴史の痕跡を自由に立ち入り体感できる貴重な場所となっています。
また、檜隈寺跡前休憩案内所の中では檜隈寺跡に関する資料展示を行っており、檜隈寺の知識を得ることができるようになっています。
見晴らしの丘にある古代の家のレプリカなど見どころも多いですよ。
見晴らしの丘にあるのが飛鳥時代の住居のレプリカです。立札も何もなく見晴らしの丘にポツンと建っています。ほんとうに飛鳥時代の情景を見ているかのような感じがしますよ。
住居のレプリカを過ぎてさらに上がっていくと檜隈寺跡前休憩案内所にたどり着けます。
県道210号側から上ってくると檜隈寺跡前休憩案内所の中は見えども入り口がないといった状況になります。入り口はこの裏手になります。
裏手に回り入り口から入ってみましょう。ここは休憩をすることもできますが、資料展示などもあり、檜隈寺跡のことを知るにはもってこいの場所になっています。
入り口には飛鳥の周遊インフォメーションと題した地図が掲げられています。他の史跡なども巡りたいときに位置の把握に役立ちます。
飛鳥に関するイベント情報の掲示やチラシなども用意されています。
室内に椅子とテーブル、室外にもベンチが用意されています。誰でも自由に利用することができる休憩所になっています。
特に室内の椅子とテーブルはお弁当をいただくのにはうってつけの場所となります。すぐ近くに飲料水の自動販売機もありますよ。
タッチパネルで操作できるビデオ学習の器材もありますので、飛鳥のことをいろいろ学ぶことができます。
檜隈寺跡に関する展示もあります。檜隈寺跡の創建は7世紀ごろと記されています。7世紀といえば日本では聖徳太子がいた頃ですね。その頃の瓦などが出土したそうです。
東アジアからやってきた渡来人が東漢氏(やまとのあやうじ)となって檜隈寺を建てたと考えられているそうです。ぜひ見てもらいたいのが立派に描かれている檜隈寺の想像図です。
ここでは椅子に座って飛鳥のことを学習することができますので、親子で勉強するのもいいかもしれませんね。
外のデッキに出ればベンチがありますのでここで飛鳥ののどかな景色を見ながら休憩することもできますよ。
前方にはさきほどの飛鳥時代の住居のレプリカも見えます。周りの山々の美しい景色も堪能することができます。
右手には少し遠くに高松塚古墳を見ることもできます。さすがに見晴らしの丘と言われるだけのことはありますね。
檜隈寺跡に行くには檜隈寺跡前休憩案内所からさらに歩道に沿って歩いていく必要があります。しばらく行くと何やら鳥居が見えてきました。
ここは檜隈寺の跡地に建てられた於美阿志神社(おみあしじんじゃ)となります。ここが檜隈寺跡でもあるのです。
重要文化財となっている十三重の石塔などもあります。これは飛鳥時代からはるか後の平安時代に建てられたものです。
境内の左にうっそうとした木々の生えているエリアがあります。
手水舎の脇から細い道が伸びています。
この道を行くと檜隈寺の講堂と記された場所に出ます。
見渡す限り自然の木々が覆う平地に見えます。
石柱の痕跡なのでしょうか。あちこちに石があります。先ほどの檜隈寺の想像図を思い返すと、あまりもの落差に驚きます。
このような史蹟に自由に立ち入ることができることも貴重ですよね。実際に史蹟に足を踏み入れて飛鳥の時代への郷愁を感じるのもいいのではないでしょうか。
檜隈寺跡には何もないのですが、その代わりに檜隈寺跡前休憩案内所にトイレや飲料水の自動販売機などの設備が用意されています。
檜隈寺跡前休憩案内所にトイレがありますので、そこを利用しましょう。
トイレはとても清潔に保たれておりトイレットペーパーもセットされていました。
成人の人も横になれるほどの大きさのシートやベビーチェアなども用意されていました。
飲料水の自動販売機もあります。ただ食事の提供はなく、近くにもレストランはないのでお弁当などを持参して休憩所内の椅子とテーブルか、室外デッキのベンチでいただくのがいいでしょう。
子供たちと一緒に出掛けて、飛鳥時代の史蹟に触れる体験をするというのもいいですよね。
飛鳥ののどかな風景も楽しむことができるので、檜隈寺跡は学習とレジャーを兼ねて遊びに行くのにとてもおすすめな場所となります。
付近には高松塚古墳、キトラ古墳、石舞台古墳など名だたる史蹟があります。そういった史蹟巡りの1つとして檜隈寺跡にも足を運ぶというのもいいと思いますよ。
住所 | 奈良県高市郡明日香村檜前(地図) |
連絡先 | 0744-54-2662 (近畿地方整備局 国営飛鳥歴史公園事務所) |
最寄駅 | 近鉄吉野線「飛鳥駅」 |
アクセス | 電車を利用する場合 近鉄電車吉野線「飛鳥駅」から徒歩15分 車を利用する場合 県道210号御園平田線をキトラ古墳方面へ 途中「檜前」および「第2駐車場」の標識を右折 |
開園時間 | 無 |
休園日 | 無 |
入園料 | 無料 |
駐車場 | 第2駐車場(無料) |
公式サイト | 無 |
みつ葉
すきま時間で執筆にチャレンジしているひよっこライター。生まれも育ちも神戸。自分の知らない場所を歩きまわって堪能するのが趣味。関西圏の隠れたスポットを見つけて、実際に現地に足を運んでその魅力を発信していきたい!読み手の人たちにその場の空気感みたいなものを伝えられればと思っております。
編集&校正 ビー・エイブル